2/20 百人限定単独公演〜新旧狐曲満載編〜@下北沢Daisy Bar(2/28更新完了)

「蝙蝠傘」やった!しかも赤いマイクコード!あまりにもニヤニヤニタニタしてしまうものだから手で口元を覆いながら見てましたよ。どんだけ「蝙蝠傘」が好きなんですか、あなたは。
とまぁ、そんな嬉しすぎる驚きがあったのでセットリストは忘却の彼方へ(あ、いつものことですね)とりあえずこの曲やったよなー、ってのを順不同で。
そしてとてつもなく長くなりそうなので追記に収納。




銀河
しゃれこうべ
星の降る夜
TAXI DRIVER
ノラ
Virgin suicides
KILLERS
LOVE AND HATE
December(?)
新曲?旧曲?
Forever young
蝙蝠傘
二十面相
OUTSIDER
青いライオット
HUMAN LOST
群青バタフライ
東京ロックス
妄想ガール
妄想ガール

「妄想ガール」が2回あるのは間違いではありません。2回やったんです、それも立て続けに。ヒデヲさんのブログによれば2回目の「妄想ガール」はDVDに収録されないそうで。あ、じゃあヨダさんのダイブは入らないってことですね…


整理番号から少し遅れて入場。記憶にあるよりずっと狭い空間にいきなりオロオロ。とりあえずドリンクを貰って飲みながらどこで見るかと考えてみたり。一番いいのは後ろの一段高くなったところだよなー、って封鎖されてる!でもだからと言って前の方(Aブロック)にいたら無事でいられる気がしない。まぁ後ろでも見えないことはないでしょ、と思って最後方まで移動したのですが…ちょっと失敗したかもな(苦笑)思ったよりも男の人が多くてかなり視界が限られてしまいました。なので、ステージ上で起きていたであろうあれやこれやを結構見逃してます。前の方だけ爆笑してても何が何やら。あー早くDVDで見たい。「蝙蝠傘」が見たい(もうわかったから)
結構みっちり詰まってきたところで照明が落ちてSEが流れ出す。SE…どんなんだったっけ?何だかあまりにも見えなくて、そっちに気を取られておりました。登場の瞬間がはっきり見えたのはアンドリューとヨシイさんくらいかなー。ヨダさんに至っては前方の歓声で「あ、今出てきたんだ…」と確認する始末。その後押されて流されたり、前の人が動いたりしてステージ上の見える範囲がどんどん変わっていったのですが、アンドリューは見えてません。ヒデヲさんもほとんど見えてません。リョウくんも…見えなかったなぁ。辛うじて見えていた2人(ヨダ・ヨシイ両氏)も胸から上しか見えてない。過去最悪に視界が狭いライブでした。
でもね。だからってつまらなかったなんてことは全然なくって。むしろチラチラと見えた瞬間の表情だとか動きを見ようとする集中力が半端なかったですよ。そして今、その「他のことに使えよ」レベルの集中力で目に焼き付けてきた光景を思い浮かべてはニヤニヤしているのです。エヘヘ、ヘヘヘ…(不気味に思い出し中)


