2008/12/14 熱視線6「SECRET ROOM」@名古屋E.L.L

今さら書くのか、という声は無視します。所詮は自己満足の場なんです。書きたい事を書くんです。


で。名古屋での熱視線ですよ。待ちに待った名古屋での熱視線。期待は高まり、ハードルも高くなる一方でした。どんだけ(いや、IKKOじゃなくて)凄いものを見せてくれるのか、と。
そうしたらあの人はやってしまいましたよ。1曲目でやってしまいましたよ。「ぬけがら」でやってしまいましたよ。


歌詞ど忘れを。


あれはビックリした。もう何て言うかビックリした。とにかくビックリした。なーんかね、変と言えば変だったんですよ。中田くんの様子が。歌いだし早々から手元を見たり前を見たりで全っ然落ち着いてないの。私には残念ながら音感なんてものはありませんので、てっきりギターのチューニングが狂っててそれを気にしてるもんだとばっかり思ってましたよ。そしたらあれは歌詞を思い出そうと必死だったのか!いや、ホントにビックリした。くどいくらい書くけどそれくらいビックリしました。

その後、りょうちんやお客さんにまで歌詞を教えてもらって演奏再開。中田くんは名古屋の妖艶な魔力(だっけ?しかもこれもちゃんと言えてなかった)のせいにしてたけど、ナカノサンライズのこともあるし、寧ろ「ぬけがら」という曲に何かあるんじゃないかと疑いたくなってしまうほどの大事故でした(事故、って…)
だけどこれがあったからアンコールでのあのサプライズが実現したわけで。そう思えばまぁ良かったかなぁと思えなくもないのです。

話の流れで先にアンコールのことを書いてしまいますが、やっちんが歌う「ぬけがら」が聞けたんですよ。しかもフルコーラス。しかも歌詞完璧(だったと思う)
アンコールで出てきた中田くんが冒頭での失敗に触れて、もうあの時点で帰ろうかと思った。あとは3人に任せて、とか言ってたんですよね。で、やっちんがボーカルで、なんて言うからまた無茶ぶりして…と思っていたら本当にやっちんが歌い出して。ワンコーラスだけだろうと笑って見ていたらワンコーラスで終わらない。終わらないどころか他の3人が演奏し始めて終わるに終われない。そして結局最後までやりきってしまった「ぬけがら」Vo.安高拓郎バージョン。いやー、本当にレアなものが聴けました。

そんなサプライズもあったので「ぬけがら」の件に関してはガッカリはしていなくて、とにかくビックリした。だけどこれはガッカリしたなー、ということも残念ながらあったわけですよ。
今回のツアーの話をしていた時に、中田くんが「名古屋は熱視線やったこと…ある…よね…」みたいな感じだったんですよね。これにはかなりガッカリしてしまった。こっちは初めてだ、遂に名古屋でも熱視線が!と散々楽しみにしていたのに中田くんはやったかどうかも覚えてなかったんだなー、と。まぁいちいち全部覚えていられないし仕方ないとは思うんだけど、思わず小さい声でではあるけれども「えぇー」と言ってしまった。ついでに他のお客さんに便乗してちょっと苦情を言っておきました(笑)あの時の微妙な間は凄かったなー。きっとみんな心の中で「えええええ!」とか思ってたんだろうな。

あー、あともう1ヵ所微妙な間ができたところがあったなー(と手元のメモを見ながら)
名古屋は暖かいねー、と中田くんが気候の話をした時に見事に誰も何も答えなかったんですよね。まぁ私は寒い寒い東京から来たので、うんうんと頷いていたのですが。様子がおかしいことに気づいた中田くんが「俺札幌から帰って来たからそう思うのかなー。だけど冬でもそんなに寒くないよねー」とフォローするもお客さんからは「寒いよー」「寒いー」と。そこでついに「お前ら甘い!」とキレてました(笑)まぁ私も名古屋は寒くないということにハッキリと気づいたのは愛知を離れてからですけどね。うわー関東でもこんだけ寒いのかーって。そんなもんですよね。


そんなこんなはありましたが、本っ当にいいライブだったと今思い返してもそう思います。中田くんが「今までやってきて一番いい顔をしてる。楽しんでいる証拠だと思いこみます!」と言ってくれた時は嬉しかったなぁ。思いこみます、って何だよとは思ったけど(笑)
初っ端であんなミスをしたけど(したからこそ、かな?)その後の盛り上がりが凄かった。会場中が一体になって今この時を楽しもうとしていた。それが積もり積もって増幅されていった結果があのダブルアンコールだったんだろうと思う。終了を告げて退出を促していたスタッフの方には悪かったけど、もっと見たかった。もっと椿屋と一緒の時間を過ごしたかった。恵比寿でもダブルアンコールを求める手拍子は起きていたけれども、そこに込められた熱が全然違った。みんなが祈るような思いで手を叩いて呼びかけているのが最前列にいてもの凄く伝わってきた。でね、出てきてくれたんだよね。パッと出てきて「幻惑」1曲だけやってパッと去っていく。格好よかったなぁ。

