壁/安部公房

壁 (新潮文庫)

壁 (新潮文庫)

常識が常識でなくなる恐怖、当たり前が当たり前でなくなる不安。
通勤の電車の中であまりにも没頭して読んでいたら、自宅最寄りの駅から会社最寄りの駅があっという間に感じた。
ここで描かれていることの意味がわかるか、と聞かれたら「わからない」と答えるより仕方がない。何なんだ、この感じは。