2007/11/04 tour07〜4 THE LOVERS〜@名古屋ELL

途中までは全然盛り上がらなくて、どうなることかとヒヤヒヤしたけど「踊れ踊れ踊り子ぉ!」の一声に何かが吹っ飛びました。
ダブルアンコールを求める手拍子が拍手に変わって終わる、そんなライブでした。
とりあえず出だしだけ書いておきます。

以下、11/5深夜に追記しました。
前半は本気でどうしようかと思いました。初日横浜並みのステージと客席の温度差。「moonlight」前だったと記憶しているのですが、中田くんが床に落としたペットボトルのキャップを思いっきり蹴っ飛ばしたんですね。で、それが意外と綺麗に客席に飛んで行ったものだから「おー、すごい」なんて思って、ふと中田くんを見たら「…あれ、苛ついてる?」と思わせるような、背筋がすーっと寒くなるような顔をしていたんだよね。まぁ、本当のところはわからないけど、私にはそう見えた。で、うわー怖い怖い、これどうなっちゃうんだろう…なんて怯えながら聞いた「moonlight」で思いっきりトチって(苦笑)そこで中田くんの表情もホッと緩んだように見えて、しかも曲終わりで「気持ちよくなり過ぎた」と照れながら言っているのを聞いて安心した私は盲目的なファンですか?(笑)
さらにその後の「小春日和」でもやっちゃったもんなぁ…でも、あれでぐっと場の空気が和んだような気もするのです。「小春日和」という曲自体が持つ雰囲気もいいように作用したんだろうけど。
そして若干グダグダになりながらやった「プロローグ」は心なしか歌詞を間違えないように必死になっていたような。まぁ、いくら私が甘いファンとは言え3曲連続で間違えたら怒りますよ、そりゃ。

記憶に残っているMCとしては多分「不時着」前だと思うのですが、「『薔薇とダイヤモンド』から2年以上経ってしまって…よくバンドをやれてるな、と思います。よくこれだけの人が集まってくれるな、と思います。ありがとう!」「待たせに待たせた皆さんを満足させるものになっています。楽しみにしていてください」といったようなことを言っていて、あーもうここまで待ったんだから来年初めまで待つくらいどうってことないよ!と太っ腹な気持ちになってしまいました。いや、でもホントに冷静に考えたら凄いよね。2年以上もアルバムを出していない、決してまだまだ有名とは言えないバンドのライブに375人(でしたっけ?)もの人が集まってるんだから…

で。「不時着」が終わってさて、次は「マイレボリューション」そして「サイレンス」だね!と思っていたところに嬉しい不意打ち。「もう1曲新曲やります。ラヴトゥーヘイト!」ええええええ、それ初聞きです!てなわけで驚きながらも心の中で(いや、実際にやったか?)ガッツポーズ。そしてこの新曲がまた、めちゃくちゃ好みなんですけど。私の中の「MU DA BO NE」に反応した部分が「おおおお、これは好きだぞ!」と盛り上がっていたような。だからといって似た感じの曲か、というとそういうわけではないのですが…何て言うのかなぁ。自分の中での盛り上がるポイントが同じ、と言いますか…とても個人的な感覚の問題なので言葉で説明しづらいです。でも、これは明らかに好きです。あー、アルバムを通して聞ける日が待ち遠しいなぁ。

既に上がりきっているテンションが「サイレンス!」の一声で更に上がる私はどれだけ「サイレンス」好きなんですか。段々自分でも恐ろしくなってきました。デカイのが前の方でガンガン盛り上がっててすみません。「サイレンス」が好きすぎてすみません。

もうこうなると記憶なんてあるはずもなく。メンバー紹介でたかしげが「中日ドラゴンズもりもりー!」と言ったことだけは覚えています。実際には「中日ドラゴンズ…」までしか聞こえなくて、中田くんが補足してくれてやっと全貌がわかったのですが。中日ドラゴンズもりもり、ってどういう状態なんですか(笑)

そして私はアンコールでまたしても度肝を抜かれてしまいました。「マイレボリューション」と「空中分解」を続けてやるなんて…今、相当首が痛いんですけど、きっとこのセットリストのせいですよね。間違いない。

首痛いよー(はしゃぎすぎ)、頭がぐらぐらするよー(年甲斐も無く暴れるからだ)と思いつつもダブルアンコールを求める手拍子に加わっていると、マネージャーのSHOWさん(…なんですよね)が袖に出てきてジェスチャーで「もう終わりです」と深々とおじぎを。そうしたらそれまで手拍子だったのが自然と拍手になっていったんですよね。あれ、何だか感動しました。うわー、この感じいいなーって。誰もいないステージに向けられた拍手がこの日のライブの出来を何よりも物語っていたと思います。終わりよければ全てよし、そういうことです。


静岡、名古屋と連日見てみて思ったのは「なーんか、横浜とは違うよね」ということ。もちろん土地柄とか会場の大きさとか色んな要因はあると思うのですが、それでもやっぱり何かが違った。ステージから発せられる気迫が違うというのもあるけれど、お客さんの方も必死だったよね。年1回ペースでのワンマンライブ。今楽しまなきゃ次は来年だよ!という切羽詰ったような思いが上手く作用していたような。その点横浜はお互いに甘えてたかなーとも思うのです。だけどやっぱりライブはその時1回限りのものだから、いつどこのライブでも「これ1回きり!」という思いで臨まなきゃいけないんだな、とつくづく思いました。その必死さがいいライブを産む気がします。


最後にもうひとつ。アンコールで出てきたときに「(動員が)大阪に追いついてきたぞ!」と言ってましたけど、もし大阪に追いついたら熱視線を東仙阪から東名仙にしてくれますか?(笑)