09/1/26 ツーマン巡業「2×4」@渋谷クラブクアトロ

会社を出るところまでは順調だったのに、新宿駅についたら山手線が動いてない!駅構内を突っ走って別のホームへ。そうしたらそれも遅れてる!もうそうなったら焦っても仕方がないのでソイジョイをもそもそ食べながら電車を待つ。で、渋谷駅到着。…ってここどこだ!ハチ公口は…遠いな、オイ!またしても駅構内を走ろうにも人が多すぎて走れない!まぁまだ開演時間には余裕があるから…と思っても焦ってしまう。どうにかこうにかハチ公口の改札まで辿りついて、クアトロのロッカーが埋まっていたら困るからと駅のロッカーに荷物やコートを預けていざクアトロへ。

改装後のクアトロに行った友人から「たいして変わってなかったよー」という話は聞いていたのですが、相変わらずあの柱は邪魔ですねー(笑)今回はちょうどその柱の陰に入って快適に見られたから良かったのですが。
一段高くなったところでビールを飲みながら開演を待つ…待ってる感じっていいなぁ!(泣)


monobright
あえてそういうセットリストにしたのか、殆どが知っている曲でした。序盤で「それにしてもまぁ、全員見事に黒ぶちメガネで…」とかどうでもいいことを考えていたら!ちょっとあの鹿!(DOESのロゴですね)なんでメガネかけてんの!しかもちゃんとセルフレームっぽいし!いやー、これには笑ったなぁ。

「涙色フラストレーション」が初めて聞いた時からやけに涙腺を刺激してくるのですが、これって確か桃野さんが「もし彼女が死んじゃったら…」とか想像して作って彼女にドン引きされたっていう曲ですよね?(違ったらゴメンナサイ)まぁ、彼女からしたら「勝手に私のこと殺さないでよ!」って話なんでしょうけど、この歌詞いいなぁ。凄く好きです。どうしようもないどうでもいい悩みにハマっていた大学生の頃に聞いたら、きっと号泣してたと思う。今はもう、ちょっと振り返るような位置から見て聞いていられるけど。

その後にやった新曲のタイトルが「踊る脳」と聞こえたのですが、まさかそんなタイトルじゃなかろう…と思っていたらそんなタイトルでした(笑)脳が踊っちゃうのか…

最後に「“銀魂”のオープニングです!」と言って始まったのは…!!!曇天じゃーん!!!「なまりーのそらー」と、出だしを歌ったところで「僕たちの曲より盛り上がらないでください!!」と演奏中断。すいません、メチャクチャ盛り上がってしまいました…桃野さんの声で歌う「曇天」は薄曇りな感じでした。
仕切り直して「アナタMAGIC」。あのー、“銀魂”ってどんなアニメなんですか?「曇天」と「アナタMAGIC」に共通点が見いだせないんですが(苦笑)

あははー楽しかったなー、とmonobright終了。転換中に鹿もいつもの姿に戻りました(笑)

<DOES>
ここに載ってるセットリストを見つつDOES編。

まず登場してきた時のヤスがビックリするくらい格好良かった!何がどう格好いいなんて説明できないけど、ハッとさせられたなー。いきなりペットボトルを客席にぶん投げるのは危ないと思うけど(苦笑)そして3人揃った姿を見てまたビックリ。こんなに大人の色気に満ちたバンドだったか…
と、ライブを見るようになって1年足らずの私が言うのは甚だおかしいんですが、本当にそう思った。ワタルさんは初めて見た時から何とも言えない色気のある人だったけど、ヤスとケーサクまでくらっと来るような色気を持ったベーシストとドラマーになったように感じました。そりゃ男子からも求婚されるわ(ってそれはケーサクだけか)

1曲目は「陽はまた昇る」。この曲の風景は歌舞伎町だと勝手に思っているので渋谷の街を歩いてきた後で聞くと少し違和感がある。そういう点では去年秋のロフトワンマンは最高のロケーションでした。

「秘密の風景」の後で最初のMC。「月曜日だってのに…遊び人め!ダメになっていこうよ」とか言ってたのはここだったかな。ライブハウスでのワタルさんはとにかく笑顔で、それはそれは嬉しそうな顔で観客に話しかけてくれるので自然とこちらも幸せな嬉しい気持ちになる。
続いては未発表曲「デイ・サレンダー」。そして「シンクロニズム」、ハープを高々と掲げての「サブタレニアン・ベイビー・ブルース」ああ、やっぱりこの曲大好きだ!野良猫のような目でにっこり笑ってほしいよ!(それは男の子側の心境だぞ、いいのかそれで)