…えっと、本題に入ります。1曲目は「銀河」。ええ、さすがにそれは覚えてますよ(笑)ここのところ「ギムギムの森」ばかり聴いていたので、この曲を聴くこと自体が久々だったりもして個人的には驚きながらのライブスタートでした。この時はねーヨシイさんしか見えてなかった!笑顔が素敵だった!ボーダー着てた!
うーん、これは覚悟した以上に何も見えないで終るかもしれないぞ…と不安になりながら2曲目「しゃれこうべ」。初めの数曲はちょーっとだけテンポがゆっくりしてなかったかなーという気がしているんですが、どうなんでしょうか。ヨダロック(今回呼び方が迷走してます)の歌い方もがなり立てるような感じじゃなくて丁寧に歌ってる感じがしたような。ま、丁寧っていってもヨダロックの割には、っていう丁寧さですけど。…丁寧っていうよりは大人しい、の方が的確かな?むむむ…
まぁね、そんな歌い方も「星の降る夜」ではしっくりくるわけです。このちょっと後(正確な順番なぞわかりません)「ノラ」も。ああそうだ、「ノラ」良かったなぁ。イントロ聴いて思わず「うわぁ…」って言ってしまいました。ものっ凄い小さい声で。もうずーっと書いてたけど「蝙蝠傘」が聴きたくて、だけどそれをやらなかったとしても「ノラ」か「水槽のマリー」かどちらかは聴きたいなぁ、と思ってたんですよね。それでとりあえず「ノラ」は聴ける!って嬉しかったなぁ。
開場待ちをしてた時にDaisy Barの入口に降りていく階段のところに私が初めてFOXを見たイベントのポスターが貼ってあるのに気付いて、ちょっと懐かしいなあなんて思ったりもしたのですけど、たかだか1年半前なんですよね。「音楽と人」のディスクレビューで気になってニコ動で「妄想ガール」のPVを見てガッツリ気持ちを持っていかれてしまって「百花繚乱」を即購入して。その勢いのまま見に行ったイベントがシェルターで行われたそれでした。後ろの方から呆然としながら、でもとてつもなく前のめりな気持ちで見入ったあの日があったから今こんなことになってるんですよねー(苦笑)
あまり音楽に興味がない人から「どうやって好きなバンドとか見つけるの?」と聞かれることがあるけれど、実は「コレ!」というきっかけなんてないんだろうなぁ、とつくづく思うのです。自分のことを振り返ってみてもオフコースは親が買ったコンピ盤(?70〜80年代の名曲を集めたCD-BOXです)だったし、チャゲアスとイエローモンキーはそれぞれ当時見ていたドラマの主題歌。ゼペットは木村さんのオールナイトニッポンだったなぁ。まぁ、ここまではまず曲ありきだったんですよね、一応は。だけどそれ以降の椿屋はフライヤーがきっかけだったし、FOXは雑誌のディスクレビュー。そこから試聴してみて「あ、やっぱりこれ好きだ!」って。言うなれば、音楽が好きで、その周辺をウロウロしてたらあらまぁ他の落とし穴にはまっちゃったよ、みたいな(笑)自分で書いててもわけわかんないからなぁ、音楽それ自体に興味がない人が傍から見たらもっとわからないですよね。そして私はここで唐突に何を語りだしているのか。
そう「ノラ」がね、久々に聴けて良かったなぁっていう話でした。


以下、2/22(猫の日)に追記(し始めて日付が変わりましたよ、っと)


「ノラ」に引っ張られて話がずれてしまいましたが、多分4曲目は「TAXI DRIVER」だったような(違うかな)。この曲に入る前にヨダロックが何か叫んでたんですけど、何て言ってたんですかね?「はぁぁぁぁ?」とうっすら笑いながら聴いたイントロが「TAXI DRIVER」だった時の私の豹変っぷリは凄かったと思います(笑)
都庁とか新宿というフレーズが入っているせいだと思うんですが、妙にこの曲が好きでして。それも気分がうわーっと上がるんじゃなくて、やけに落ち着く。頭の中にぶわぁっと広がってくるイメージを眺めながらそのBGMとして心地よく聴いている感じ。それはおそらく新宿とか都庁っていう場所が今の日常の中に当たり前にある場所だからだろうな、と思う。もしあのまま地元にい続けて、その中でこの曲を聴いていたらもっと狂おしく聴こえたかもしれない。戻りたい、また行きたいと願う憧れの場所として新宿があっただろうから。だけど今私はそこで日々を過ごしていて、都庁の横を何百回も歩いている。同じ新宿でも「歌舞伎町の女王」はフィクションなんだよな、やっぱり。西新宿が私にとっての新宿、東京だから。
ひたすら格好よく展開していくPVを思い出したりしながらの「TAXI DRIVER」でした。

この曲が4曲目だったとして、ここで最初のMC。まー初っ端から飛ばしてましたよ。
「お前らの熱気で暑い!だけど空調が効いてるから寒い!暑かったり寒かったりで風邪ひきそうだ!」とか…。ちょっといきなり「風邪ひきそうだ」って何なんですか(笑)そういえば去年フラッドとミイラズの2マンを見に来た時は空調の風が直撃するところにいたせいもあって、寒さに震えながら見たっけなぁ…と一瞬思い出に浸っていたのに引き戻された!「だからお前らも気をつけろ!ここは暑いけどなぁ、外に出たら寒いぞ!外に出たら気をつけろ!」


ご心配いただきまして…あ、ありがとうございます。


細かい言い回しとかは違うんですけど、口調はまぎれもなくあの口調ですからね。心配されてるのに優しくされたとは到底思えないこの感じ!ああー好きだ!(結局それかよ)
でもね、多分このタイミングだったと思うんですが(もっと後かな)「辛くねぇか?」って聞いてくれたんですよね。ステージからはどんな状態に見えてたのかわからないですが、まぁ楽ではなかったですよ。遅れて入ってくる方がいればズルッと人が動いて思わぬ方向に流されるし、そもそも通勤電車に乗ってるような状態でライブ見てるんですからね辛くないはずはないんですよ。だけどああしてちょっと気にしてもらえるだけで「いやいや、大丈夫」と思える…のは…普段の不遇さによるもの…ですか(あれ、視界がにじんできたよ)。いやいや別にそんな酷い扱いを受けてるわけじゃないんですが、だいたいにおいて「あの人は放っておいて大丈夫」という判断を下されがちなので、ちょっと人に心配されたり親切にされると非常に喜びます(笑)

まぁ、でもやっぱりヨダロックですから。「大丈夫ー!」という声が上がった途端に「大丈夫ってことはまだまだだってことだよなぁ?」とニヤリ。うわぁぁぁぁやっぱりこの人怖いよー。でも好きー(この後何回それを言う気だ?)


