2006/6/16 FMA「ムーンドッグアワー」

長いです。

(原:スマイリー原島 小:小杉之子 中:中田裕二)
原:さぁ、6月16日金曜日
小:(笑)はい
原:この日は何の日でしょう?
小:あー、何の日だっけ?
原:全然わかりません、私にも。ただ一応言ってみただけなんですが
小:(笑)ええ
原:自分に対する確認でした
小:はい
原:っていうことで、今夜のゲストはですね、この方をお迎えしております。
  8ヶ月ぶり
小:あ、そう…
中:ホントに
原:割と近いですね
小:あ、もっと前の気がする
原:いや2年ぶり…
中:そんなに前じゃない
原:そんなに前じゃないよね
小:あ、まじで?
原:まだ厄年が終わってない時でしたからね
小:厄年抜けてない、って時だったね
原:この方です
中:椿屋四重奏中田裕二です
小:はい、どうも
原:はい、中田に来てもらいました
中:どうもお久し振りです
原:なんか中田ちょっと最近、やっぱこう…
原/小:お洒落になったよねー
中:なってないです(笑)
小:何かなってない?前、何かもっとこう、荒々しい感じだったじゃん?
  自然児ぽいっていうか
原:まぁ、荒々しいというか、いなたい、というかねぇ
小:いなたい、は違う。あれはいなたい、って言わないんだって
原:絶賛ですからね、あの時はね
中:そうですか
小:あの時はね、って言い方もどうかと思いますよ
中:あの時は、ね
小:いやいや…
原:痩せたんじゃない?中田、また
中:最近ちょっと忙しくて
原:ねぇ
小:パーマかけたんですか、少し
中:パーマは、でも前回もかけてましたよ
小:ええー
原:パーマをかけたことで貴女が
中:前回覚えてないんですか
小:あー、わかった!1コ抜けてた。3回来てるんだ、全部で
中:そうそう
原:そうですよ
小:ファーストインプレッションと…
原:そう
小:あ、わかった。思い出した。
  セカンドインプレッションでパーマかけて、ええーってなってたんだ
原:ええーってなるなよ、ねぇ?
小:いやいやいやいや
中:珍しいパターンですね
原:珍しいよね。徐々にこう、何か完成されてきてる感じ
小:そう、するする
原:男の匂いがしてきて
小:何かちょっとエロっぽい感じ
中:エロっぽい感じ。それは狙い通りです
小:え、まじで。どんぴしゃですか
原:(笑)ちょっと待って。中田、狙い通りなの?
中:狙い通りっていうか、まぁ、そうなんなきゃなって思ってたから
小:エロかっこいい、みたいな?
中:そういう風に言われるのは
原:嬉しい?
中:良かったなーって
原:確かに。でもあのー、最初にね、俺なんかのイメージから…
  事務所に遊びに来た時に
中:そうそう。「どうも原島さぁ〜ん、なんばしよっとですかぁ〜」
原:(笑)「なんばしよっとですかぁ〜」って熊本弁で来た時があるから。
  その時はホントに、ああ、こりゃつまらん、と思いました
中:(笑)やっぱり…
原:だいたい俺がダメだと思ったものの方が大きくなるんですよ。
  だから、そういう意味では自分の逆説をやっておけば
小:あたしの中ではもう、ジャニーズジュニアを育ててるようなもんですよ、
  気持ちは
原:ほぉーっ
中:(笑)
小:あ、原石!みたいな。どっちに行くのかなー、っていう。で、着実にこう…
原:まぁ、すごいもんですよ。だから
小:ホントですよ
原:そっから見てる、ってバンドもそうそういませんからね
中:そうですね。その3年の変化もまたすごい
原/小:すごい
小:言ってたよね
原:ついこの前ですか?AX、東京渋谷のAX満員ですよ。
  AXって何人入るんですか
小:って言うかさ、うちの番組に来ていただかなくても、
  もう出れるところはいっぱいなわけじゃないですか
中:いやいやいや、そんなことないですよ
小:ホントに
原:あー、そういう人気アーティストとして?
小:人気アーティストとして
原:実際にですね、これ面白いんですけど。
  うちの知り合いがですね、まぁ某有名な、あのー
  1人の天才と3人のまぁ、平凡ながらも頑張ってるっていうバンドがあるわけですよ。
  某…キャンキャン(犬の鳴きまね)っていうバンドが。
  キャンキャンっていうバンド、あるじゃないですか
中:キャンキャン…?
