涙と雨の祝福を

自分で取った端っこ席を友人に回して(こう書くと酷いな。でも喜んでくれたよ)、とある方から譲っていただいたチケを手にいざ会場へ。


…すみません、すっげーいい席なんですけど。


動揺しつつ、怯えつつ開演の時を待つ。椿屋ポッドキャスティングはなし(当たり前か)


…すみません、舞い上がりすぎました。


そのままのテンションで元同僚たちとの呑み会に合流。ビールが美味しい。話が楽しい。やっぱりこの人たちの事が大好きなんだ、と再確認。でも、自分に言い聞かせる意味も含めて何度も話に出したのだけれど「もう一度こっち(東京)に出てくるのは無理」。出てきたいよ。大好きな友達はいるし、好きなものが簡単に手に入る場所でもあるから。でも、やっぱり無理なんだ。たったの7ヶ月で退職して地元に戻った一因もそこにあったわけだし、それを簡単に覆してもう一度出てくるのはやっぱり無理なんだ。こうして時々遊びに来て、それでいいや…と無理矢理自分を納得させようとしています。
…まぁ、そんなわけで名残惜しくて2次会、3次会と宴は続き。結局朝まで呑んでました。ホテルのチェックアウトが遅くて良かったー。
目が覚めるとものすごい頭痛と軽い吐き気。二日酔いか、寝不足か、はたまた寒い部屋でガタガタ震えながら寝ていたせいか。とりあえずホテルを後にして帰宅。


寄せ鍋を食べて4〜5時間寝たら治りました(丈夫だなぁ)
で、記憶が鮮明なうちに何かしら書き残した方がいいとは思いつつ、先行発売で買ったDVDを勝手にダイジェストにして見てました。

…開始数分で号泣するのはいかがなものかと思う、いくらなんでも。
同期の男性にも「(年に何回も上京してライブを見ていることに対して)何がそこまでさせるの?」と苦笑交じりに言われたけれど、本当に何なんでしょうね。
昨日中田くんが「夢のようです」(みたいです、だったかな)と言ったけれど、私にとっても椿屋四重奏が見せてくれるものやバンドそれ自体が夢、なんだろうな。刺激のない、単調な毎日に埋もれそうな自分を別の世界に引き上げてくれる存在が椿屋なんだと思う。そして中田くんの見ている夢がどんな形に結実していくのか、それを一緒に見て行きながら泣いたり笑ったりしたい、それだけなんです。たぶん深い意味なんてない。ただそれだけ。
そんな思いがDVDを見て一層強くなりました。

せっかく導入したストリングスが実はあまり聞こえなかったけど、「嵐が丘」をやってくれて本当に嬉しかったし、感動した。何かまた違った解釈が生れそうな、そんな「嵐が丘」でした。

とりあえずまた寝ます。…もうオールできる歳じゃなくなったのかなぁ(泣)