さて、ここから先は曲順を全く思い出せません。どうしようっかな。順不同で書くしかないですね。
新旧狐曲満載編、ということだったのでどういうセットリストになるか非常に楽しみにしていたのですが、思った以上に「lonely vacation」収録曲が聴けたなぁという印象です。曲数的にはさほど偏っているわけでもないんですが、普段あまり聴けないだけに印象に残ってるんだろうな。「シーガル」が聴きたかったなぁ…と思わなくもないんですが、まぁ贅沢を言ってはいかんですね。あれだけ熱望していた「蝙蝠傘」が聴けたんだから!もう本当にあの瞬間には「これでライブが終わってもいい!」とまで思ってましたから。あー早くDVDでじっくりがっつり見たいなぁ。ただの黒い布(苦笑)を纏ってゆらゆらと歌うヨダロックが見たいなぁ。
そうそう、思い出しついでに書きますが「蝙蝠傘」の時にヨシイさんが着ていたボーダーの首回り(あれ?ハイネックだったのかな?)を伸ばして鼻の下まで覆い隠していたんですけど、あれって前もやってましたかね。て言うか、あれは何なんですか。ちょっとぼかして説明したいような何かを思い出してしまったんですけど。そしてそういう発想をしてしまう自分が残念でならないんですけど。


(以下、2/28に追記)
そうそう、「蝙蝠傘」の前にマイクを交換してたんですよね。前回のワンマンの時は10曲終わったところで交換してて、だから多分今回もそれくらいの曲数終わったんだろうなー(ライブ進行中に既に記憶が怪しくなってる)とか思いながら人と人の隙間から見てたら…あれは!「群青バタフライ」のPVでも見られる、そして何でだかわからないけど私が妙に好きな赤いコードのマイク!ライブで使ってるのって久しぶりだー。わーいわーい、と浮かれてたら(それで浮かれられるってすごいよな、我ながら)「蝙蝠傘」ですからね!リアルに笑いが止まらなくなりました。ヨダロックが「赤い…赤い…お前たちの血潮が…」とか何とか言ってた気がするけど、だけど「血潮」はないだろ、とか思うんですが、とにかく嬉しくてドキドキしてほとんど耳に入ってなかったんですよ!(聞けよ)
久々に見る「蝙蝠傘」はやっぱりドロドロで妖しくて、だけどたまらなく色気があって、1週間経った今思い出してもニヤニヤしてしまう。そして背筋がゾクッとしてしまう。あー早くDVDでガッツリ見たい(もうわかったから)
その後が「二十面相」でしたねー。この2曲の組み合わせはいいですねー。ザ・昭和、しかも江戸川乱歩の世界!な感じで。
今書きながらその光景を思い返していたら、心臓がバクバクしてきました。好きすぎだろ、いくらなんでも(苦笑)


でも本当にね、機会があれば見ていただきたいです。「蝙蝠傘」を。聴くのはもちろんだけど、見てほしい。ヨダロックの風貌とか声からはまさかあんなパフォーマンスをする人だなんて想像もできないけど、やっちゃうんだよ。しかもすごくハマってる。そのギャップにやられてしまって、それでズルズルとFOXにのめり込んだと言っても過言ではないんです、本当に。
先日更新された野良日記でバンドとフィギュアスケートの共通点は「全身見られまくって採点される」ことだと書いてましたが、やっぱりそういう自覚がある人なんだなぁ、と。でなきゃあのパフォーマンスはできないよね!と一人で勝手に納得しているわけです。朝5時過ぎの更新は寝る前なのか早起きなのかとどうでもいいことを気にしながら(笑)