原:キャンキャキャン…まぁ、あのー犬の種類があるじゃないですか
小:あー、はいはいはいはい
原:そういうバンドがあるじゃないですか
中:あ、あ、あ、あ
原:そういう関係のファンの人たちがいるようなところの仕事があったみたいなんですよ。
  その中でね、今注目しているバンドは誰?みたいな話を聞いたらしいんですよ。
  やっぱ出るらしいですよ。アジカンアジアンカンフージェネレーション、レミオロ…
小:え?レミオロメン
原:レミオ…レミオ…
中:あんなに売れてるのに
小:いや、すいません、うちの番組。ホントに…
原:ロミオレモン?
小:まぁ、そんな感じ、そんな感じ
原:シガスカオ、みたいな感じ
小:そうそうそう(笑)あったためしがねぇ、っていう
原:(笑)レミオロメンとかアジカンとか出るらしいんですよ。
  その中に普通に、もう普通にですよ。「いや、あとね椿屋四重奏とか…」
小:あ、来た
原:来てるらしいんですよ
中:ホントですか
小:あ、やっぱちょっと色気があるからじゃない?最近また違う
原:っていうのを聞いて、あれ?これはちょっと凄いことになってるぞって
小:あー、なるほど
原:そういう琴線に触れるわけじゃないですか
中:あー、そうですか。光栄ですね
原:で、俺ちょっと何か俺の…
小:別に原島さんが褒められたわけじゃ…全然違うからね
原:俺もう、肘とか出しちゃった感じ。「あ、そう。へぇー」みたいな
小:「あ、あいつ。こーんな小さい時から見てるけどね」みたいな近所のおじさんやおばさんみたいになってる
原:親戚のおっさんですよ
小:「あいつがー?」みたいな
原:「何それ、椿屋ー?」
中:(笑)「俺の?」みたいな
原:そこだけ肘がものすごい鋭角に出てる
中:鋭角にね
小:ちょっと斜めになっちゃうのね
原:ぐらいに、だからやっぱり浸透してきた、っていうことだよね
中:あー、そうですかねぇ。まだまだでも自分的にはまだ無名だな、と思うんですけど
小:え、どんな時にそう思います?
中:いやー、どこ行っても知られてないし、まだ
小:…ん?行ってる所が違うのかな、じゃあ
原:いや、でも確かにその有名・無名っていうことで言ったら、貴女がよく言う、貴女のうちのお母さんが知ってる
小:あー、うちのお母さんが知ってたら超メジャー、ってやつね
原:そういう部分の…
小:でもうちのお母さん、もう知ってるから
中:あら
小:中田くん可愛いっしょー、って最初に見せてるから
中:(笑)
小:早いから、うちのお母さん
原:それ、刷り込み方違うよ
小:そうだよね。自然に知らないとね
原:自然に知って、テレビとかラジオで知らせてやれよ。お前が…
小:押しちゃいけないよね
原:思いっきり何cmくらいまで近づけて…それは別に椿屋が有名になったわけじゃなくて、ある種の押し付けじゃんねぇ
中:(笑)
小:申し訳ない、申し訳ない
原:いや、でもまぁかなり今こう来てる感じがあります。ついに椿屋もですね、ずっと、あの3人で
小:探していた、ね
原:みんなから
中:「3人なのに四重奏」っつってね
原:ちょっとこう、ネーミングとのギャップがある
小:もういい加減、取材でも突っ込まれるのに飽きた!みたいな感じのね
中:もーう、何百回と言われたか
小:でしょう
原:絶対に、最初の頃とか、もうミニアルバム出した頃とかからしたら100%突っ込みどころとしてはそこだからね
中:うーん
小:もう百万回くらい言ってますよ
中:かなり言われてますよ
小:途中で面倒くさくて変えたりしたことないの?言う事
中:いや、変えてましたよ。その時その時
小:あ、やっぱり。一番面白いのはどんなの?
中:いやー、あのだから、本当はもう1人いたんだけど、バイク事故で…
原/小:(笑)
小:最低だ(笑)
原:(笑)おいおい、どんな走り屋だよ
中:そうそうそう、どんな走り屋だ
原:椿屋しじゅうそう、の「そう」が「走る」なんだろ?
