5/16 LIVE MUSIC ism-KICKOFF EVENT-DAY#1@品川ステラボール

入場から開演までの時間も含めれば約6時間立ちっぱなし&休憩なし!いやー疲れました。でも楽しかったー!

今回のイベントは2ステージ制でメインステージの右側にサブステージがありました。メインサブともにステージは高め。感じとしてはO-EASTに近いかなぁ。天井が高くて開放感がありました。
中に入ってみてもタイムテーブルもなければメインとサブのどちらから始まるのかもわからない。ちょっと不親切なんでないかい、と思いつつもメインステージに用意されている機材がどうも椿屋っぽいので前の方で待機。

最初はサブステージからでした。みんな慌てて向き直ってたなー(笑)

メインとサブの間にあるモニターに次に出てくるバンドが表示されるようになっていたのですが、前のライブが終わると間髪入れずに表示、そしてすぐに次のライブ!…おお、スピーディー。嬉しい反面、段々疲れてくると「もうちょっとゆっくりでもいいよ…」と思ったのも事実です。間に5分休めるだけでもかなり違うと思いますけどね。


で、メインステージのトップはやっぱり椿屋。わずかながら黄色い歓声が上がったのには驚きました(笑)
衣装は中田くんが薄いグレーの上下でインナーが全面に女性の顔写真がプリントされた白地のTシャツ。やっちんは上下カーキに菅原卓郎ばりに胸元の空いたインナー。りょうちんは目にも鮮やかな黄色のパーカー(?途中で脱いだら中は普通の黒T)、たかしげは銀色に輝くサウナスーツでした。あれ、絶対暑いよねー罰ゲームなんですか?(違うと思…いたい)


実はね、ちょっと不安だったんですよ。FC限定@代々木が自分としてはピンと来ないまま終わってしまったので。もしかしたら椿屋に熱を感じられなくなってしまったんじゃないかと思って。

…そんなわけ無いですよねー!あの時はあの時。やっぱり椿屋四重奏が大好きだ、ということを4人(とYANCYさん)が出てきた瞬間に思い出した。そうだ、この4人じゃなきゃ駄目なんだー!って。


「LIVE MUSIC ismへようこそ〜」とサラッと挨拶をして1曲目は「恋わずらい」。ソロツアーでも歌ってたけど、やっぱりバンドでやる「恋わずらい」の方が馴染みもあるので「そうそう、これこれ!」と何となく落ち着く。
でも落ち着いてばかりもいられない要因が一つだけ。「中田裕二はちゃんと歌えるのか?」…歌えるのは知ってますよ。でもね、昨日の夜京都でライブやってたわけですよ。しかも明け方4時に霧雨を更新してたりもするし。ちゃんと寝れたのかなぁ、声出るかなぁと久々に心配してしまいました(苦笑)
…まぁ、ね。万全の状態ではなかったと思います。高音はかなり出しづらそうだったし。それでも大きく崩れることもなく、寧ろいい感じに緊張感があってすごく良かったなぁと思います。

うん、良かった。すごく良かった。きっと代々木の時に感じられなくて今日感じられたのはその感じなんだと思う。必死に伝えよう、届けようとする切迫感。代々木はFC限定ライブだったから、全員が全員椿屋を大好きで待ち構えてたわけですよね。だけど今日は他のバンドのファンも沢山いたし、(おそらく)疲れもあって本調子ではない。それでも椿屋四重奏というバンドを見せたい聞かせたいという思いがパフォーマンスにきっちり現れていて、本当に本当に良いライブでした。曲によっては歌い方が荒っぽくなるところもあったけれど、それもちゃんと曲を選んでやってたと思うんですよね。「アンブレラ」は丁寧に音と言葉を重ねていくような歌い方だったから。
…っていきなりまとめみたいになってますけど、曲ごとの感想を引き続き。

2曲目は「成れの果て」。イントロに入る前にふっと照明が落ちてしーんと静まりかえった中に中田くんのギターの音だけが響いて、でイントロ。あ!いつの間にかYANCYさんがいない!今日のセットリストだと出入りが大変でしたよね、きっと。でも全然違和感なく定位置にいたりいなくなってたりするんだよなぁ。すごいよYANCYさん!

