メカラウロコ・8から5年

つまり、成人式から5年。あの日、成人式の会場から大急ぎで帰って東京に行って良かった。イエローモンキー最後のライブを自分の目で見て、耳で聞いて、全身で感じられて良かった。本当に良かった。

20歳の頃の自分が書いたレポを読み返してみたら、長い上に若いんだ、これが(泣)。でも、これはこれで当時の本当の気持ちです。追記に入れておきます、お時間のある方どうぞ。

…あー、書き直したい。でも、我慢。
メカラウロコ・8 (2001.1.8 東京ドーム)

初めての東京ドーム、そして…初めてのアリーナ席!!
会場内に入ってみるといつも見ている光景とは全く違う。
下に人がいない!!(笑)
自分と同じ地面にステージがある!!(爆)
それだけで興奮してしまい、期待は高まる一方だった。
でも大阪と曲順は一緒だろうと思っていた。だから少しは冷静だった。
でもほんの少しの「もしかして」が拭い去れなくてやっぱり…ね。

この後は曲ごとの感想などを。

■■ジュディ■■
 さすがアリーナ席、1曲目から盛り上がり方がハンパじゃない。
 それにつられるようにして私のテンションもどんどん上がっていく。
 すでにここで感極まるものがあったり、なかったり。

■■サイキックNo.9■■
 この曲は暴れるためにあるんだ、とばかりに飛ぶ!飛ぶ!
 嵐のひたちなかをちょっと思い出した。
 あの日も皆で飛んだよね。

■■DEAR FEELING■■
 私、やっぱりこの歌詞に弱いです。
 「もしも君がいってしまったら人間やめる」(涙)
 急に思いついて胸の前で手をヒラヒラやってみたりした。
 そうしたら、たったそれだけのことなのにすっごく気持ちよくなっちゃって頭の中もフワフワしてきた。
 こんなことなら大阪の時にもやってみれば良かった(悔)

■■STONE BUTTERFLY■■

■■TVのシンガー■■
 ヒーセの雄叫びと共に始まるこの曲。
 いつも以上に歌詞がグサグサ刺さってきてたまらなかった。
 私は幻を追っかけていたの?

■■I Love You Baby■■
 今までこれ程暴れたことはないってくらい暴れた。
 あくまでも自分の中での話だけど。
 “I Love You”に込める想いも過去最高。

■■GIRLIE■■
 この時の黄緑色の照明がやけに好き。
 ステージから目を離した回数が一番多かったのはこの曲かもしれない。
 天井を見上げてると異空間に行ける(笑)
 でも、大阪の時のように大型ビジョンに映るエマに泣かされることもなく。
 と言ってオリジナルバージョンの忠実なる再現に失笑させられることもなく。
 「いつまでも側にいて」

■■天国旅行■■
 曲の間中「死なないでね」と心の中でつぶやいていた。
 年明け早々縁起でもないことだけど、4人が旅立つ日が
 1日でも先であることを願うしかできないから。

■■カナリヤ■■
 天国旅行からのこの曲順は酷だ。
 今日はこの曲でも歌詞と気持ちがリンクしてSTAY WITH MEだった(謎)
 もう一度会えるかな?

…すいません、この後しばらく記憶飛んでます。
なので曲に関しては順不同で。

■■ROCK STAR SHOCK HEARTS Sweet&Sweet■■
 マジで記憶飛んでる。
 覚えている事と言えばただ一つ。
 触発の♪ROLLING〜で吉井さんが前転しなかったことだけ。
 どういう記憶だよ、それ(爆)

■■JAM■■
 素敵な2人に合掌と合唱を。

■■BURN■■
 この曲がなければ今日私はこの場にいなかったから。
 この曲がなければここ2,3年の日々は全く違うものになっていたはずだから。
 ありったけの愛と感謝を込めて。
 取り残されないためにも飛ばなきゃいけない!
 …斜め前にいた同じ年くらいの兄ちゃん、君の壊れっぷりは最高にカッコよかったよ。サンクス。

■■SUCK OF LIFE■■
 嗚呼、あの(笑)マイク振り回しがこんな近くで見られるなんて(爆)
 いつかマイクスタンドを吹っ飛ばすに3000点←アホ
 ここでの名言はこれでしょう、やっぱり。
 「ヒゲのある人はキライッ!!」
 ロビンちゃん(敢えてこう呼ばせていただきます)、貴方やっぱり可愛い。
 メンバー紹介でアニーにマイク持たせてその間代わりに叩いてたのがなんか妙に嬉しかった。
 ビジョンで見たらめちゃくちゃ真剣な顔して叩いてたよね。
 三国さんは約5万人に「バーカ」って言われてるし(涙)
 そんなこんな全てをひっくるめて好きなんだ、ってことを再々…確認。