何をどこまで書いたのかわからなくなってきました…。
えっと…ああそうだ、これだこれ。諸々の事情が許せばちょっとこれをご覧ください。

DMM.com証券のCM

このCM、なーんか好きだったんですよ。この胡散臭い感じが(笑)それで見るたびクスクス笑っていたら、それと似たようなことを言う人が好きだったんですね、私は。ってことを今回のライブ中に思い出しました。カッコ内は私の心の声(主にツッコミ)です。
今回のライブが百人限定で行われていることを受けてのMCだったのですが…
「100人ってことは、1クラス30人として3×3=9で…3クラスだろ(何で学校!しかも1クラス30人って少なくないですか!?)それで俺が教師でお前たちが生徒ってことだ(違います)教師としてお前たちに教えたいことは…(…大事なのはお金じゃない、って言ったら笑い死ぬ!)愛と…(え、愛!?)憎しみ…LOVE AND HATE!」
と、新曲を披露してくれたわけです。
その時くるっと振り返った背中には「HATE」の文字が。あれ、SAD VACATIONのラインナップの中にはなかったんですが、衣装用に特別に作ったんですかねー。微妙にサイズが大きそうで「何かなー、なんだかなー」と思いながら見てたんですが(苦笑)

…バカなこと考えててすみません。だけど絶対似てるよ!ヨダロックがあのCMと同じ台詞言ってるのを脳内で再現できちゃうから!(twitter見てたら同じこと考えてる方がいらっしゃいました。似てるんだよ、やっぱり)
そして肝心の新曲なんですが…うーん、正直ボーカルが殆ど聴こえなくて何が何だか。ただ、ドラムの音がもの凄く響いてきたなぁ、という印象はあります。もう何回か聴けばまた変わってくるかもしれないですね。

今回披露された新曲はもう1曲ありまして。それがヨシイさんがキーボードを弾くという例の曲でした。「12月」という歌詞が効き取れたので多分「December」じゃないかなと。でもこれもヨシイさんが全然見えなくって。単純に見づらい位置にいたってのもあるけど、柱の陰で背中向けて弾いてるんだもん!これもあと何回か見て聴いてるうちに色々感想も出てきそうな感じです。
あと1曲聴いたことのない曲があったけど、あれは古い曲なんでしょうねー。前の方の方たちの盛り上がりとかmixiでの書きこみを見た感じでは。

この教師ネタはその後も続き、「もうひとつ教えたいことは…永遠。Forever young!」とか、もうね…大好きです(笑)


終盤はとにかく怒涛の勢いで駆け抜けていきましたね。あれよあれよという間に付いていくのに必死でしたよ。記憶なんて残っちゃいないぜ(口調をガラリと変えての開き直り)
「HUMAN LOST」で本編終了。ダイブしたいんだか、したくないんだか最前列のお客さんに背中を預けて歌っていたヨダロックに実はこの時悲劇が起きていたようで…


アンコールに応えて出てきたヨダロックが一言。「唇が…唇から媚薬」


へっ?工藤静香


これ以上ないくらいの脱力感に襲われる中で話の続きを聞いてみれば、さっきお客さんに背中を向けていた時にみんなが後ろからトントン叩いてくる、と。そうすると口とか鼻がマイクに当たる!その前に向かいたい気持ちを上に向けろ!…と、そういうことが言いたかったらしいです。媚薬関係ない!(笑)


アンコール1曲目は「群青バタフライ」。いやぁ今回「ギムギムの森」収録曲は少なかったですねー。その分ツアーとの違いがはっきりしてて面白かったですけど。うん、いいセットリストだったなー(「蝙蝠傘」が入ってた時点で9割方OKです)
どの曲がアンコールだったんだか思い出せないんですけど、最後は「妄想ガール」を2回続けてやって終了。2度目の「妄想ガール」の時に「前に来い!解禁だ!」なんて言うもんだから、前の方は凄いことになってましたねー。私はそれを後ろ(Bブロック…って今回言わなかったな)からニタニタ見てるのが楽しいんですけどね。
それで、まぁ、ワンマンだしね。やるとは思ったけど。やったね、あのお兄さんは。最後落ちてたけど(苦笑)だけど、ヨダロックが落ちた後にグワッと担ぎあげてステージに戻してた(まぁ見たまま正直に書くと「ぶん投げてた」)男性がいらっしゃいまして。その方の腕力が凄いのか、ヨダロックがめちゃくちゃ軽いのか。その様が何だか面白くて横で見ててつい笑ってしまいました。うわぁすげぇ一気に戻っていったー!とか内心大騒ぎしながら(笑)


とにかく楽しかった。どっかのタイミングで唐突に4回転ジャンプ(1回転×4回)を決めたり、「今日は100人乗っても大丈夫!」とイナバ物置な発言をしたり、そうかと思えばぐぐっと引き寄せられるような表情を見せたり、ヨダロックは本当に面白い。飽きない。飽きるどころかどんどん面白くなる。もっと見たい!と思わされてしまう。要は…大好きです。今年の前半で抑えている分が後半に爆発しないか、今からちょっと恐ろしいです(苦笑)


あー、やっと書き終わった!長々&細々とすみませんでしたー。読んで楽しんでいただけたら幸いです。