「RED BEST」を聴きながら思うこと

「RED BEST」を聴きながら思い出した。そうだ、今日は7月7日だ。

7月7日はTHE YELLOW MONKEYが活動休止中のバンドではなくなった日。解散を決めた日。ものすごく遠い過去のような気がするけれど、まだたったの4年しか経っていないんだなぁ。でも、活動休止から数えれば7年半。リアルタイムで見ていた時間よりもずっと長い時間が流れてしまった。
私が意識してイエローモンキーを聴き始めたのが1997年の秋頃で、活動休止が2001年の頭。あっという間だった。あっという間にいなくなってしまった。忘れられない思い出と、消えない傷を残して。
あの時、こんなに悲しいならもうバンドなんて好きにならないでおこうと思ったはずなのに、今でも私はバンドという形態から生み出される音楽が大好きでそれを求めてしまう。その危うさと強さにどうしても惹かれてしまう。


「RED BEST」を聴きながら思い当った。そうだ、もう椿屋と過ごしている時間の方が長いんだ。

1997年の秋から2001年の頭というとその間たったの3年数か月。椿屋四重奏というバンドを知ったあの日から今までで4年10か月。ああ大変だ、時間の長さで言ったらイエローモンキー以上の存在になってしまっている。どうしよう、どうしようもし椿屋が解散なんてしたらどうしよう…とマイナス思考が止まらない。
数日前の中田くんの発言を信じればいい、そうわかっていてもつい考えてしまう。いつかバンドは終わるということを。
今、イエローモンキーを聴くときに感じるあの懐かしいような哀しいような思いをいつか椿屋に感じるんだろうか、なんて考えると今から泣いてしまいそうだ。それより先に武道館に立つ日を想像して泣けばいいんだけど、今日ばっかりはね…。7月7日ですから。


なんとか仙台に行けないか。そればかり考えている。今回のツアーの終着点を見届けたいんだ。そこにはきっと次へと続く道が見えるはずだから。
仙台が無理なら(いや、無理なんですが)8月の名古屋イベントに行こうかとか結構本気で考えている。とにかく近いうちにもう一度今の椿屋を見ておきたいんだ。ZEPPでのあの感動が薄れないうちに。


「サイレンス」でも泣ける。7月7日はそんな日なのです。