5/4 MUSIC DAY2009〜代々木レディーキラーズディ〜@Zher the ZOO YOYOGI

唐突に始めてしまった模様替えにグッタリしながらも代々木へ。時間が微妙な感じだったので、地下鉄2駅分歩いて時間調整…のつもりがまだ若干早い。あー、そうだお腹すいたな。おやつおやつ…と代々木駅近くのハンバーガー屋へ向かおうと交差点を渡ると…


ヨシイさんだ!あ、しかもリョウくんもいる!


…すいません、反射的に逃げました。
通り過ぎたところで振り返ってみると全員揃っていたようで。わわわ…てことはヨダロックもいたのか(そういうことですね)
「今日のライブ行きますよー」なんて話しかけられるわけもない、そもそもステージを降りたバンドマンに遭遇したくない私は必要以上にオロオロコソコソしながら店内へ。席に落ち着いたところで冷静に考える。こっちは向こうを認識できても向こうはこっちを認識できないはずだ。しょっちゅう行ってしかも毎度のように最前列にいるならともかく、しょっちゅう行ってても真ん中らへんでニヤつきながら見てるだけだし。いや、でも…と堂々巡りが始まりそうだったのでとりあえず食べて飲む。
…それにしても動揺しすぎだ。万に一つも、いや億に一つもないけれどもし町で吉井さんに遭遇したらその場でフリーズして悪目立ちすると思う。後ろを歩いてた人に舌打ちされながら追い抜かれると思う。なんならその場に座り込んでしまうかもしれない。ああ、もうそうなったらただの急病人ですね。周りの皆様ご迷惑をかけて申し訳ありません…ってこれ全部妄想ですから!


というわけで色々端折って1曲目は「妄想ガール」でした(すげぇ強引)
今回FOXの出番は2番手で、251みたいにステージ前の幕もないことだし、さぞかしセッティング中のヨダロックを凝視してたんだろうと思われるかもしれませんが、ほとんど見えてません(泣)柱にもたれて見るぞーと思ってダラダラしてたら最初のバンドの方からアンケート用紙を渡されて、それをせっせと書いていたのもあるんですが、そのバンドの方とお友達の集団がステージと私の間で談笑し始めまして…おい、若者たち邪魔だよ!という殺気を押し殺しながらアンケートに集中してるふりをしてました。いやー、私ってば大人(違うと思う)。そして集団が去り、アンケートも返したところでようやくステージを見たら…あ、終わってる。なぜかスリッパを履いた足だけが目に焼き付いております。…今日も手拭いは綺麗に折りたたんであったのかなぁ(それ見るとこじゃないから!)

先月の感情X線と同じく「Song2」が登場のSE。緑色のスリッパをパンパン叩きながら出てきた時点で笑う気満々です(期待するポイントが明らかに間違ってますね)。いつもならドラムセットあたりにかけてある手拭い(タオルも?)をお尻のポケットに入れてたのがしっぽみたいで可愛かった…とか言いません。これくらい自制しておかないと多分後ですっごいキモいこと書きます、この私は。
で、手拭いを広げて(裏表上下を確認する癖がついてしまった…)「妄想ガール」なんですが…なんですが!


ラクルが起きた。


中盤で放り投げた手拭いが


天井に


吸い込まれた。


正確には天井と梁の間にスポッと入ってしまったんですが。あれ、狙ってできるもんじゃないよ!(笑)アンドリューへの嫌がらせ科のようにドラムセットの上に着地しなくて良かったけど、あれいつ気づくんだろ、そして取れるのかな…とかいらぬ心配を一瞬のうちにしまくりです。気になる…気になり過ぎるよ…

「妄想ガール」→「東京ロックス」の流れは定番なのかなー。確かに盛り上がるんだけど、違うパターンも見たい。
3曲目は「水槽のマリー」。いっつもヨダロックばかり見てしまうので、今回は意識的にリョウくんとヒデオさんを見るようにしてて、前にいた人の陰からたまにアンドリュー見て、ヨシイさん見えない!でも登場の時ピースして出てくるのは見た!って感じだったんですが、イントロに入った時のヒデオさんが何かもう凄かった。まだ3曲目、序盤だってのに「これで終わりだぁーおらー」ぐらいの気迫でベースをガンガン叩いていて。弾いてるんじゃない、叩いてた。私がいつもヒデオさんを怖いと思ってしまうのは、あの気迫に圧倒されているのかもしれない。そしていつもよりは若干中央寄りで見ていたせいか、それともハコが違うからか、音が全部一つの塊になって自分に向かってくるようだった。音の洪水、とか渦というと液体だから包まれて流されてしまうイメージだけど、あれは塊だった。こちらに向かってきてぶつかって、ともすれば潰されてしまいそうな音の塊。その真ん中にあるのはやっぱりヨダロックの声で、ついつい凝視してしまう。
で、今回の「水槽のマリー」ですが。笑いなし。むしろちょっと泣きそうになった。