小:ああー、そうか
中:そうそうそう
小:あー、いいねいいね
原:それ、面白いね。4人でブンブンいわせてたのに
小:いってたら1人ねー、うん
中:あいつの為に場所空けてんすよ
小:あー…もう、涙みたいな
原:リハん時はいつもそこにアンプのスイッチ入れて
中:一応ね
小:写真もね、置いてあってね
中:ギター立てて
原:アホー
中:アハハハハ(笑)
原:それ面白すぎるわ、それ
小:ちょっと面白かった
原:ちょっと今、いけましたねー。…というわけで、久し振りにセカンドシングルも出たことなので、この話もしたいんですが
小:したいんですが、って(笑)
中:してください
原:まず、曲を聴いてもらってですね。これ聴いとかないと、このまま面白話で終わってしまう
小:終わってしまいますね、いつものように
中:それはそれでいいです
小:いやいやいや…
原:6月7日にリリースされた、この2曲入りのシングルなんですが
中:はい
原:これがまたねー、濃ゆいんですわ、これ
中:(笑)
原:濃ゆい。まずその曲を聴いてもらいましょう。じゃあ中田、紹介してください
中:はーい、椿屋四重奏で「幻惑」

♪「幻惑」

中:…照れちゃう、って(笑)照れないでくださいよ
原:照れちゃいました?いや、貴女がなんで?
小:今、聞こえた?あ、マジで?
原:ベイビーが照れる、っていうことで
小:ホントにね
原:小杉がね、言っておりますが。聴いていただいたのは椿屋四重奏で「幻惑」を聴いてもらいましたが
中:はい
原:まぁ、この曲2回り聴きましたからね
小:あ、そうですね
原:2回回しで聴きました(笑)
小:あんまり好きでね
中:(笑)
原:聞いてる皆さんには何の違和感もないと思いますが
中:1回しか多分かかってない
原:我々2回も今、リピートで聴いたので、ここで色んな話ができたんですが
小:うんうん
原:遂に椿屋四重奏がですね、4ピースに
中:お、遂に
原:この名の通り、椿屋四重奏になったわけですよ
中:なりました、なりました
原:安高加入、正式加入
中:そうですね、正式加入
原:まぁ、クラッシュインアントワープというバンドで安高はギターを弾いてたんですが
中:そうなんですよ
原:俺、ちょっと聞いてみてびっくりしたんですけど、仙台に椿屋がいた時にクラッシュインアントワープも仙台だったわけですか
中:そうなんです。仙台で
小:ほぼ同期
中:対バンやってたんですよ
原/小:対バン(笑)
原:やってたの?
小:すごい話だな
原:それ、何年前?
中:6年前とかです。俺18とかですもん、その時
原:はぁーっ。そん時の仙台は熱かったんだろうねぇ
小:熱かったんだろうね、水面下では
中:水面下でね(笑)
小:内側ではね
中:全然表に出ない
原:水面下では、ですよ。あのー、水鳥がまさに水の上をゆったりしている
小:その下ね
原:ガーッて水かきは動いていたんでしょうけど、上には何にも響かなかったんでしょうねー
中:(笑)まぁね
原:椿屋とクラッシュインアントワープでライブやって、その当時6年前、動員はどのくらいだったんですか
中:いやー、若干クラッシュのほうがあったと思うんですけど
原:両方合わせて
中:でもー、10人とか
原/小:(笑)
小:懐かしいね
中:向こうが15くらいかな?わかんない(笑)…当時、ですよ
原:クラッシュインアントワープ椿屋四重奏合わせて25人
中:多分それくらいですよ
原:これはその時にいた仙台の連中は、25人は目利きですねー
中:ああー
小:その当時からね
原:その当時見ていた20数人は、ま、20数人のうちおそらく10数人は身内でしょうから
中:まぁね。あとそれ引いたら5人くらい(笑)
原:10人くらいしかいない、その人間は目利きだったねー
中:そうですねぇ
小:やっぱりその、同じ地元だからっていうんでそのサポートの話もあったってことなんですか?
中:そうですね。やっぱずーっと交流はあったんですよ。呑んだりとかね、してたんで
原:いやだから、その安高がクラッシュインアントワープにいたっていうのもさっき初めて聞いたんですが、クラッシュインアントワープもバンド、惜しくも解散してしまいましたが、
同じ時期に仙台で活動していた、っていうのも
小:熱いね、仙台
中:同期なんですよ
原:同期ねー。で、まぁ椿屋をサポートしてもらいつつ。そうなってくると、自ずと中田がギターを弾かずとも、まぁ前来た時も言ってましたがハンドマイクでいくようになって
中:ハンドマイクで歌ってますけど
原:もうオールハンドマイクなの?
