「音楽と人」2月号

金光氏ならずとも気になる「中田裕二・熊本暗黒時代」。その一端が垣間見られた、いい記事でした。

「やりたいことははっきりしてましたね。だから後押しして。だって中田君は、諦めない、絶対にそうなるって。あんな気弱な男の子が、それだけは確信していたから」

これは代表の中学時代の恩師の発言なのですが、これ読んで若干涙ぐんでいます。「あんな気弱な男の子が」今の中田裕二になった、その事に猛烈に感動しています。まだ早いですよ、まだまだロックスターとは呼べないけれども、でもここまでは来た。

「あんなにダメだった自分が音楽をやる事で変われた」、この奇跡に私は弱いです。
元々格好良くて人気者だった人が音楽をやって更に人気者になった、っていうのはまぁ、当たり前ですよね。逆に「ダメな自分をそのまま音楽に投影してま〜す」っていうのにお金を払う価値はないと思ってます。愚痴は身内に吐くだけにしろ、という主義ですので。
そして、「ダメな自分が音楽の力を借りて精一杯カッコつけてます」というのが好きです。その精一杯に感動します。だから椿屋四重奏が好きなんです。

そんなことを改めて思いました。