2007/10/08 tour07〜4 THE LOVERS〜@横浜ランドマークホール

個人的には「ナカノサンライズ」以来、本当に久々の椿屋ワンマン。その間にトロロロックフェスで椿屋のライブ自体は見ているのですが、やはりイベントとワンマンは違うわけで。若干緊張しながら横浜へと向かいました。…お洒落な店が立ち並ぶ中に会場があったために別の意味での緊張感も味わいました(苦笑)

10/20訂正 そういえば追記にしてませんでした。今更追記へ引っ込めます(反省)
さて、いよいよ開場。特別良い整理番号でもなかったので、全く期待していなかったのですが入場してみてビックリ。余裕で2〜3列目に行けました。じゃあ、行っときましょうか、てなわけでたかしげ側へ。おおー見える見える。

まだかまだかと開演を待ち、遂に!
りょうちんは白と黒の柄の半袖。まぁ、今までと大差ない感じ。で、次に出てきたやっちんが…赤いシャツ!サングラスじゃなくてメガネ!でも、こんな驚きはまだまだ序の口。続いて現れたたかしげが!サングラス!パンツ赤!うわー、何だこのサプライズ(違)
じゃあ、あの人はどんな出で立ちで…サングラスー!前髪伸びてなーい!(それは仕方なかろう)でも、正直なところサングラス効果か、前髪はさほど目立っていなかったような…寧ろサングラスを外した後の方が…(これは後ほど)

1曲目は「LOVER」ツアータイトルにもなってるしね、納得の選曲です。ステージ上も会場もお互いに相手の出方を探っているような、そんな幕開けでした。それは2曲目以降もしばらく続いて、せっかくの「群青」で盛り上がり損ねた私は何か勘のようなものを忘れてしまっていたのかもしれません。残念。
4曲終わったところで一旦MC。…と、ここで中田くんがサングラスを外したのですが、それと同時に会場中に広がるくすくす笑い。そしてそんな会場を不満げに睨む中田くん。「うっせー、死ね!死ね!」…ガキか、あんたは。いや、でもあれを見て笑うなというのが無理だ。だっておかっぱなんだもん。サングラスをかけている時はそれなりに格好がついていたように思うのですが(私はサングラス、似合ってたと思う)外した途端…ぷぷぷ。ごめんよ、こんなファンで。
今、MCの内容を思い出そうとして気付いたんですが、今回はMCが極端に少なかったような。立て続けに演奏して、はい終わりーみたいなそんな印象を受けました。ちょっと寂しい気もするけど、変な小芝居やられるよりはいいかも。


…えー、いつものごとくセットリスト覚えていません。あちらこちらで見かけたセットリストを頼りに記憶を呼び起こします。


この後は「恋わずらい」でしたね。歌いだしの所でカッと目を見開いた表情が、それまで目が隠されていた分印象的でした。気持ちよくゆらゆらしながら「MU DA BO NE」へ。トロロロックフェスでは演奏されなかったので、ライブでは初です。終盤の部分を無表情で淡々と歌っていたのが怖かったです。今までだとああいうゾクッとさせられる部分は「サイレンス」で味わってきたのですが、その役割は今後この曲に移るのかなー、とこの後「サイレンス」を聴いた時に思いました。

で、自分でもビックリしてしまったのが、この日の一番は「小春日和」なんです、実は。普段は特別好きな曲でもなくて、ただりょうちんが物凄く楽しそうに叩いているから、その点はいいよねー、なんていう程度の位置づけなんですが、今回は違った。間奏で中田くんとたかしげが向かい合って演奏しているのをじーっと見ていたら、突然ガガーッと感情が揺さぶられてしまいました。何なんだろうなぁ、あの気持ちは。今の自分の状況をちょっと卑屈に捉えてしまう気持ち(これが横浜行きを迷った最大の理由です)とか、これからに向けての不安とか、そんな色んな思いがごちゃまぜになってしまいました。いい年してこっぱずかしいけど、「中田くんもたかしげも頑張ってきたんだ。私も頑張ろー」とか、そんな青臭いことをちょっと思ってみたりもしました。いや、しかし何故に「小春日和」で?我ながら謎です。

「プロローグ」に続けて演奏された「トーキョーイミテーション」。音源化を待たずして既に定番となりつつある気もしますが、もう、なんつうかたかしげ!あの華麗な指捌きをじっくり堪能させてもらいました。コーラスが入ったことで曲自体の雰囲気も若干変わりましたね。音源になるのが本当に楽しみです。間奏のとこだけリピートするぞ(笑)
そして。「マイレボリューション」。新曲です。音響が悪くて、会場では曲名が聞き取れなかったのですが、この曲すごい。すごすぎて笑いが出ます。体が頭がついていけません。嵐のように駆け抜けていった1曲です。何だったんだ、あれ。
呆然としているところに「空中分解」あはははー楽しいなー(壊れてます)

「紫陽花」で一息ついて「サイレンス」。中田くんの切れっぷりが物足りなかったのですが、まぁ「MU DA BO NE」でゾクゾクさせてもらったのでとりあえずOKです。私は相変わらずあのイントロを聞くと理性が吹っ飛びます。バカです。
そしてすっからかんのバカになった頭に「螺旋階段」と「君無しじゃいられない」は強烈すぎました。おそらく異様なテンションで盛り上がってたと思います。あんまり覚えてないんですけど(おいおい)。メンバー紹介が「君無し〜」の曲間に挟まれていたのが新鮮でした。そしてやっちんのソロパートが純粋なギターソロになっていたことも。これでいいんだ、いやっほーい!とニタニタしながら見てました(完全に不審者です)


これで本編は終了。それにしても音響悪いなー。曲の前フリも歌詞も殆ど聞き取れないやー。なんてことをつらつら思い返しているうちにアンコール開始。

「アルバムタイトルは教えません。(教えて欲しかったら)100万円!」…だから、君はガキか(苦笑)。でも「メジャーだから何でも金取るよ」みたいなことを言った中田くんに続いて「もっと取れるんじゃないの?」と言った(ように聞こえたんですが)やっちんは悪魔だと思う(笑)

そしてここでもう1曲新曲を。「不時着」というタイトルです。これは何とか聞き取れましたが歌詞は全く。ドラマチックででっかくて、でもちょっと切ない…椿屋お得意のスタイルが更にスケールアップした印象の曲でした。これも音源化が待ち遠しいです。まぁ、つまりは早くアルバム聞かせてよ、ってことです。
最後は「踊り子」。あれー、もう終わりー?と拍子抜けしてしまいそうなあっさりとした終わり方でした。うーん、何だか不完全燃焼だ…


今回は「いい!」とも言い切れないし「良くない!」と切り捨てることも出来ない、とても微妙なライブでした。楽しいことには間違いないし、やっぱり椿屋好きだなーと思えるのですが、何かが足らない気がするのです。ステージ上と観客との間にずれがあると言うか…会場全体を包む一体感が欠けてたかもなぁ、と思いました。
まぁ、ツアー初日ですし、ライブ自体久々だから仕方ないのかもしれませんが、その「仕方ない」をどれだけ無くしていけるかが今後の課題だったりするのかなぁ…と「お前何様だ」的なことを考えてしまいました。
初日で見ても千秋楽で見ても、中盤で見ても、いつ見ても椿屋のライブいいね!という安心感が欲しいところです。

あと、音響ね。あれだけでも何とかならないですかね(泣)