中:いえいえ全然そんなことないですよ。逆に少ないくらいですよ、ハンドマイクの方がまだまだ
小:あ、そうなんだ
中:やっぱギター曲のが多いから
原:でまぁ、ギターがいるのといないのとじゃ全然違うからね
中:全っ然違う。違うバンドみたい
小:(笑)自分で言ってる
原:(笑)違うバンドかよ。全く違うバンド聴いてる、見に来てるようなもんだ
中:そうですね、椿屋四重奏1(ワン)ですね
原:1なんだ(笑)第二期だ
中:第二期
小:でも今回の曲とか聴いてると、さっきもポロッと言ったんですけど、前に無理に作ってた感じのする世界観とか、そういうのがやっぱすごい自然になったなー、っていうのが
中:そうですね
小:重い感じとかも、重くするぞー、じゃないし
中:そうそうそう
小:伝えることが、伝えなきゃー、とかっていうのと、あと自然に出てるものが自然に伝わるっていうのは全然違って、そこら辺がもう、あ、大人になっちゃったなー、って
中:なっちゃった、って
小:いやいやいや…。大人になったって言うか、まぁでも変化としてあたしは受け止めたんですけど
原:ほおーっ。それやっぱ、自分達でもやり切った、やり切れた感は
中:うん、そうですね。やり切った…うーん、やり切ったとはまたちょっと違うんですけど
原:出せてるなー、っていう部分では
中:そうですね。もう無理しなくてもいいかな、と思いました
原:これはでも大きいよねぇ
中:大きいですね
原:確かに今回、曲を聴いたら、聴いてる側にホントに、何ていうの、ストレスもなければ、きっとやってる側にストレスが全くないので、聴いてる側にドーンとストレートに入ってくるんだろうな、っていうのあるよね
小:だから見える怪我が痛いんじゃないんだぞ、みたいな感じがする、すごく
原:あー、さすがいいこと書きます
小:いやいや
原:メモしとかなくちゃね
小:何なのよ、それは
中:(笑)
原:いや、ホントですよ
小:それは感じたな
原:確かにそういう内面的な部分も含めて、中田にとっても大きかったんじゃない?加入ってのは
中:大きかったですね、うん
原:ねぇ
中:やっぱ、やりたかったことだから。それでまぁバンド名も
小:やっと4人揃ってね
原:無理矢理誰か1人
小:1人殺さなくてもすむようになったし
原:いや、でもホントにそのギターボーカルでやってる、ってことはある種ストレスを感じる時っていっぱいあるんだよね
中:ありま…したね
原:3ピースでやってること、3ピースの格好よさっていうか、3ピースでしかできないこともいっぱいあるけど、
小:でも3ピースだからこそできなかったこともあるからね
中:うんうん、そうですね。俺が本当にやりたかったことじゃないですからね、3ピースって
原:おおーっ
中:やっぱ4人組とか5人組のバンドにずっと憧れて、フロントに立ちたくて。そうじゃないですか、ボーカルはね。やっぱすごいボーカルとしての意識が強かったですね、ボーカリストとしての
原:ま、でもそうしていくとやっぱその3人でやってると、どこかに行き止まりというかねぇ、ストレスっていうか
小:ギターを捨てて歌に行かなきゃいけなくてもプライドが邪魔していけない、とか色々ありますよね。駆け引きが自分の中で
中:うんうん、そうですね
原:まあね、ジレンマもあるだろうし
中:せめぎあいみたいなものもありました
原:それがもう全て…全てっていうかやや、安高入ったことによって
中:まぁ、そうですね
原:ある種の部分は全部クリアになっていって、出せるようになって。そうするとレコーディングをするっていうこともまた大きく変わってくるしね
中:レコーディングもね、結構楽…楽っていうか、まぁねぇ、自分が弾かなくていい(笑)部分もあるし、勿論。あと、歌にやっぱ集中できますね
小:逆にもっと歌を作ること自体にも余裕ができるじゃないですか
中:そうですね。だから更に歌を立たせる、っていうか
小:言葉を選ぶのもそうだし
中:そうですね。重点をおいてやることができます
原:できるしね。あのー、ホント気持ちの中のこう、何ていうの?ザクザクした、色んなことをやらなくちゃいけない、っていう焦燥感みたいなものはまるでなくなるよね。レコーディングをやってる時にもね、ホントね
中:そうですね…かと言って結構ね、一人…何だろ、人力多重録音みたいなバンドなんで。ま、やること多いですけど
小:人力多重録音(笑)
原:(笑)
小:そこまで漢字で言わなくても…
原:すごい、今、言葉が。人力多重録音
小:時代逆行!って感じだね
原:プロトゥールス無し!みたいな。ノープロトゥールス!
