7/7 さんじとおまつ@新木場STUDIO COAST(7/10追記済)

まさか当たるとは思わなかった。平日に新木場はムリだよ…と当初は申込さえするつもりがなかったのだけど、締切間際になって「どうにか間に合ったりしないかなぁ」と改めて調べてみたらZEPPより近いじゃん!ってわけで申込→まさかの当選。で、行ってきました。平日の新木場。

拾いもののセットリスト。ツアーのネタばれになりそうなところもあるので一応追記で。

またチャンダラ
フロリダ
くちびるモーション

ウォーキングマン
SIDE BY SIDE
魔法使いジェニー
CALIFORNIAN RIDER

CALL ME
シュレッダー
ONE DAY

恋の花(オリジナルバージョン)
ルビー
トブヨウニ
ビルマニア

(アンコール)
スティルアライヴ
発光
WEEKENDER

HOTEL宇宙船
ROCK STAR
またチャンダラ(2回目)


開演時間ギリギリに到着したら会場の外にまだ沢山の人が。入場が相当手間取っていた様子です。
でもありゃ仕方無いなー。大まかに番号を区切って少しずつ会場入口に近い場所に移動させられたんですが、入口手前が人がみっちり詰まり過ぎて抜けられない状態でした。だから自分の番号が呼ばれて前に行きたくても行けない!「すいませーんすいませーん」と通してもらってやっと入場…ってまだだ!1人目のお姉さんにチケットを見せて番号チェック→2人目のお姉さんに携帯の待受画面を提示→3人目のお兄さんがもぎり→4人目のお兄さんにドリンク代支払→5人目のお姉さんからドリンクチケット受取(→6人目のお兄さんがカメラチェック 私は手ぶらだったのでスルーしたけど)…うわぁぁぁぁ面倒くさい!携帯やらチケットの半券やらをポケットにねじ込みつつドリンクカウンターを見ると激混み(でも終演後はもっと凄かった)だったので諦めてとりあえず中へ。トイレの前も長蛇の列でした。で、中に入ったら…通れないよ、これ。やっぱり真ん中で見たい人が多いのでみんなそこに溜まっちゃってるんですよね。私としては端でもいいから少しでも余裕のあるスペースで見たい!というわけでまたしても「すいませーんすいませーん」と下手側の端までくぐり抜け…るの大変だったよぉ、ホントに(ぐったり)それでも何とか抜け切ったら、あらスペースあるじゃない!わーいわーい、と端っこやや前寄りで待機。


20分くらい遅れて照明が落ちた…と同時にウワーッと前に圧縮されていく人人人。あんまり前に行くのも嫌なので適当に後ろの人に道を譲りつつ自分の場所を確保。おお、これは見やすい!(感動)感覚的には先日の大阪と大差ないくらいの場所で見られました(左右は真逆だけど)


1曲目は「またチャンダラ」。え、1曲目!?(笑)「最後の曲を」のところを「最初の曲を」に、「またさよなら〜」のを「またこんばんは〜」に替えてましたねー。いきなり意外な展開だ!
続く「フロリダ」はまぁ順当なところかな、と。それよりもその次ですよ。「くちびるモーション」!あぁ〜やっぱりこの曲好きだなぁ。PUFFYが歌うと可愛らしくてちょっと意地悪な感じ(小悪魔ってこういうことですか?)になるけど、吉井さんが歌うとひたすらいやらしい(笑)この曲、夏フェスでもやればいいのになぁ…ってチケットないけど。

