2006/06/11 RUSH BALL☆8@大阪城音楽堂

行ってきましたー。
笑って揺れて撃ち抜かれました。大阪ワンマンも決定したようですね。となると気になるのは名古屋ワンマン。お、お願いですから土曜日か日曜日に来てください…好き勝手に(でもないけど)有給を取れるのも9月までなんです…


と、そんな泣き言はこれくらいにしてレポを。
今回はhttp://solt.tblog.jp/のそる。さんとご一緒させていただいたのですが(チケットの手配やら何やら、ありがとうございました)、終始気にしていたのが「真ん中の人」中田裕二の本日の出で立ち。
「Tシャツだったらどうしよう…」
「スーツで出てきたら拍手喝采!」
「暑いから、って言うなら浴衣で出てくれば…」
「(全員スーツでカチッと決めたドーベルマンを見て)白スーツ!…それはないか」
「タンクトップ…それはやめて」などなど。

あと、もう一つ気になっていたのがラジオ出演時に言っていたという「サプライズ」の中身。
入場時に配られたチラシの中に大阪ワンマン決定の告知が入っていたので、
「もし、サプライズの内容がワンマン決定だったら…」
なんて笑っていたのですが、もう一つ考えられること、それが「メイクして登場」でした。これやったら腹抱えて指差して笑ってやる!なんて言っていたのですが…


イベント途中から通路前方に観客が集まり始めまして。要は「お目当てのバンドを少しでも前で!」っていうことですよね。スタッフの方も特におとがめなし、という感じで放置していたのでバンドが入れ替わる度に観客も入れ替わり…という状態が続いていたのですが、椿屋の時には「席に戻ってください」と。そりゃないでしょう!って話ですが、私達は幸運でした。


前に詰めた時に空席を見つけて荷物ごと移動してました。
というわけで前に詰めた、そのままの位置で椿屋観賞となりました。


サウンドチェック、登場の時と2度にわたって会場の笑いを取っていたのは(ある意味エース)やっちん。
「あ、あ、あ、つ、ば、き、や、し、じゅー、そー」
「つ、ば、き、や、まじさいきょー」
…やっちんが入ってバンドが楽しくなった、という中田くんの言葉に嘘はないということを再確認した瞬間です。
そして登場の時にも淡々と出て来るりょうちんやたかしげとは違って出てくるなり客を煽る煽る!…でも、2人とのギャップがありすぎて乗り切れ無かったよ(苦笑)

で、真ん中の人が出てきたわけですが。


やったよ、やってしまったよ、あの人は。



メイクして出てきた(一人だけさっさとサウンドチェック終えてはけていったから何か仕込んでるんだろうとは思ったけど…)。


目の周りがうっすら黒かった(「音楽と人」ほどじゃなかったけど)。


でも、私達のいる場所からは照明で逆光になってて一瞬わからなかったよ(思わずそる。さんに「やってます?」と確認してしまった)。


メイクして出てきた(もうわかったから話を進めて)。


どぎまぎしているうちに演奏スタート。1曲目から「群青」でした。あの顔(メイク)で「甚だ黒眼」とか言われてもなぁ…なんて思いつつもやっぱり大好きな曲なので嬉しかったです。そのまま2曲目の「幻惑」へ。イントロで会場がちょっと沸きましたね。隣の席も空いていてスペースにゆとりがあったので、思う存分横にユラユラ揺れながら聴いていました。

間髪入れずに「踊れ踊れ踊れ踊り子!」と、3曲目の「踊り子」へ。そして「空中分解」。盛り上がるなぁ、この流れは。でも、ハンドマイクで歌う姿もそろそろ見たいぞ…と思ったところでギターを置いて「サイレンス」「螺旋階段」の2曲。いい流れでした。個人的には満点をつけたいくらいのセットリスト。
「サイレンス」はあまりに盛り上がりすぎたので、先に「螺旋階段」の話を。
曲が始まってすぐ、首に巻いていたスカーフ(?)をぐるっと後ろに回したんだけど、その仕草が妙に色気があるように見えました…サプライズ(=メイク)に相当やられてるなぁ、自分(笑)そして、曲の終わり間際に駆け足でメンバー紹介をしていました。さすがにイベントで愛憎タイムはやらないよね。
他の出演者の方達は「次は○月○日に大阪来ます!」とか色々アピールしていたのに、結局何にも言わないで終わってしまいました。とにかく曲を聴いてくれ!という意思表示でしょうか。

確かに、6曲だけではありましたが、物凄い満足感がありました。でも、満足なんだけど「もっと見たい!」とも思いました。それは「メイクをして歌う、表現する中田裕二をもっと見たい」から。

正直なところ、始まってしばらくは可笑しくて仕方なくて(「腹抱えて笑う」と言ってたくらいですからね…)頼むからこっち側を見ないでくれ!とまで思っていたのですが(酷いですねぇ)、ライブが進んでいくうちにあれあれ?「カッコいいじゃん…」と思い始めてしまったのです。元々「目」に力のある人ではありますが、それがメイクの力を借りて更に強力になりました。一番ゾクゾクッときたのは「サイレンス」の間奏。歌詞に合わせて耳をふさぎながらしゃがみ込んだ後、ぐわっと目を見開いてじーっと一点を凝視していたのですが、その目がどこも見ていないようで、でも確実に何かを射抜いているような目で…あれはちょっと凄かったです。
確かに今まででもああいう表情を見せる瞬間はあったけれども、威力が格段に上がっていました。メイクの力を借りた部分もあるだろうけど、やっぱり地の中田くんの表現力とか意識とかも高くなっているんだろうなぁと実感しました。AXの時にも思ったけど、でも実践してないけど「中田くん」って呼ぶのやめないとなぁ(笑)もうね、どんどん手の届かない存在になっていって欲しい、と心から思います。物販に立ってファンにサインをねだられてるのも身近な感じがして、しかも素の(完全に素ではないだろうけど)中田くんの好青年っぷりが垣間見えていいんだけども、いずれはやっぱり「うわー、この人何食べて生きてるんだろう」と初めて見た少年少女の心を惑わすくらいの存在になってほしい。中学生だった中田少年が吉井さんを見て「この人人間じゃない」と思ったように。…なれると思うんだけどなぁ。今はまだママチャリに乗ったロックスター(笑)だとしても。



今回は、そる。さん以外にもお世話になった方がいます。この場を使って御礼を申し上げます。会場への道を間違えてしまった原因の何割かは私があれやこれやと喋りまくっていたせいかと思われます…どうもすみませんでした。そして、本当にありがとうございました。