中:(笑)
小:今時珍しい
原:いや、でも今回その「幻惑」2曲っていうのはホントそういう椿屋からの意志表示というか、今後に向けての1つの、ねぇ
中:そうですね
原:きっかけをみんなにダーンと出した気はするよね。これアルバムになったらどうなるんだろうな、っていう
小:うーん
中:いや、すごいっすよ、もう。自分で楽しみですよね、今から
原:実際にこれ、この前もらって聴いた時に、その前の時はね、色んな意味でバンドとしての成熟とまでは行かないけども、まだまだこう色んなことをトライしたいというところと、さっき言ってたようなやりたくてもやれなかったりとか、色んな行ったり来たりもあったんだろうなと思ったんだけど、ここで一つ何かその、あれが全部…全部っていうかある程度クリアになったので
アルバムになったらこれはもう何をやるんだろう、こいつらっていう
中:うーん、もう、節操がない
原:節操がない(笑)いや、元々ね、中田自体の中にあまりそういう拘りみたいなもの、拘りって言い方変だけど
中:はいはい、縛り、って言うんですかね
原:縛りみたいなものを作りたくないとはずっと前から言ってたから
小:だよね。物理的にできないことの縛りがあったりとか、ホントにそっちだったよね
中:そうですね
原:ライブでやろうとした時に、それがあまりにもかけ離れたものだったらすごい嫌だな、ってのも多分あっただろうけど
中:そうですね
原:それが今回、今回のそういう、ねぇ、4ピースになったことによってかなりの部分でね、緩和されるし、クリアになっていく、っていうことは、アルバムになったら、ねぇ
小:もう何かとっかかってるんですか?
中:結構曲はもう揃い始めてるんですけど
原:いつアルバムは出るのかね、これは。期待が高いからね
中:まー、そうですね、来年の頭…
原:来年!?
小:あ、来年かー
原:ホントにもう、外タレかよお前ら
小:ホントにゆっくり
中:違う、意外に時間かかるんだな、と思って。アルバムって。あの、できてからまた出るまででまた時間がね、かかるじゃないですか
原:そうねぇ(笑)いや、でもこれ面白いんですよ、最近思いますけども。まぁ、あの椿屋もそうですけど、UK Projectっていうところ自体もそうですけど、長ーいんですよ
中:そうですか?
原:それを許すじゃないですか。ロストインタイム、どんだけ働いてないんだお前ら!って
中:(笑)
小:いや、でも本人呼ぶとさぁ、働いてるって言うんだよね
原:海北に聞いたら「いやいや俺も結構やってますよ」って言うけど、でも、他のいわゆるメジャーと言われるところに比べたらある種長ーいスパンで
中:あー、そうですね
小:スケジュール帳3年あるんじゃないの?みたいな
原:だってお前、今何月だよ?中田ー、って。次のアルバムはいつ?って、来年
中:(笑)
小:ええー、みたいなね
中:いやでも、あとねぇ半年くらいしかないですよ、正直
原:(笑)ホントもっと、ほら、でもそれが俺は何か聞いて嬉しいな、って気はするよね
中:あの、今急ぎすぎっすよ。生き急ぎすぎ
原:うん、作ること自体で自転車操業みたいになってくるじゃない?
中:消費、消費で
原:消費でね
中:いい曲も大してないし
原/小:(笑)
中:すごい良くないですね
原:いや、ホントそう思うよね。でもほら、いって次に来た時に中身というかマテリアルをちゃんと詰まってることの方が重要だからね、早く出てくれることよりも。もうねぇ、早かろう安かろうじゃねぇ
中:だめだめ
原:安かろう早かろうじゃ、それだけで終わってしまうからね。ちゃんときっちり美味しいものがぎっちり詰まって味わい深い
小:内面も外見もね、美味しいのがいい(笑)ホントに
原:(笑)美味しいのが、内面も外見も、って
小:いや、だって大事でしょ?
