死にぞこないの青/乙一

死にぞこないの青 (幻冬舎文庫)

死にぞこないの青 (幻冬舎文庫)

前半は心理的な恐怖感がメインだったので、それこそ自分がマサオ君になった気持でゾクゾクしながら読みました。ゾクゾク…とはちょっと違うかな。ソワソワするような泣きだしたくなるような、そんな気持ちになりました…通勤ラッシュの地下鉄の中で(苦笑)
終盤は肉体的な恐怖と言うか、まぁ暴力的な描写もチラホラ出てきたので、そういうのが好きではない私としてはちょっとがっかり。前半のあの張りつめた空気感のまま終わらせてほしかったなー、なんて。


だけどこれ、キャスティングがぴったりかも。マサオ君=須賀健太、羽田先生=城田優なんですよね。ハマるわ…


あー、今エンディングに流れる「アンブレラ」を想像したら感動した!聞いたこともない曲なのに!(笑)