6/28宇宙一周旅行@大阪城ホール(覚書に再び挑戦の巻・追記も完了)

メモ帳にダダーッと打ちこんであったものを見つつ覚書に再挑戦。

チケットが届いた時は本当にビックリしました。だって、アリーナ3列目!「えぇぇぇぇぇぇぇ!」と叫びながら2度見、3度見(笑)そしてすぐさま母に電話。大阪行きを即決した恐ろしい母娘ですみません。

で、当日。大阪駅で合流してお昼ごはん。センチュリーホールに2日間とも1人で行った母(この54歳怖ぇよ…)からライブの様子を聞いてあれこれ妄想。その後留守番の父にお土産を買ったり喫茶店で一休みしたりしてから大阪城ホールへ移動。
暑い暑いとぼやきながら物販でTシャツとパンフレットを購入。それをパラパラ見つつ暑さにぐったりしつつ「じゃあそろそろ…」ってことで会場前へ移動。屋根の下に入れたので開場待ちが多少楽でした。暑かったけど(しかし、この日は本当に暑かった…雨降りよりかはましだけど)
中に入ってとりあえずトイレに行って、いざ席へ!「まだ前だよ…まだ前…うへへへ」と既に怪しさ全開です。そして遂に自分たちの座席を見つけて固まる母娘。ち、近い!しかも割と真ん中寄りだ!今回の席はジュリアン側(て言うかジュリアンのほぼ正面)だったので、エマファンの母は「もしギターがエマちゃんだったら目の前だったのにぃぃぃぃ」と悔しそうでしたが、もし本当にそんなことになったらどうなったことか想像するだに恐ろしいです。登場の瞬間に卒倒とかはやめてください。他人のフリしていいですか(薄情だな)

わー、ちょっとこれ大変だ。近すぎる。前に来るのが背の高いお兄さんじゃないといいねー(前2列はどちらも小柄な女性でした。視界良好!)とか何とか明らかに挙動不審になりながら喋っているとサウンドチェックが始まり、そしてあれは…?宇宙服を着た何者かがステージに登場してムーンウォークを披露したり、客席に手を振ったりおじぎをしたり。近くに来た時に顔をガン見したのですがはっきりとは見えず。あれは誰だったんだ、そして名古屋では登場していなかったらしいので大阪限定?まぁ何にせよ、極限まで高まっていた緊張が解けたので助かりました。


2体のマネキンとピカチュウ等々が待つステージに1人、2人とバンドメンバーが登場。そして遂に…!!



吉井さんだー!!!!




ちょっとどうしよう、メチャクチャ格好いい。スターが来たよ。ロックスターキター!
胸元がヒラヒラした黒シャツに黒ベスト(ジャケットだったかも?そして背中側は白)と黒ずくめの衣装。バンドメンバー&コーラス隊も皆さん黒っぽい衣装で物っ凄く統一感がありました。そしてどことなく大人な感じ。
だけどこの時はまだ吉井さんの魅力の半分くらいしか見せつけられていませんでした。だってサングラスしてるし。シャツのボタンも割ときっちり止めてるし。


サングラスを外してあのちょっと垂れた目(…失礼だな。いや、そこが好きなんです。あの優しそうにもエロくも見える垂れ目が)がハッキリ見えた瞬間、「MUDDY WATER」で「胸のあいてるDRESSみたいに」と唄いながらシャツのボタンを1つ、2つ、3つ(くらい)外した瞬間には本気で「殺される!」と思いましたよ。色気に殺される!って。はい、バカですね。わかってますから放置で結構です。