その次が「アンブレラ」。ソロツアーを経て、そしてHEEFEST出演という経験をして中田くんの表現力がまた一歩進化(深化?)したように思った。歌詞をなぞるように変化する表情や身振り手振り。それが「頑張ってやってます!」という印象をぬぐい切れなかった数年前と比べたらとても自然に、そして意味を持つようになってきた。
「しがみつくだけで今日が過ぎ」のところで中田くんがくっと両手を握った時なんて、しがみついている「何か」が見えるような気がしたもんなー。ああ、それ幻覚ですか。そうですか。

おニューのギターで「シンデレラ」。あー、この曲やっぱり好きだ!ザ・歌謡曲、ってところがたまらんです。これは「CARNIVAL」に収録されるんだろうか。されますよねー。してくださいお願いします。


「早い曲やりまーす」とタラーッとした口調で言って「マイ・レボリューション」。これ良かったなぁ。これこそバンドでないとやれない曲だもんね。中田くんも時に荒っぽい歌い方になりながらも思いっきり「バンドのボーカル」を楽しんでいるように見えたし、何よりやっちん!マイクの無いところで一生懸命コーラス(というか雄叫び?)してたんだけど、それがかえって良かった。きっとマイクのある位置に戻らなきゃ、とかどうでも良かったんだよね。前に出たい、思いっきりバンドの音を鳴らしたい、そんな気持ちが伝わってくるようだった。

その次の「螺旋階段」の時はりょうちんが楽しそうで楽しそうで。まぁ、だいたいにおいてりょうちんは楽しそう(だから見てると和む)なんだけど、いつも以上でしたね。SONG COMPOSITE@東京でもこの曲はやったわけだけど、あれはアコースティックバージョンの別モノ。曲が、バンドがソロツアー以前よりずっと生き生きと暴れまわっているような気がして本っ当に嬉しかったし、とにかく楽しかった。

「最後まで楽しんで行ってください!」と最後の1曲「幻惑」。なーんか、この曲って無条件に盛り上がりますよね。あ、そういえば去年の熱視線@名古屋のWアンコールもこの曲だったんだよなぁ(絶賛思い出浸り中)


MCらしいMCもなく終了。いや、それでいいんだってば!変な小細工しなくたって十分格好いいんだから!特に今回みたいなイベントは曲だけガーッとやってはい終わり!でいいと思うんですよねー。変なMCして他のバンドのファンにおかしな印象を残してしまうくらいなら黙って曲だけやった方がいいよね。曲は文句なく格好いいんだからさぁ。
…だからもうさ、やっちんに変なキャラつけるのやめようよ。ホントに。今日のやっちん、格好よかったよ。黙ってれば格好いい、って失礼だけどさ(苦笑)


その後も次から次へとライブが続き、最後はムックでした。相変わらずファンの皆様お元気でした。肩車の数が少なくなってたような気もしましたが、あれは曲によるんですかねー。
いやーでもさ、ムックのライブ見てたら「音楽と人」のイベントの時の事を色々と思いだしましたよ。ムック・逹瑯氏の隣に並びたくない、と駄々をこねたりデス声(って言うの?)を真似ようとして即断念してたりした中田くんを(笑)あれって何年前なんだ?…えーっと…3年前?ってことは中田くん25歳か!懐かしいなぁ…(遠い目)


ずーっと立ちっぱなしで一息つく暇もなかったので相当疲れましたが、相当楽しかったです。
そして、「やっぱり椿屋が好きだ!」という確信を取り戻せたことが何よりも嬉しい。それが一番です。