その後は「ウォーキングマン」「SIDE BY SIDE」と続いたのでゆったりと。「SIDE BY SIDE」も久々に聴いた気がするなー。
ツアーでは「20GO」の前に登場しているピカチュウが出てきたので「お、これは…」と思っていたら、まさかの「魔法使いジェニー」!えぇぇぇぇ、そう来るのー、と嬉しい驚きでした。スタンディングの会場での「T!M!P!」の大合唱はすさまじいですね。この曲の時だけでもないけど、吉井さんがすっごく嬉しそうな顔でお客さん側を見てたのが印象的でした。しかも優しく微笑んでいるもんだから、うっかり見守られているかのような錯覚を起こしてしまいました。これが大人の包容力ってやつですか!?(ちょっと落ち着こうか)
落ち着け落ち着け…ってわけで「CALIFORNIAN RIDER」いや、落ち着かないわこの曲じゃ(笑)しかもこの曲も久しぶり!
今回の限定ライブは、ツアーでやってる曲が中心になりつつもポイントポイントで久々の曲が挟み込まれるので「なーんだツアーと一緒じゃん…」とがっかりさせられませんでした。いやー、吉井さんさすがだわ…素敵すぎる。

この後で小芝居(失礼)が。
「これ、新しい携帯なんですけど」と自分の携帯をいじりながらMC。何やかんやと話していると…「えっ!電話かかって来ちゃった!」どよめく会場。「…もしもし」出るんかーい!「いや、今仕事中だから…終わったら行くね。え?今から来てほしい?」といかにも電話の向こうに女の子がいるかのような話しっぷり(笑)

「じゃ、呼ばれたんで行ってきます」えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ(会場、半笑いでブーイング)


え、このイントロ…てCALL MEか!!!!!!!!(大感動)
ちょっと待って、神様と話してたにしては甘ったれた喋り方だったなー、とかツッコミを入れつつも大感動。あー、この流れでCALL MEはヤバい。2007年のツアー@武道館ではCALL MEで号泣してしまったわけですが、今回は完全にフリーズしてしまいました。ただただステージの上の吉井さんを見てました。
で次が「シュレッダー」って!!!(もう限界だー)
「いつ神様に呼ばれる(=死ぬ)としても構わない」と歌うCALL MEと「神様に会ったらどんな目に遭っても生きていたいと言うんだ」と歌うシュレッダー。裏表のような2曲を立て続けに、しかもこの距離で聴いてしまったらもう身動きなんて取れない。周りにはちらほら手を挙げている人もいたけど、私はひたすら立っていた。立っていることしかできなかったから。

その後の「ONE DAY」で一気に解放された気分になりました。解放、って言うと前2曲が悪いみたいか。うーん、目の前がパッと開ける感じ?(一緒か)
それにしてもこの曲、名曲ですよね!(気づくの遅すぎ)「この願いが叶うといいな/ずっと自分を信じているんだ」と歌う吉井さんの声はとても優しい。そしてぐっと背中を押してもらったり、手を握ってもらったりしたかのような心強さを感じる。これから先辛いことがあったらこの曲を聴こう。そしてそれを唄っている吉井さんの姿を思い出そう。そう思える曲です。大好きです。


オリジナルバージョンの「恋の花」はやっぱり怖い。けれど、その闇にどうしようもなく惹きつけられてしまう。
「一緒に泳ぎましょう〜」と「ルビー」。実はこの曲、アルバムを聴いただけではいまいち印象に残らなかったのだけれど、ライブで聴くとやけに耳に残る曲だなぁ。「トブヨウニ」を聴くといまだにあの衝撃PVが脳裏をよぎるんですが、どうすればいいですか。服脱ごうよ!と吉井さんが叫ぼうものなら、もう…もう!(ぷぷぷー)
そして本編最後は「ビルマニア」好きだあぁぁぁぁ!(暑さやら何やらでもうグチャグチャです)


(7/10追記しました)
そしてアンコール。
「暗いことを言うようだけど鳥と話したい」という歌詞に吉井さん自身も苦笑していた「スティルアライヴ」。確かに「鳥と話したい」って、ねぇ。今、この曲がカップリングとして収録されている「TALI」の歌詞カードを改めて見ているんですが、この時の吉井さん暗いなぁ…あぁ、本当にロックスター吉井和哉が帰ってきてくれて良かったなぁ(泣)

