04/12 tour08〜CITY OF SILVER〜@下北沢CLUB QUE

先月の代々木といい、今年の椿屋は凄いですね。最高のライブでした。細かいところで言えば「うーん」と思うところもないではないけど、それはきっとツアーを続けていく中で改善されていくと期待できるし。個人的に言えば次のライブになる6月頭の名古屋が今から楽しみになる、そんなツアー初日でした。


「OUT OF THE WORLD」でのスタートは予想通りでした。まぁ、アルバムのツアーだからそうですよね。これで「群青」スタートだったらビックリですよ。嬉しいけど。そのままアルバム通りの流れで「トーキョー・イミテーション」ここまでは割とお客さんも大人しいというか、様子を窺っている感じでした。それが唐突に爆発したのが続く「舌足らず」…みんな好きですねぇ(笑)ここで同行していた友人とはぐれました。私は中央からたかしげ側に流され、友人は中央前方に流されました。おおっと。この後ですかね、衝撃の一言があったのは。

「つばきやちじゅうそうです」

ち、ちじゅうそう?恥を重ねて奏でるんですか。しかも2度目も言えない中田裕二さん(もうすぐ27歳)がかわいくて仕方ないんですけど。どうしてあの人はこういう肝心な時にやらかしてしまうんでしょうか。素敵です(バカなファンの典型)
そしてそれに続く「恋わずらい」でもハプニングは続きました。最後の締めのピアノ。あれがスコーンと抜けました。あれには驚きました。そりゃブーイングも起こりますわ。キーボードが前ツアーを共にした清水パパからYANCYさんに変わったので何かが違ってくるんだろうなぁ、とは思ったけどまさか。次からはお願いしますよー(そう、椿屋のファンは怖いんだ)


今回のツアーグッズの中にアルミボトルがあるんですが、それをステージ上でも使っていたんですよね。初めはやっちん側に置いてあるのが見えたら、「安高」と書かれたテープが貼ってあるものだから可笑しくて可笑しくて。何だよあれー、とか思っていたら「中田」ボトルもありましたね。「永田」「小寺」は発見できなかったけど。そしてついアルミボトルを買ってしまったのはこの私です。テープは貼りません。


狭い会場なので相当暑く、酸素も不足気味だったようで時折中田くんが苦しそうな表情を見せることはあったけれど、声の調子はとても良かったんじゃないかなぁ。さすがに後半はちょっと裏返りかけたりもしていたけど、気になるほどではなかったし。しかし、それにしても歌上手いよねぇ(何を今さら)何だかんだで結構前の方まで行ってしまったので表情までもがよく見えたのだけど、本当に4人ともいい顔をしているなぁと思う。あ、実はりょうちんは殆ど見えてないけど。それが特に際立ったのはやっぱり「小春日和」。どうしようもない暗さを持った「プレイルーム」の後に演奏されると本当に救われる気持になる。会場中が自然と笑顔になる、魔法のような曲だと改めて思いました。だけど。あの曲にキーボードいるかなぁ。一番好きなところで聴きなれないキーボードの音が入るのが気になって仕方なかったのですが。慣れの問題かな。

あと気になったところと言えば「ジャーニー」の位置づけかな。私としてはあれはじっくり聞き入りたいのですが、意外とみんなノッてるのね。演奏の仕方も聞き入らせよう、っていうんじゃなくて力強くたたみかけるような感じだったし。そういうポジティブな面もある曲だとは思うのだけど…ちょっと違和感を感じてしまいました。


中田くんの休憩のため(?)設けられた新コーナー「良太おじいちゃんの生活に役立つ知恵」(でしたっけ?)「新コーナー」と聞いて一瞬身構えてしまったけど、全然問題なし。ちょうどいいブレイクタイムになってました。でもね良太おじいちゃん。麦茶を作るのに豆は使わないと思うんだ。あれは麦だよ。


ライブ後に友人と呑みながら何度も言い合っていたのですが本当に、本当にバッチグーが入ってくれて良かった。初めはもの凄く浮いていたし、「3人なのに四重奏」時代の空気を乱されてしまったような思いもあったけど、今の椿屋四重奏にとっては必要不可欠な存在です。冗談で言っていたのが「もしクラッシュインアントワープが復活して『ヤスタカを返せ』ってなったらどうしよう?」ということだったのだけど、返さないよ(笑)
もちろん3人でやっていた時の地味ぃーな、でもヒリヒリとした雰囲気も格好よかったし懐かしく思うけど、でも今のライブが凄くいいから。この変化のきっかけとなったのはやっぱりバッチグーの加入だと思うのです。しかも今回の衣装めちゃくちゃ似合ってたなー。アルバムのインタビュー等で着ていたトレンチコートもそうだけど、ああいうカッチリした服装が似合うのはインテリジェンスだからこそ?(笑)
衣装といえばたかしげですよ。何?ひざ丈のパンツだったの?私のいた位置からはちょうどその膝あたりまでしか見えていなかったので最後の最後で知りました。まさかたかしげがひざ丈…完全に見えていた上半身とちらっと見せてくれた足元を脳内で合成すると何か凄いです。色んな意味で。あんなに地味だったたかしげが…みたいな、お前誰だよ的な感想を持ってしまった私はおそらくどっかネジが弾け飛んだんだと思われます。そして中田裕二は薄い。薄かった。何だあれ。あんまり人のこと言えないけど、あれは薄すぎる。そして貴方は人のことをなで肩呼ばわりできる肩幅じゃないと思う。あの会場にいた全員がそう思ったと思う。りょうちんは本当に見えなかったからなー。スティックの先とか髪の毛の先がたまに見えるくらいで。でもおじいちゃん大好きだよ(ネジがもう一本飛んだ)


前回のツアーも初日を見ていて、結構ひどかったんですけど(オイ)それでも今回あまり不安に思わなかったのは先月の代々木を見ていたからだと思う。あれで満足できたからツアーもきっと大丈夫だと思えたし、その期待が下北で裏切られることもなかった。最後に中田くんが「次はZEPPで会いましょう!ZEPPの前でも会いたい!」と言ったけれど、その言葉そのままお返ししますから!名古屋の前にどこか行きたいなぁ、と真剣に思ってツアー日程を眺めなおしてみたけど無理っぽいなぁ。GWは帰省するのでAXのイベントも横浜も行けないですし。ちょっと仙台行きを再検討してみようかな。…なんて思ってしまうくらいに素晴らしいツアー初日でした。


…最後にひとつ。成田の「太鼓まつり」に触発された(背中に艶、と書いたハッピを着た人がいたらしいです)だけなんでしょうけど、まさかの「艶ロック」発言。最後の最後に目が点になりましたよ。