ダ、ダイブ!?

横浜公演が物凄い盛り上がりだったようで。中田裕二が客席にダイブしただとか(いくらガリだとは言っても、女子ばかりの中に飛び込んでいくのは危険だと思いますよ)、やっちんに飛び蹴りをくらわせただとか(酷いな)、たかしげが喋っただとか(それはつまり「できるかな」最終回でノッポさんが喋った事が伝説になっているのと同じ事ですね。違うか)、サプライズが満載で思わずPCの前で頭を抱えてしまいましたよ。名古屋でもそれくらい盛り上がるだろうか。不安です。

しかし、喉の調子は今ひとつだった模様。大丈夫かいな。



…本来は別のことを書こうとしていたんだった。


昨夜、「ツアーパンフっていくらくらいだっけ?」と思って手近にあった「LOVE COMMUNICATION TOUR」と「FOR SEASON」のツアーパンフを見てみました(後追いファンですので、両方ともメカラウロコ15で再発された時に買いました)。パラパラと中を見返していたら値段どころじゃなくなって夜中にボロボロ泣いてしまいました。それもすべて吉井和哉のこの言葉のせいです。

「リアルタイムでザ・イエロー・モンキーと共に生きていた」と、感じて欲しいのです。昔のパンフレットにも書きましたが、「ザ・イエロー・モンキーが失くなる事が、あなたにとって最大の暴力」となるように、このバンドをみんなの生活の中に密接させていたいのです。(LOVE COMMUNICATION TOUR)


君達は必死の想いでチケットを獲って、俺達に会いに来てくれた。4,000円以上もするんだ、大勢のスタッフが死ぬ気で演出するぜ。そして、俺達も最高のコンサートを演るぜ。だからザ・イエロー・モンキーのコンサートハこれだけ凄いんだ。さあ始まるぜっ!!(FOR SEASON)

やっぱり吉井和哉は天才ですね。ファンとバンドの距離感だとか、ライブに行くということの意味合いを完璧に理解している。そして、それをしっかりと形にしてくれた。だから私は解散という事実を目の当たりにするまでずっと夢を見ているような気分でいられたんですよ。初めてイエローモンキーのライブを見たとき、思わず口をついて出た言葉は「うわぁ、本物だ…」でしたからね。どんだけ夢見心地だったんだよ、って話なんですけど。


で、今の椿屋にそれを感じられるか、という話になるのですが。…まだまだですよね。歳も若いし、バンドも走り始めたばかりだから仕方のないことではあるのですが、本当にまだまだだと思う。私が一番気になっていて、何とかしてほしいと思っているのは「ファンに余計な心配をさせるな」ということです。インディーズとはいえプロなんだからさ、素人に心配されてるようじゃ駄目だよ。第一、何かしら心配な気持ちがあると100%楽しむ、ということができませんからね。
今日、客席に飛び込んだ中田裕二の心境と、最後のツアーとなったスプリングツアーで客席へのダイブを繰り返した吉井和哉の心境に共通するところがあったのか、なかったのか。それは実際その場にいなかった私がどうこう言えるものでもないし、その場にいたとしてもわからないものかもしれません。でも、何かしら思うところがあったんでしょうね。…単純に盛り上がったから飛びこんじゃった、という可能性は…ないか(笑)。