何かもう順番グチャグチャですが「20 GO」。ピカチュウはここで登場しました。ロッキンオンジャパンの写真を見た時に「何でピカチュウ???」と頭の中がクエスチョンマークで埋め尽くされましたが、実際に見たらクエスチョンマークが更に増えて耳からこぼれおちる勢いです。ピッカー!(理性崩壊)
可愛いはずのピカチュウが赤く光る目とぐっと低くなった声のトーンのせいで恐怖の対象になってしまったんですが、どうしてくれるんですか。しかも曲の間中ずーっと手に持ち続けてて、頬ずりしたり胸元に抱き寄せたりしてたもんだから、きっと嫉妬の対象にすらなっていたと思う私の頭がどうかしてるんですか。ああそうですか。だけどピカチュウ片手にあれだけいやらしい雰囲気を作れる吉井さんはやっぱり凄いと思った。何なんだ、あの人。
…なのに「魔法使いジェニー」では何だかやけに可愛い振りをつけちゃったりして、憎いなぁもう!(笑)さらに「T.M.P.」のご利益についての説明がまた!(笑)
T→お金が貯まります。
M→病気になりません。インフルエンザになりません。阪神タイガースが優勝します。
P→これ以上老けません!
…だそうです。Pがオチですか。ちなみに名古屋ではドラゴンズが優勝します、と言っていたそうで。代々木では何が優勝するんだろか。やっぱり巨人?


そして「ROCK STAR」!いや、ロックスターって貴方のことだから!私にとっては永遠のロックスターだよ!とか何とか思ってたら吉井さん来た!走ってきた!目の前にロックスターがいて「ROCK STAR」唄ってるぅぅぅぅぅ!(再び理性崩壊)
だけど反対側に走って行く後姿を見ていたら、お世辞にもスマートとは言えない走り姿で、でもそんなところも含めてやっぱり吉井さんって素敵だなぁと思いました。普段絶対そんなこと言わないけど言っちゃおう。目がハートです(気持ち悪っ!)


「SNOW」の前にちょっと長めのMC。
近々更新されるコラムに書いた(もう更新されてましたね)話なんですけど…と話し始めたのはお母様とのメールの話。

「晃さん、ってパ…父親なんですけど。誕生日だから仏壇に御馳走を供えたってメールが来て。父親が26歳の時に亡くなってて、まだそんなに好きなの?って返したら当たり前じゃない。また生まれ変わっても結婚するわ、って。じゃあまた僕を生んでくださいね…って返信しようとしたらクロネコヤマトが来ちゃったからしてない。してあげれば良かったかな」

何それ、すっげぇいい話じゃない!(涙)しかも「また僕を生んでくださいね」って!(号泣)
クロネコヤマトが来たから返信してない、って実は照れ隠しでそう言ってるだけで本当は返信したんじゃないかなぁ、とふと思いました。してないかな。
このMCから「SNOW」って流れでも相当感動したんですが、さらにその後が「シュレッダー」!これはもう泣けと、泣けということですか!(実際泣く寸前でした)


どのタイミングでのMCか忘れたけれど、お客さんにプチアンケートを。
「今回初めてって人〜?(お客さん挙手)2回目の人は?(挙手)ああー、懲りずにありがとうございます。この1回目2回目ってのが肝心なんですよ。10回以上って人は?(挙手。結構たくさん)それ以上?(挙手プラス歓声)…ほぉー。まぁ手を替え品を替え(?言い回し違うかも)やってますからね(笑)…当たり前のことなんだけどねー」と。
イエローモンキーの頃からずっとコアファン(そう、それはつまりお姉様)が多いように思っていたけれど、そうでもないんだよなぁ。そうでもなくなってきた、っていう方が正確かな。今回周りの席にいた人たちを見ててもイエローモンキーをリアルタイムでは見てないかもなぁって感じの若い子もいたし、イエローモンキーの頃と比べたら男の人(それも彼女に連れられて仕方なく、ってのじゃなくて)が増えたなぁと思った。中田くんは吉井さんのことを「僕のアイドル」と言っていたけど、吉井さんって同性から見たらどんな感じなんだろう。憧れの対象なのか、単純に「かっけぇ!」って思って見てるのか。ああ、そう言えば50代と思しきご夫婦がいたのですが開演前に何となーく視線を感じました。母を見て「あら、同じくらいの年の人いるじゃない」とか言ってたのかな。こっちはこっちで「あ、うちのおかんと同じくらいの年の人いるなー」と思って見てました(笑)


