終末のフール/伊坂幸太郎
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/03/24
- メディア: 単行本
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8年後の小惑星激突を宣告されてから5〜6年、つまり世界の終末が2〜3年後に迫った仙台を舞台とした8つの物語。それらの主人公たちは世界が終りを迎えることを受け入れながらも、でももしかしたら小惑星が激突しないで世界は続いて行くかもしれないという希望を捨てずにいる。そしてそんな希望を抱いているからこそ、今この時をより良く生きて未来へ繋いでいこうとする。その姿が「The World」の「僕」と重なるんですよねぇ…
いやー、それにしても泣きました。読後感は清々しいんですが、とにかく泣いた。