沢村貞子という人/山崎洋子

沢村貞子という人 (新潮文庫)

沢村貞子という人 (新潮文庫)

数年前から未読のものを見つけては読んでいる沢村貞子さんのエッセイ。女優としての彼女を見たことがないというのに、何がきっかけだったのか、今となっては思い出せません。
生粋の江戸っ子である彼女のスカッとして、それでいて柔らかい文章が読んでいて心地よくて好きなのです。
この本はそんな彼女のマネージャーを長年務め、女優引退後もすぐ近くにいて最期を看取った女性の視点から見た「沢村貞子」を書いたもの。著書から想像していた人物像を裏切られることなく(あ、でも食事風景のくだりはちょっと意外でした)「あー、やっぱりそういう人だったんだなぁ」とさらっと読了。
これは一度出演作も見てみなければ…