今更「僕らの音楽」

何日前の話なんですか、ホントに…すみませんね。
この放送の翌日から大阪に行って、帰ってきたら風邪引いて…というわけで書きたいことが幾つか溜まっていたわけですが、まずその一つ目を消化するぞ。


いや、良かったですよ。本家本元の「ワインレッドの心」のような思わずジタバタしてしまう程の色気は感じられないにしても、ちゃんと椿屋四重奏なりの「ワインレッドの心」になっていましたよね。森山氏もいい声だぁ…そして上手かった。流石です。
8月のイベントでもこの曲をカヴァーしているわけですが、それとはまたガラッと印象が違ったなぁ、ということも思いました。歌い手2人で歌う、という形態は同じなんだけど、中田くんが担う役目が前回と今回とでは変化していたように思うのです。
前回はとにかく「繊細さ」と「湿り気」を中田くんが演出していました。ムック・ボーカル氏がざらっとした声質で男っぽく歌うのに対して、中田くんの歌声は湿度たっぷりで儚げな感じでした。それぞれの一番の持ち味を惜しげもなく出し切っている、そんなコラボでした。
でも、今回は中田くんが引き立て役に回っていたような気がします。割とサラッと抑え目に歌っていたんじゃないかな?森山氏がすごーく伸びる声で歌い上げるタイプだから、それでちょうどバランスが取れているなぁ…なんて思いながらも聞き惚れてしまいました。まぁ、今回はあくまで森山氏メインですからね。メインを引き立てつつもしっかり印象を残したであろうことを信じて!

それ以外に印象深かったこととしては、「やっちん真面目だなぁ」ということ。ライブやDVD、コメント等では実にハチャメチャな言動を繰り返していますが、俯いて丁寧にギターを弾いている姿を見せられると、この人って根はすごく真面目なんだろうなぁ…と年上相手にほんわかした気分で見守っていたくなりました。そして、この反動があのライブその他での言動に繋がっているのだろうか…と思うと少し複雑な気分です(苦笑)

来年から椿屋を取り巻く環境がどう変わっていくのかわからないけれど、こうして多くの人の目や耳に触れる機会が増えていくのなら嬉しいなぁ。そんなことを強く思った数分でした。
ちなみに、「ワインレッドの心」発売当時、玉置氏25歳(気になって調べた)。おおお、今の中田くんと同じ歳だよ…色気負けてるぞ。