で、その次が!「発光」やったんですよ!嬉しいぃぃぃぃぃぃ!もうね、本当にこの曲が好きで。それでライブで聴いたら絶対もっと好きになるだろうなぁって思ってたんですよね。だけど1回もやってくれなくって、それでもやっぱりライブで聴きたくて…それがついに叶えられた!周囲から完全に一人浮いてました。こっちからしたら何でみんなそんなに大人しいんだー!って感じなんですけどね。あんなに気分が高揚する曲もないと思うんだけどなぁ(相当好きらしいです)
しかもその次が「WEEKENDER」と来ればじっとなんてしていられませんね。火曜日だけど気分は週末だーみたいなヤケクソ感もありつつ大盛り上がりです。


…とここで淳悟さんがスタッフさんと何やらゴニョゴニョ。そこに吉井さんも加わり…「え、トイレ!?何分かかるの?…10分!?」
えぇぇぇぇぇ〜という会場の声に送り出されて淳悟さん一旦退場。70GOやろうか、とか何とか言いながら遂にネタ明かし。


「代わりにベース弾く人呼んでるんで」


え?


まさか?


何かを察した人たちが前に押し寄せる。その流れに乗って私もぐぐっと前へ。で。



HEESEYだーーーーーー!!


え、何これ。何が起こってんの。吉井さんと、HEESEYが、同じステージに立っている。物っ凄い歓声の中で聴こえてくるイントロは…「HOTEL宇宙船」!
HEESEYのベースと吉井さんの声が一緒に聴こえる。一気に周りの人口密度が高くなったせいでステージの上が見づらくなったけど、確かに同じステージに2人が立っている。うわー、何だこれ。夢か?幻か?泣きたいんだか笑いたいんだか、もうわけがわからない。
吉井さんがHEESEYを紹介したのがこのタイミングだったか「ROCK STAR」が終わった後だったかということすら覚えていないんだけど、それも仕方ないよねってくらいに興奮していた。吉井さんとエマが同じステージに立っている光景はある程度見慣れてきたけど、吉井さんとヒーセって!しかも数か月前にHEEFESTでイエローモンキーの曲を演奏するヒーセを見たばかりだったから、今度はそれに吉井さんの声が!と思ったらもう…ね!
ヒーセのベースで聴く「ROCK STAR」はまた格別でした。相変わらずキンキラで派手派手衣装のヒーセはバーニーからマイクを奪うわ(遂にはバーニーが後ろに下がってた 苦笑)、センターに出てきてバキバキ弾きまくるわで何かとにかく目立ってました(笑)そんなところがとってもヒーセだなぁ…


だけどね、あの夢のような十数分を経て思いました。当分再結成はないなぁ、って。当分どころかずっとないかもしれない。だけど、それでもいいやって思えた。そりゃまたあの4人が一緒にやってくれたら嬉しいけど(号泣するんだろうなぁ、きっと)やってくれなくてもそれはそれでいいや、ってやっと思えたような気がします。
THE YELLOW MONKEYというバンドはなくなってしまったけど、その曲は残っているし、その曲に対する思いもずっと自分の中にあり続ける。それでいいじゃん。
またどこかで会えたらいいね、ってくらいのスタンスで来ないかもしれない再結成の日を号泣する準備をしながら待っていようと思います。


夢から覚めた後のように呆然としている中「またチャンダラ」。また「またチャンダラ」です。ええ〜2回やるの〜という感じで脱力した笑いが広がっていたけど、そのゆるーい感じさえも楽しかった。最後は8人揃って深々とお辞儀。そんな吉井さんの手にはリコーダー(笑)



あー、もう本っ当に楽しかった。それしか言うことないなぁ、って今まで散々書いてたのは何だって話ですけど(苦笑)
ただねー、吉井さんはやっぱり座席ありの会場で見たいな…なーんか色々思うところもあるわけですよ。つま先出てる靴はやめてー、とか。ま、次の代々木はガッツリ座席ありの会場なのでそんなことに気を取られず楽しんできまーす。