5/6 HIBIKI ROCK FES.2009@新木場STUDIO COAST

雨でした。とは言え会場に入っちゃえば関係ないもんねーと高をくくっていたのですが…甘かった。この雨にはかなり泣かされました。
まず入場待ちの列。結局20分くらい待ったのかなぁ…濡れるし寒いし退屈だし、でいきなりぐったり。そしてようやく入場したら次はロッカー。入場ゲート付近に「クロークはロッカーが全てふさがってから開始します」という旨の掲示がされていたのでとりあえずロッカーへ。でも、これがまた並ぶ並ぶ…。とりあえず空いていた所に荷物と傘と上着を押し込んでやっと会場内へ入れました。つ、疲れた…(早いよ)

ロッカーへ行く前にちらっとタイムテーブルを確認したら1st.ステージのトップがte'だということなので、まずはそちらへ。入場したらほどなくスタート。
名前は何度となく見かけて聞いているし、実はアルバムをレンタルしてきたこともある(でも殆ど聞いてない)のですが、あんなに動き回るバンドなんですねー。意外。だけどやっぱり私は歌モノが好きなんだなぁ、と実感しました。歌詞が欲しい、声が欲しい。

次はスパルタローカルズ。2006年夏に名古屋のイベントで見て以来の2回目。安部コウセイの過剰な感じがやっぱり格好いい。知ってる曲がほとんど無いにも関わらず何となくでノレてしまう。きっと馴染みがあるメロディーやリズムなんだろうな。かつて聞いた何かに似てるというようなネガティブな意味ではなくて。曲間に男性の声で「コウセイーー!!」と呼ばれたのに「コウセイでーす」と返してたのには思わず笑ってしまった。そりゃそう返しますよね。

喉が渇いたので一旦ロビーに出てドリンク交換。それをちびちび飲みつつGRAPEVINE
初ですよ、初GRAPEVINE。高校生の時に毎日聞いていたラジオ(ってまぁミュージックスクエアなんですけど)で曲を聞いて、なーんか好きだなぁと思いつつも特別聞き込むこともなく。約10年経って遂に出会ってしまった!「スロウ」とかさ、すーごいかかってたもんね!うわー懐かしい懐かしいー!それを生で聞いてるよー!と静かに興奮状態(笑)…と実はその場では「スロウ」の曲名が出て来ずに、後日いくつかのブログを拝見して「ああー、そうだそれだ!」という程度です。だけどね、今改めてyoutubeで「スロウ」とか他の曲を探して聴いてるんですが、やっぱり好きだなーこの感じ。今さらな感じもするけどちゃんと聴こうかな。それも最新作じゃなくて10年前のを。

「今日、最年長かと思てましたけど、ズボンズさんがいてました」と田中氏が言っていたそのズボンズも見たいわけですが…2ndステージへ行くには屋根のない所を通らねばならない。うーん…と思いつつ外の様子を見る…と、列が出来てる!(涙)さすがに雨の中並ぶのも辛いので軒下で前のライブが終わるのを待つことに。寒い…寒すぎる(多少濡れたので体が冷えてきました)
何とか屋根のある場所に入れて、さぁズボンズ。こちらもGRAPEVINEと同様に高校生の時にラジオで聞いたことはある(はず)です。ただ申し訳ないことに記憶に残っているのは「ドン松尾」という名前のみ。来月FOXと対バンする(ヨダロックが大好きみたいですね)こともあって今回是非見ておこうと。
いや、何かよくわかんなかったんだけど(失礼)凄かった。勝手に体が動いてしまうし、熱に圧倒されてしまう。あと印象的だったのはバンド内の緊張感がとてつもないなぁ、と。そのピーンと張りつめた空気がガンガン伝わってきて、思わずこちらも息を詰めて見守ってしまうほどでした。


その後、お久しぶりです2度目まして!な方と合流してご飯…も雨の中並ばねばならぬのです。傘はどこだ、傘は…ってロッカーの中だよ!とまぁ寒さに震えながら食べた人生初グリーンカレーは大変美味でした。最後は2nd.ステージでPeopleを見るというその方と別れて1st.ステージへ。入場待ちの列に並んでいる間に音漏れで聞いたmudy on the昨晩がちょっと気になったのだけど、さっきmyspaceで聴いたらやっぱり歌が欲しいなぁと思ってしまった…じゃあインストバンド聞かなきゃいいって話ですよね。そうですね。


で、今日一番のお目当て9mm Parabellum Bullet。痛い思いや怖い思いをするのは嫌なので自分がどこで見たいか、ということと同時に周りにやたらめったら暴れそうな集団はいないか、ということも考えつつ場所を確保する。結局カズ側のかなり端っこで見てました。もうちょっと中央寄りが良かったんだけど、そこにいかにも危なそうな集団がいたので逃げました。それ、正解!(わーわーパチパチ)めっちゃ暴れてたもんなー、あの人たち。避けて良かった。
というわけで、今回は割に安全に見られたのでそれなりに覚えています。「それなりに」ですが。

えーここからまだ長いです。結論から言えば「Black Market Bluesは面白い」ということです。そして「The Worldは確かにアンセムです」ということです。あと「滝くん、お願いだから髪と髭をどうにかしてください」とまぁそういうことです。
この後は支離滅裂な覚書。