「今日は黒いマンデーだけど、歌うのは…」なんて言い回しで始まったのが「赤いサンデー」。しんみりじっくりと聞き惚れました。特に「NEWOLD」収録曲に当てはまるのだけど、DOESの曲は聴けば聴くほど好きになるし、そして聴くたびに新たな発見がある。自分の中で徐々に咀嚼して消化されていく過程がありありと感じられる。そしてその発見の瞬間はライブ中に訪れることが多い。今回はそんな「赤いサンデー」だった。うわー、こんな曲だったのかぁ…とどっぷり浸っているところへ「バスに乗って」。これは割と単純に楽しい気分で聴いていられる曲です。今のところは。

さくらのうた知ってる?歌ってよ」と「さくらさくら」のフレーズを弾き始めるワタルさん。そしてそれに続くのはもちろん…「三月」!去年の春先に近所を散歩しながら音楽を聴いていて、ふっと裏路地に入り込んでしまった時がちょうど「三月」で。三月の道って本当にしらけた感じがするんですよね。年度終わりの気だるい感じというか。今はまだ寒さ厳しい一月だけど、あと少しの辛抱であの緩くて気だるい空気に満ちた三月がやってくる。そう思うと少し楽しくなる。…花粉症なんですけどね。
「恋をしようよ」と格好よく曲に入るはずが…ミスってやり直し(珍しいなぁ)「間違った恋もある」とか言って誤魔化してましたかね。そして改めて「色恋歌」。ああ、鮮やかだ。恋をすると世界はこんなにも色鮮やかに見えるんだろうか、とどこかがおかしいんじゃないかと本気で思うほど恋愛感情に乏しい私は寂しく考えてしまう。

「レイジーベイビー」がまた聴けたのは嬉しかった。早く音源を手元に繰り返し聴きたい。
そこから後は怒涛の「修羅」「明日は来るのか」。相変わらずカラスが二羽飛ぶ瞬間に私の理性も飛んで行きます。滅多なことでは騒がないお年頃ですが、これは滅多なことなんです。
くはー今日も楽しかったなー。幸せだー、とすっかり満足しながらも欲深くアンコールを求めてみる。…あれ?ケーサクが求婚されたのってどのタイミングだったっけ?そしてその流れでワタルさんがさらっと(でも相当な)下ネタを言ったことに目が点になってしまった。そういうこと言わなそうな感じなんだけどなー…って言ったらあんなににこやかに喋ることもお客さんにダイブすることも意外だよなぁ。謎な人だ。

で、アンコール。いつものようにヤスから幸運な1人にビールのふるまいが。
「てーんてんどーんどんてーんどんどん…てん」と「曇天」。曲終わりでワタルさんが「"曇天"はこうやってやるんだぞ、monobright!」と笑いながら叫んでた。いやー、桃野Ver.の「曇天」もレアで良かったですよー。

ここでヤスから告知。シングルの発売とツアーのお知らせでした。ツアーファイナルは6/19(金)恵比寿リキッドルーム
そしてラストはシングルとしてリリースされる「世界の果て」。とにかく幸せで満たされた時間は終わり…ではなく。この後monobrightの4人をステージに呼んで記念撮影をしよう、と。
再びステージ上に登場したmonobright…と、ヤスが桃野さんからメガネを強奪!咄嗟に目を隠す桃野さんとその手を引き剥がそうとするヤス。しばしの格闘の末、無事いつもの姿に戻る桃野さんでした。7人でいちゃいちゃキャッキャしながら記念撮影も無事終了。仲良すぎて見てるこっちが恥ずかしいわ!(笑)最後には7人でずらっと並んでご挨拶。あー、これが2マンライブのあるべき姿ですよねー…と先日見た「2マンの神様に怒られるで!」な2マンライブを思い出してみたり。

いつも以上に楽しい嬉しい幸せな気分で会場を後に。
でも、出口で貰ったフライヤーを見たら「クローズZERO2」出演、なんて書いてあって思わず一人で「えっ、何それ何それ。ええぇぇぇぇぇ」と呟きながらオロオロしてしまいました。あぁ、さっきまでのゆったりとした満ち足りた気分はどこへ?(でもやっぱり幸せー)

次にDOESのライブを見られるのは2/14。しかもこの日はアコースティックライブなのでちょっと、いやかなりレアなものが聴けそうです。楽しみー