■■バラ色の日々■■
 涙目の始まり。
 明日からはもうイエローモンキーいないんだな(しばらくの間ね)ってことが初めて実感を伴ってきた。
 そうしたら悲しくて辛くて切なくて…途方に暮れて。
 今まではイエローモンキーがいさえすればそれだけでバラ色の日々だった。
 でも、明日からはそれじゃダメなんだ、
 いつまでもイエローモンキーに頼っていられないんだ、ってことを強く感じて。
 自分1人でもバラ色の日々を見つけられるようにならなきゃいけないんだね。
 「試されているのさ悔しいね」
 吉井さんが何度も「未来が欲しい」なんて歌うから更に涙目。でも泣かない。

■■パール■■
 なんだかんだと文句たれましたが、と言うか文句たれてたからこそ大好きな曲。
 曲が始まってすぐに吉井さんがギターを外したのが見えて、
 また飛び込む気なのかなぁと思ったんだけど違った。
 しかしそれで取り乱したりしない辺りさすがですな。
 答えが出ていなくても、何に対して答えをだそうとしているのかわからなくても夜は明けてしまう。
 明日の朝が来る前に見つかるのかな?そんなことを考えていた。

■■峠■■
 とにかく4人がいる光景を目に焼き付けておきたくて全くビジョンを見なかった。
 吉井さんがいて、エマがいて、ヒーセがいてアニーがいる。
 そのことにこんなに感慨を覚えるなんて思いもしなかった。
 4人でいることが当り前だと思ってた。でもそうじゃなかったんだよね。

■■(アンコール1回目)メロメ■■
 大阪と同じく後方からメンバー登場。
 思ってた以上にこの時のステージが近くてほぼ原寸大(笑)だったんだけど、
 私の悪い癖と言うか何と言うか… 
 イエローモンキーの4人が今そこにいる人だ、ってどうしても思えなくて。
 雲の上の人、っていうのとも違うんだけど実在の人だと思えないんですよ、なぜか。
 同じ屋根の下にいるのにこうなんだからどうしようもないね、こりゃ。
 席が近ければ実感できるかな、とか思ったけど結局いつものままだった。
 あんなに近くにいるのにそれが現実だと思えない。
 あの4人が今そこにいるということが信じられない。何故?
 でも、とにかく吉井さんの声が綺麗で聞き惚れてた。
 花道を歩く吉井さんが「ありがとう」って言ってくれたのが嬉しくて仕方なくて
 私も心の中で「ありがとう」って何回も叫んだ。ありがとう、ありがとう、ありがとう!!
 花道を行く4人の姿が映画か何かのワンシーンみたいに見えて私のビョーキに拍車をかける。

■■真珠色の革命時代■■
 メカラウロコと真珠色の革命時代はどうしてこんなにも合うのだろう?

■■悲しきASIAN BOY■■
 紙吹雪も下から見るとまた違うね。
 イエローモンキー万歳!
 一瞬ひいたけどついやっちゃった。ばんざ〜い!!

■■(アンコール2回目)BRILLIANT WORLD■■
 メンバーが出てくる前にスタンド席でウェーブをやっててお祭りぽかったね。
 「君とI will go」じゃないよ、さっき決めたんだ。
 1人でもきっと見つけてみせるよ最高の世界を。

■■WELCOME TO MY DOGHOUSE■■
 それでもやっぱり淋しいことには違いないので。
 「I miss you」を思いっきり叫んでやろうと思ってたのに、なんかタイミング逃した(悔)

■■その後…■■
 「写真を撮りましょう」
 パンドラツアーファイナルをビデオでしか体験していないから嬉しくて嬉しくて。
 絶対写らないとはわかっていても精一杯手を伸ばした。
 この日この場所に私がいたという証に。
 あの時メンバーはどんな顔してたのかな。

★★うろ覚えMC★★
 「希望と絶望と興奮をありがとう」
  えっ、絶望?(絶句)
  翌朝の新聞報道では「希望と興奮」になってたけどね。
  ああ、でも絶望もあるかもね。
  能天気に聞いてるだけの私でさえ受け取ったからね、ある種の絶望を。
  希望ばっかりじゃ人生つまんない、これが私の思うこと。

 「イエローモンキーは永久(永遠だっけ?)に不滅です」
  これも実はちょっとひいた(吉井さんゴメン)
  でもね、嬉しかったよ。

 「できるさ、できるさイエローモンキーのファンだもの」
  貴方達がお手本です。

■■全体を通して■■
 ドラムの音が自分の心臓の音みたいにドックンドックン響いてきてそれが心地好かった。
 低音が腹に響くってことはあるけど胸にきたね、今回は。
 胸がいっぱいで苦しいんだけど気持ちいい。不思議な気分。
 これを気持ちいいと思えるうちはライブに行きつづけるんだろうね。