セッティング中にふとステージを見たらドラムセットの陰にちひろが!うわー、何か痩せたなー。髪をさっぱりさせたせいもあるかもしれないけど、顔が一回りか二回り小さくなった感じがした。スペシャモバイルの連載コラムでも体調を崩したと書いていたのでそれが原因でしょうか。って言ってもあれから1か月以上経ってるしなぁ…体調不良を引きずってるんじゃなきゃいいけど。その後他の3人も入れ替わり立ち替わり出てきて、滝くんがもの凄いことになってて会場からどよめきが聞こえたりもしましたが、4人揃ったところで「(teenage)disaster」を合わせてました。いや、それより滝くんどこへ行く。周りの人たちの「きたねぇ…」とか「うわ…(絶句)」という反応も仕方ないです。あれは何なんですか。どうなりたいんですか。いいじゃないですか、笑顔の可愛い滝ちゃんで。ってこういう言われ方するのが嫌なのか、単に面倒なだけなのか。面倒だから、という理由だけであそこまでなるものなのか。
それからしばし待って…照明消えた!あのSEを聴くだけで俄然テンションが上がる。もうこれはどうしようもない条件反射みたいなもので、ある日突然SEを変えられたらキョトーンとしてしまいそうだ。
1曲目は…っていきなり「Punishment」ですか!あははははーいきなりアホだー、とかヘラヘラ笑ってたら後ろから突っ込んできたお兄さん(やや巨漢)にうっすら激突されて我に帰りました。い、痛いよ…(涙目)おおー、卓郎がまた声良くなってるなー、とそれで一気に痛みも忘れて上機嫌になってしまう私は相当単純な人間です。いや、でも本当にどんどん声が良く太くなっていってるなぁと思う。9mmのライブに行くようになってたかだか1年だけど、それでも全然違うもんなー。
続けて「Wanderland」だったのは確かなんですが、その後は「Keyword」か「Living Dying Message」(どっちやってるけど順番が…)と来たもんだからそりゃあ翌朝起きるのが辛くもなりますわね。
「新曲やります」と言って「Black Market Blues」をやったわけですが、あれは面白い!既に着うたでサビ部分だけは聞いていたけれど、通しでしかもライブで聞くとその数倍数十倍面白い!斜め前あたりにいた女の子がくにゃくにゃとタコ踊りしてたけど、まさにそんな感じ。ふにゃ〜と笑いながら聞いて踊ってればいいんだよ、あの曲は!(笑)卓郎が犬の鳴き声みたいな高い声を出したり、高速ハンドクラップ(あれもいずれ皆でやるようになるんかな…)が入ったり、そんな細かいお楽しみもあったりで、いやぁ面白いなぁあの曲!(相当気に入ったらしいです)

その後が「Sleepwalk」と「Discommunication」でしたかね。あの「無駄遣い」のところで上がる歓声がいつも以上に黄色くて、つい笑ってしまった。そうか、そんなに好きか。私も好きですけど。

MC。「このイベントは残響レコードとVINTAGE ROCKっていうイベンターの会社のイベントなんだけど…あ、そんな堅苦しい話じゃないから。隣の人と雑談しててもらっていいです」滝くんがギターをピロピロと弾き出す…更にちひろもリズムを叩き始めて、しまいにゃお客さんの手拍子まで加わって…卓郎の声が聞こえない!(笑)「(笑)もう話すの止めていい?…途中きこえてなかっただろうから途中から話すけど、トイレとか風呂入ってる時に『あ、イベントやろう』って思い付いたんだと思うんだよね。それが、そういうトイレとかご飯食べてる時に思い付いたことにこうして三千人の人が集まってて。世界の隅々にまで届かせることはなかなかできないけれど、みんなも思い付きを大事にすれば何かいいことがあるんじゃないかと思います」
いつもと同様大意です。だけど、思い付きを大事にするといいってところは良かったなぁ。思い付きで動きがちなので自分にいいように取ってるだけかもしれないけど、考えて考え抜いて何もしないよりは失敗しても思いついたことをとりあえずやってみる方が断然いいと思うんですよ。そりゃあ、あれだけの規模のイベントをやるとなれば勿論思いつきだけじゃ駄目でしょうけどね。でも、個人レベルの行動であれば思い付きでガンガン動いて行った方が、何かしらの結果を残せる可能性も高いんじゃないかな、とつい先日思い付きで模様替えをした私は思うわけです。こういうちっちゃいことでも、というかちっちゃいことこそ、やらないよりはやって後悔するくらいの方がいいんですよ。人を巻き込むようなことなら考えなきゃいけないけど。
で、そんなMCの後に「The World」やるとかさ、反則ですよね。ちひろがカウント取った瞬間に「うひゃぁ〜」と小声ながら声に出して言ってしまった。いつもながらあの瞬間は鳥肌ものです。そして、ちょうど今手塚治虫の「ブッダ」を読んでいるので、その世界観とリンクするところもあったりなかったりでいつも以上に感動してしまった。

そこから後はもーう大変ですよ。「marvelous」「Talking Machine」「Beautiful Target」ですよ。今日が連休最終日で明日からまた仕事、とかそんなこと無視ですよ。思う存分楽しみ尽くして本編終了。
更にアンコールで「Vampiregirl」「(teenage)disaster(2回目)」とか、もうね。1時間くらい前まで寒さに震えていたのが嘘みたいな暑さ。で、外に出てまた寒さに震える、と。よく風邪ひかなかったな、いやちょっと危なかったけど何とか持ちこたえた。それはもう社会人の意地です。

やっぱり9mmのライブは楽しい。大好きだ。次はまさかまさかでMTV LIVEに行けることになったので、そこでホルモンのあまりにも綺麗に揃っているヘドバンを見て爆笑してきます(そっちかよ)


最後にこの日一番のワンダーボーイMC。
「今日は昼の1時くらいからここにいて、もうやることないなーと思ったけど最後にライブが出来て良かったです」
…え?