オリジナルバージョンの「恋の花」なんですが。母はいまいち気に入らなかったらしいのですが、私は好きです。テンポが速くなって音が大きくなったことでより狂気を感じるというか。怖かった。いい意味で。

(7/5追記しました)

とにかく圧巻だったのは「TALI」だなぁ。「寝そべったり/からかったり」と延々続く「たり」を一つ一つ違う仕種で表現してるんですよね。今までもモニターとか映像化されたもので見てきているはずなんだけど、やっぱり目の前で生の動きとしてみると全然違う。手が綺麗!(結局そこかよ)
「TALI」が発売された当時のことを思い返してみると、ちょうど新卒で入った会社を辞めるか辞めないかという頃で、とりあえず地元に戻ること以外は何も決まっていなかった。「一寸先の闇で/木っ端微塵になってもおびえることなど何もない」という歌詞が大嫌いだった。そんなことを言えるのは「結婚しようよ」と言える相手がいるからだと思ってた。一人でこれからどうしよう、何をしようと不安を抱えていた当時の私には綺麗事にしか聞こえなかった。世の中はおびえることだらけだった。
だけど今。今も結婚しようよと言ってくれる相手も言ってほしい相手もいないけど(苦笑)一寸先の闇におびえてはいない。一人でも何とか生きていけるんじゃないかな、ともしかしたらそれは勘違いかもしれないけど思えるようになってきたから。寧ろ木っ端微塵になってしまえたらそこからまた始めればいいじゃん!くらいの気持ちです、今は。
そんな視点で「TALI」を聴いているので、マネキンが育子だろうと、そもそも育子が誰だろうとどうでもいいわけですよ。何なら結婚を誓う歌じゃなくてもいいわけですが、そうか私は私の人生と結婚するのか…とか思い付きで言ってみたりする。とにかく「TALI」は時間差で良さがわかってきた曲です。そしてライブで聴くと更にいい。


あと、「ビルマニア」はやっぱりいい!すーごい好きです、この曲。歌詞に号泣したこともありましたが、何て力強い歌なんだろうと思う。「そら、行ってこーい!」と背中をガツーンと押されている感じがする。てっきり1曲目に来るかと思っていた(吉井武道館では1曲目でしたね。新曲なのに)この曲ですが、本編最後で大正解です。自分の中にエネルギーのタンクがあるとすると、それを目いっぱい補充して明日に向かって行けるような〆でした。


ですが、まだアンコールがあるわけで。「PHOENIX」「FOR ME NOW」「WEEKENDER」の3曲は、とにかく一気に駆け抜けるかのようで息つく暇もない。「WEEKENDER」の時に「明日からもがんばってねー!」と言ってたけど、すいません明日有給取っちゃいましたー!(笑)
最後2曲は「Shine and Eternity」「またチャンダラ」。いいクールダウンでした。「WEEKENDER」で終わられたら眠れないよ!


完璧でした。セットリストも吉井さんの声も何もかもが。母娘二人、ポワポワしながら帰途に着きました。…ポワポワって(笑)いやでも、そんな感じです。ポワポワ。
うちのおかんなんて「吉井さん綺麗な顔だったねー。白かったねー。あー、格好よかった」とかずーっと言ってましたからね。エマファンじゃないのかい!
まぁでもね。仕方ないですよ。本当に綺麗だったもん。あんなに近くで見たのに、いやかえって近すぎて現実味がなかったからなぁ。「これが同じ人間か…!」くらいの衝撃でした。42歳であひる口してても可愛かったー(落ちつけ)


大袈裟じゃなく、一生の思い出になりました。