話が前後しまくっているので、後は順不同でメモを見ながら補足。

メイクの話をしてました。ジュリーに影響されてやってます、と話した後で「勝手にしやがれ」!この日はワンフレーズだけだったけど、中田くんの歌声に合わせてやっちんがクネクネと踊っていてあれはつまりエアジュリーですか?(笑)この時はまさかフルコーラス聴ける日が来るとは思ってなかったなぁ。
その後中学生の頃の話になって、メイクなんてわからないから「とにかく白いドーラン」と言って買ったものを塗っていた、そうしたらオバケのQ太郎みたいになっちゃった、と。ここでりょうちんに突然「歌って!」と振ったものの、りょうちんはきょとーん。あああ、あれだよ「Q!Q!Q!おっばけーのQ」だよぉ!ともどかしく思っているとやっちんがめちゃくちゃ適当なオバQを歌ってました。この数歳の差でわからないのか…と少し不思議だった出来事。
グラムロックってわかる?ビジュアル系とは違うんだけどね…ってビジュアル系には見えないか(やっちんを見ながら)でも、デヴィットボウイみたいで格好いいでしょ?と言われてメイクを施されたやっちんを改めて見て「ああ、確かに輪郭が…」とか思ってしまった私は最前列の熱にやられていたんでしょうか?しかもこの日のメンバー紹介で「火星からやってきた宇宙人!」と言われたやっちんを見て「おお、ジギーが!」…とは流石に思いませんでした。ええ、それは流石に。

名古屋グルメの話。前回に引き続きあんかけパスタを食べたらしいのですが、フードファイターの血が騒いでしまったらしく1.2人前を注文。そして食べ切れず(笑)見事にやっちんが平らげてくれたそうですが、体調が悪いのにあんかけパスタを食べたり、1.2人前を頼んだり…あんかけパスタの怖さを思い知ってくださいよ。と言いつつ私も1回しか食べたことないんですが。
で、あんかけパスタに変わる「ライブ前に食べるのに良い名古屋グルメ」を教えてほしい、と。だけど素直に言うことを聞かないんだなぁ、中田くんは!以下、お客さんとのやりとりを大雑把に。そしてカッコ内は私の感想です。
ういろう→甘々じゃ!(まぁ、そうですね)
きしめん→うーん…やっぱり味噌入れたい(私はこれが妥当だと思う)
天むす→エビが飛ぶ(飛ばさないでください)
手羽先→骨が飛ぶ(だから飛ばさないでください)
そして結局中田くんが食いついたのが「矢場とん」、味噌カツです。…あんかけパスタよりもボリュームアップしてますけど。次の名古屋ライブが楽しみですねー。胃もたれしてなきゃいいけど。

髪形の話。ちょこちょこ切ってったらIKKOに似ちゃった、と中田くんが言った瞬間に「自覚あったのか…」と呟いてしまってごめんなさい。しかも自覚があるのがいいことなのか悪いことなのか未だにわかりません。が、とりあえず可及的速やかに何とかしてください。真似していいよ、と言われましたが丁重にお断りいたします。

MC絡みはこんなもんです。あとは「君無しじゃいられない」の時かな?ステージと最前列の柵の間にポーンと飛び降りたんですよね。それはそれは軽やかに。私は最前列と言えども反対側にいたので冷静に見ていたら、思いっきり困った目をしていました(笑)飛び降りるのは簡単だったんだろうけど、E.L.Lのステージってそれなりの高さがあるので上るに上れなかったみたいで。飛び降りる時の軽やかさとは一転、相当苦労して戻って行きました。すっごい助けを求めるような目をしていたのにスタッフが誰一人来ないのが素敵すぎました。頑張れ。


えー…曲の感想がなくてすみません。正直なところ恵比寿と名古屋と赤坂がごっちゃになっている部分も多くて曲ごとの細かい感想が書けませんでした。ツアーの中でもセットリストが変わるとより面白いんですけどねぇ。難しいのかなぁ。


ま、何にせよ楽しかった。いいライブでした。それが一番じゃないかな、と言い訳をして終ります。