原:ルックス重視ですか?
小:えー、あたし元々ルックスは重視してますよ。色んな人に関して。本当に
中:まぁね、ある程度はね、ミュージシャンはね
原:ある程度、っていうか殆どですよ
小:大事ですよー
原:逆にダメなルックスだからこそいけるものも
中:まぁね
小:ダメなルックス…?
原:うん、まぁ
中:音楽のまぁ、あれによりますけど
原:種類にもよりますけど
小:あ、トータルだよね。すっごい顔が良くてもさ、すっごいバカみたいなこと唄ってたら嫌になるじゃん、わかる?
原:(笑)わかる
小:こいつ中身ねぇーっ!みたいな奴とか、ホントに嫌いになるじゃない?あー、もうあたしって見る目が無いなー、ってこうちょっと落ち込む、みたいな
原:(笑)どんなハンターだ、貴女は
小:いや、色んなハンターなんで。いや、そういうのもあるなーって思って
原:いやでもねぇ、これちょっとアルバムをちょっとまた期待したいですが、ゆっくりと待っときたいと思いますが
小:頑張っていい男度を積んでもらわないと困るんだよね
原:そうねぇ、貴女のね選球眼というか
小:選球眼(笑)
原:という部分にもつながるじゃないですか
小:はい。まぁ自信があるんで
原:自信がありますか(笑)
小:自信はあります。自信はあるよ、いつもそこはね
原:ということでまぁ、色々ツアーとかも多分あると思うんですが、今年の一番大きなポイントとしては10月21日、ちょっと先になりますが
秋深まりゆくこの10月21日土曜日に東京の渋谷公会堂
中:はい
原:来ましたねー(笑)
中:来ました
原:貴女の大好きな渋公ですよ
小:渋公ですよ
原:私もせり上がり2回上がりましたからね
中:(笑)
小:これってもう新しくなってるのかなぁ
原:新しくなってるでしょうねぇ
小:あぁ、うわーまだ行ってないや
原:現在今あのー改築中
小:そうだよね、改築してるとこだよね。えっ、どうなってるのかなー新しい渋公って
中:ねぇ、どうなってるんでしょうねぇ。俺も行ってないからわからない
原:これ、でも最初の頃じゃない?もしかしたら、その改築の
小:結構?
中:できればね、こけら落としたかったんですけど
小:(笑)落としたかったんだ
原/小:こけら落としたかった(笑)
小:どうなんだ、その言い方。こけら落としたかった
原:渋公ねぇ、新しい渋公で10月21日。これ、ツアーファイナルにおそらくなると思いますが
中:おそらく。はい、そうですね
小:その前に名古屋にも来てもらって、その後にこれですね
原:これですね「幻惑のシンフォニー」。このタイトルが(笑)
中:(笑)タイトルがね。いいでしょ、ださくて
小:ださくて、って
中:ださくて、って言うか大袈裟で
原:(笑)「幻惑のシンフォニー」
小:ここで「幻惑」使っちゃうんだもんなぁ
原:もうね、ツェッペリンのタイトルにもある「幻惑されて」よくわからない(笑)
小:幻惑って何?
原:幻に惑わされる、ってことでしょ、きっとね。読んで字の如くですけども。「幻惑のシンフォニー」
小:あんまり使わないよね、普段
原:もう私も中学校以来聞いてないですよね
中:(笑)
原:エフエムレコパルで見て以来
小:知らない感じだよね
原:エフエムレコパルの中でしか
小:レコパルもすごいけど。「いやー、昨日幻惑しちゃってさー」とかあんまり言わないもんね
中:言わない言わない。どんだけキザやねん
小:(笑)
中:どんだけスケコマシやねん、みたいな
小:やっぱそうだよね
原:「幻惑のシンフォニー」これ是非皆さんに幻惑してもらいたい、という
小:(笑)どういうことだ
原:あんまり「幻惑してもらいたい」って言いませんね
小:言わないよー
原:これ、感動してもらいたいっていうのと、言っちゃいけないのと同じように
中:そうですね
原:自分達が幻惑の中に突入していってもらいたいと思います
小:でも別に普通にやるんでしょ?
