あれこれ思うこと

新しいアーティスト写真を見ました。
あら、ポップ。「LOVER」の時の髭面より、こっちの方がよっぽどいいですよ、ねぇ(誰に向かって言っているのか)
でも、地味に驚いたのはたかしげですよ。急に雰囲気変えすぎですから。あはは。


…この写真を眺めながらしみじみと思いました。「今度のツアーは静岡と名古屋、できるだけ近くで見ておこう」と。
渋公は二十数列目という「く、九段よりはましだよね…」と自分を慰めるよりないような席だし、横浜も100番以降というわけでおそらく後方から見ることになるでしょう(会場のキャパによってはそれほど後ろでもないのかもしれませんが)
そして、これから先はこういうことがどんどん増えていくのだと思う、というか増えていくと嬉しいなぁと思う。嬉しいけれど、その反面ちょっと寂しいのも確かで、だからこそ近くで見られそうな番号を手に入れられた2会場はその幸運を目いっぱい享受しようと思うのです。でかいのが前にいたらごめんなさい。
…「メジャーに行ったら、遠くなったみたいで寂しい」なんて言うファンにはなりたくなかったんだけどなぁ(苦笑)
存在が元から遠いのは承知の上ですから。ライブを見られる距離が遠くなったのを嘆いているだけですから、と苦しい弁明でもしておこう。


そして6/23付けで更新された「霧雨日記」。喉の不調を訴える中田くんを久々に心配してみたり、「夕暮れから夜にかけて街中が色っぽくなる頃に聴くとめちゃくちゃハマる曲」という一文に深くうなずいたり…
と、じんわりといい気分で読み進めていたのですが。

…なんでそこでEROSとか書くんだ(怒)
その一言を目にした途端、ここ数ヶ月で溜まりに溜まっていた不安や微かな不満が爆発してしまいました。


秋からのツアーで久々にライブを見られるのは本当に楽しみなのだけど、賛否両論(否多め)を巻き起こしているMCや小芝居、EROSコールが不安で仕方ないのです。
どこに向かっているんだ、椿屋四重奏は。というか中田裕二は。


初めてライブを見た3年半程前のことを思い返してみると、そのころから確かに演舞中にクスッと笑いが起こることはありました。
私自身も中田くん登場の時点で「な、なんだこの人は!」と笑いがこみ上げてきたのですが、それは一生懸命カッコつけてるのにカッコついてない可笑しさだったんですよね。だから見ている側としてもあんまり大声で笑っちゃ、一生懸命やってるのに悪いなー、と思ってしまうような、そういう類の笑いでした。
…まぁ、確信犯だったのかもしれませんけど。

でも、それがやっちんが加入して「バッチグーの歌」なるものが登場して、だけどそれも愛憎タイムの一つのパートの範疇を超えるものではなくて、うわー椿屋のライブ面白くなったなーなんて、単純に笑って見ていられたのですが、今って正直どうなんでしょうか。
私が最後に見たライブは年越しの中野サンプラザで、その時はそれほどおふざけも過ぎることなく、でもメジャー行き発表をあまりにも茶化して焦らす様に若干苛ついたりして、それがこの今の変な空気の前触れだったんだろうか、なんてことを考えて益々不安になってしまうわけです。


そろそろ椿屋を知って丸4年が経とうとしているわけですが、未だかつて無いほど、このバンドに対して愛憎入り混じった複雑な思いを抱いています。


バンドが多くの人に知られていくのは嬉しい。ライブ会場が大きくなって遠くの席からしか見られなくなるのも寂しいけれど我慢する。
だけど、変な方向に走って行っているとも思える今の状態で多くの人に知られて、大きな会場でライブをやられるのは嬉しくない。
シャキーンと一本筋の通ったカッコいいバンドだから、椿屋四重奏は。その姿のまま多くの人に知られる存在になってほしい。MCや小芝居で観客の気持ちを惹きつけるんじゃなくて、その演奏と歌声で圧倒してほしい。


不安です。本当に不安です。でも、ツアーは4箇所見に行きます。…この辺が自分でも矛盾してると思うのですが、実際に見なきゃ不安だから。こんなところで一ファンがあれこれ書いたところで何かが変わるわけではないし、中田くんだってちゃんと考えて今の状態を作っているんだろうから、あーだこーだ考えたって仕方ないんです。それはわかっているんです。でも、この不安がいつか抑え切れないほどの不満に変わってしまったらと考えると、とても怖い。…怖いよー(泣)