「目をつぶってくれ!みんな目をつぶってくれ!…5月2日に清志郎が死んじゃったからよ、黙祷だ。10秒間黙祷する」

「♪この雨にやられて…」

「…愛し合ってるかい!愛し合ってるかい!水槽のマリー!」


…泣いていいですか(どうぞご自由に)
忌野清志郎という偉大なミュージシャンについて私が知っていることはあまりにも少なくて、そして曲にまつわる思い出や特別な思いも持ち合わせてはいないのだけれど、その訃報に触れた時に一緒にいた友人(同じ歳です)がとてもとても悲しんでいたことや、ここ数日のテレビやネットでの報道を見るだけでもいかに愛された人だったのかが伝わってきた。そしてこの「水槽のマリー」。泣いていいですか(だからどうぞご自由に)


で、その次が「ハニー」だったんですが。なぜこれで私が腰が抜けるんだか砕けるんだか知りませんが、ともかくそんな状態に陥ってしまったか。中の人が妄想過ぎな人であることを承知した上で読み進めていただきたく、ここにお願い申し上げる次第でございます。
要はすっごいイタくてキモいこと書きますよ、ってことです。…いつもとか言うな!いつも以上なんだよ!(逆ギレ禁止)


ここをそれなりの頻度で読んでくださっている方ならばご存知かと思いますが、ワタクシ手フェチです。綺麗な手や指(動き含む。肘から先の腕も含む)が大好きです。そんなものが目の前に現れたら凝視します。仕事中でも差し出された書類を見る振りして実はそれを持っている手を見てる、とか本当にやってるんだから最低ですよね。いや、もちろん仕事に支障が出ない程度ですよ。でも社内で一番書類のやり取りが多い相手がすっごい好みの手と指の持ち主なんだもん…見るよ、そりゃ。ここぞとばかりに見るよ。5連休の4日目だけど鮮明に思い出せるくらいに普段見まくってますよ…っていい加減にしておこう。人格を疑われる(もう遅すぎ)
で、まぁヨダロックも綺麗な手をしているなぁ、動きも綺麗だよなぁ…と本当にキモくてすみません、といつか謝罪しなきゃいけないんじゃないかってくらいの勢いで凝視してるんですが、そんなことしてたばっかりに大変な瞬間を見てしまった…ような気がしている。「ような気」です。もしくは「ように見えた」です。


曲のアウトロが続いている中で両手でマイクスタンドを握ってたんですね。となれば当然そこをじーっと見てるわけですよ。わー白くてスベスベしてて綺麗な手だなーとか思って(冗談じゃなく本当に思ってるから怖いですよね、この人)じーっと見てるわけですよ。そしたらさ、顔を左手側に傾けていって、自分の左手の甲にキス…してた…みたいに見えちゃったんだから仕方ないじゃないかー!!あぁもう書いてて恥ずかしいけど、見えちゃったんだよそういう風に。私がいたのは右手側だから顔を近づけただけなのか、実際くっつけてたのかはわかんないけど、そんなことはもうこの際どうでも良くって、勝手にそういう想像をして体中の力が抜けそうになったバカがいますよ、ほらここに、って話ですよ。しかもちょっと間を置いてから冷静に(いや、全くもって冷静じゃない)思い返したら自分の手の甲にキスするっておかしいですよ。じゃあ、見間違いだよねーそうだそうだー、と人としてまともな解釈をする一方でもっといかれた想像(いやそれは既に妄想だ)をしている自分もいるわけですよ。それで一人でうわぁぁぁぁってなってるとか本当にどうしようもないバカですね。何とかなりませんか、この頭。
あー、とりあえずその場に座り込んだりしなくて良かった。それはさすがに恥ずかしすぎる(ここにこういうことを書くのだって十分恥ずかしいと思う)



…で、次は「VELVET SLIDER」でしたが。正直動揺を引きずってて覚えてないです。あはははは(開き直るな)

そこから後が凄かった。暑かったー。
野良日記に書いていた「オレの好きな久しぶりの曲」って何だろう。「蝙蝠傘」だったらいいなー。あ、それもあったからセッティングしてるところ見たかった(「蝙蝠傘」やるなら黒い何かを持ってるはずだ)んだよねー、とか何とか思う間もなく…これは…「TRIANGLE MACHINE」だ!!ステージ前にいる人たちが何だかもの凄い状態になっているのをニヤニヤしながら見てたら、ヨダロックがヨシイさん側に移動して…よじ昇ってる!ミドリのまりこ嬢@9mmツアー盛岡かよ!と脳内でツッコミを入れつつうひゃひゃと盛り上がろうとしたその瞬間…視界を遮る何かが…(トリのバンド目当てのお客さんが入ってきて、なぜかちょうど私の目の前で立ち止まった。しかも髪の毛アップにしてて身長以上に巨大化してる。て言うか私思いっきりそっち見てるんですけどー。うわー全然気づいてねぇー、てか気づいてるっぽいけど動く気ねぇー)


…泣いていいですか(思う存分泣くがいいさ)


結局、ヨシイさんのマイクスタンドをなぎ倒しつつも軽やかに飛び降りたところしかハッキリとは見えませんでした。あー、あんな面白そうな瞬間を見逃すなんて…ま、自分の前に空間を作っておいた私が悪いのか。いや、他にも空間はいくらでもなったのになぜ敢えてあそこに…うわぁぁぁぁん!