中:普通にやりますよ
小:何かすごいことやるんですか?いつもじゃ考えられないようなこととか
中:いや、どうですかね…開けてのお楽しみ、という感じで
小:え、もう考えてるんですか?
中:考えてないですね
小:だから言ったんですね
中:(笑)
原:いやこれちょっとね、見ものな気がしますよ
中:いやー相当いい、良くなると思います
原:さっき言ってたね、色んな部分の思ってた部分がストレートに出せる、自分達のバンドとしての環境が出来た中での渋公っていうのは、これは見ものですよ
小:どう響くんでしょうねぇ、歌がね。それが楽しみですね
中:そうですね
原:実際に渋公には出たことあるの?
中:ないですないです。1度もない
原:見に行ったことは?
中:あります
原:それ、見に行ったアーティストは?
中:オリジナルラブを見に行きました
原/小:(笑)
原:田島見に行きました?貴男ちゃんを
中:貴男ちゃん…貴男ちゃん、って俺が言っちゃだめか。貴男さんを、はい
原:あー、オリジナルラブの渋公ってのも、もう懐かしい気がするね
小:すごいですね
中:あ、そうですか?でも結構2年前くらいですよ
小:あ、もうお一人になられてからの
中:あ、そうですね
原:一人貴男ちゃんの時でしょ?
小:いや、貴男は一人ですから
原:一人オリジナルの時
小/中:一人オリジナル(笑)
原:私の友達がオリジナルラブのことをオリラブと言わずにオリジナルって言いますけど
中:(笑)わかんないですよ、それじゃ
小:誰を指してるの?って
原:「おー原島、オリジナル見に行こうや」って
中:何のオリジナル(笑)
原:何のオリジナル見に行くんだか全然わかんない。いやいや、もう椿屋これ、10月21日渋谷公会堂
中:似合いますよ、きっと
小:あらら
原:これねー、ちょっと見たいです
小:うん
原:あー、ちょっと楽しみですね、これ。あの、是非愛知のみんなもですね、こぞって見に行ってもらいたいと思います
中:そうですね、駆けつけて下さい
原:えー開場が17:30、開演18:00と
小:30分で入れるんですか、客
原:入れるよー
小:早いねー
中:ホントだ。俺今初めて知りましたよ。30分で入れるんだ
原:SOGO東京全員呼んで当たります
小:あー、そうかー
原:今一瞬、全員の名前…
小:言いそうになりましたね
中:(笑)
小:全員言えちゃう、みたいな
原:クラシゲから…
小:いやいやいや、順番にね
原:そういう問題じゃないよ。そんな名前呼ばなくてよかった。ということで、是非あの、みんな10月のこの渋公でのライブ見に行くと何かこう新しい、次へのまた何かのね、ステップも見えるんじゃないかと思いますが
小:もうその頃にはアルバム作り始めているだろうし
中:そうですね。あともう1枚くらい出してると思いますね、シングルを
原:シングルを
小:あ、ホント?あらー
原:いや、本当にもう
小:何かねー
原:ストローコスなんだかなんだかわかんないけど…今、ストローコスって言いましたね
中:(笑)
小:ストローコスって言ったよね、今ね(笑)
原:なまってますね(笑)
小:びっくりしました。ストローコス、って
原:ストロークスのことをストローコスって
中:ちょっと田舎くさいですね
原:田舎くさい(笑)どこの放送局なんだ。ちょっとコミュニティっぽかったですね
原/小/中:(笑)
原:いい感じでした、私も。ということで、是非皆さんあのー期待してもらいたいと思います。ま、ツアーで名古屋に来ることもおいおい発表になると思いますが、是非そちらの方もWebなんかでチェックしてもらいたいと思います。
ということで今日は椿屋四重奏、遂に4人になりました、中田に来てもらいました。じゃあ最後に、ワタクシこの曲が大好きなんです
小:はい、ちょっと照れるやつね
原:カップリング好きなんです
中:(笑)そうなんですか
原:でも、中田もこっちのがいいんでしょ?
中:いやいやどっちも可愛い子どもです
原:ですよね
小:でもちょっと照れくさいんだよなー
原:あ、そうですか
小:はい
原:あー、じゃあ最後にその曲を聴いてもらいましょう
中:はい、椿屋四重奏「サイレンス」

♪「サイレンス」