とまぁ、一人でしょんぼりしてても仕方ないので「OUTSIDER」かー、楽しいなーでも早くて着いていけなーい、わはははははとか何とかやってたら更にもう1曲!
やけに気だるくアンニュイ(同じ意味か?)なリョウくんの「1・2・3・4!」に妙な脱力感を覚えつつ最後の曲「青いライオット」


あー楽しい!楽しいなー!手ぬぐいどーすんだろ、とか考えながらヘラヘラしてたら人がどんどん押し寄せてくる。
そう、今回のライブをもってmercydoが活動休止ということでお客さんの熱気が半端なくって。これはこんな見やすい位置に居座ってたら申し訳ないなー、と柱をぐるっと回り込んだあたりに移動。移動した先でもとりあえず手ぬぐいの行方は気になるので(いいよ、どうでも)ずーっと見てました。くわえ煙草(点火前)で出てきて機材を片付けて、アンドリュー(スタッフの方かな?)から手渡されたセットリストの紙を持ってウロウロ…手拭いに気づかず。そして一旦はけてしまったので手拭いは残されたまま。mercydoのセッティングが進む中…出てきたよ!(笑)煙草(点火済)をくわえながら何かを訴えている模様。身振りから察するに「放り投げた手拭いがない」と(完全に妄想)初めは当然床を探していたのですが…あ、気づいた。笑ってる…アハハハハ(お前まで笑うなよ)。一瞬の迷いを見せたのち、自分でジャンプして取ってました。おお、届くんだ…。


と、若干ヘラヘラしたままmercydo。今回初めて見ましたが、格好いいですねー。もっと早くに出会いたかったなぁ。せめて去年12月のレディーキラーミーティングに行っておけば良かった。ベースの方のダンスのキレっぷりと初期の吉井和哉かデヴィットボウイか、みたいなルックスにビビりまくりです。ほとんど見えてなかったけど。私がいた場所からはボーカルの方がずっと見えてて、背伸びするとドラムの女性がちらっと見える程度でした。3人揃って綺麗な顔してましたねー。で、あんなトロットロに甘くてどんよりした歌を歌うなんて反則ですね。最後(?)だけでも見れて良かった。


さーて帰るべ帰るべ、と出口に向うもトイレ前、バーカウンター前と人が多くて進めない状態。おーいトイレ並んでるんじゃないよー通しておくれー。ドリンクは入場後すぐ呑んじゃったんだよー外に出たいんだー…って横にいた(進行方向逆向きで)のヨダロックだったのか!!うわ、ちょっとこの状況はすごく嫌だ。隣に立ってるとか嫌だ。しかも誰だかわかんないよ、電池切れちゃってるよ、目線の高さがこんな感じってことはもしかしたら私のがデk…(涙)と「見た目冷静(若干いらつき気味)でも心の中は暴風雨」みたいな状態に陥った瞬間に道が開けました。ヨロヨロしながら地上に這い上がって、もう何て言うか入場前から退場直前まで動揺しすぎて疲れました。勝手に疲れてるだけですけど疲れました。しかも思い返せばヒデオさんもいたよな…あぁぁぁぁもう帰る!(帰れよ)とのぼせきった頭を冷ます意味も込めて帰りも地下鉄2駅分歩きました。それでまた疲れる、と。アホですね。


ここまでで既に鬱陶しいほど長いけどまだ続く。毎度毎度の覚えているMC(その他諸々)を大意で箇条書き。
・「今日はMUSIC DAYだ。MUSIC DAYって何だ?」
・「ここは下北エリアに入ってる(プラス500円で回り放題ってやつですね)けど、mercydoが解散だか活動休止だかっていうからよ…最後までここにいるんだろぉ!」
・「ゴールデンウィークはどこにも行かないんですかぁぁぁぁ!?(すっげぇムカつく言い方だった)…まぁ、俺たちもゴールデンウィークの真ん中にこのMUSIC DAYがあるからどこにも行けねぇんだけどよ」
・「5月13日にミニアルバム『PUBLIC EYE』が出ます!で、それを買うと…タワレコで買うと…何か(ここがいつも適当)と引き換えて、でインストアライブに来てくれ!」
・あ、衣装。ヨダロックはまたしてもあの五分袖のジャケット(今回インナーは半袖でした)で、ヒデオさんが白地に女性の顔がでっかくプリントされたTシャツ。リョウくんとヨシイさんはいつもと大差ない感じでそれぞれ白いピチッとしたカットソー/白黒ボーダーのカットソーでした。アンドリューは…見えてないです。髪が伸びて鬼太郎みたいになってたのは見えたけど。そういえば最近ネックレスしてますよね、あ、ヨダロックの話ですけど(特に何も書いてなければヨダロックの話です。すいません)最初に見た時に寅さんが首からお守りをぶら下げている姿を何故か想像したのはADACHI出身だからですか。あ、寅さんはKATSUSHIKAか。


自分がキモくて泣けてくる(だからもう泣いちまえよ)