怖るべき子供たち/ジャン・コクトー

怖るべき子供たち (角川文庫 (コ2-1))

怖るべき子供たち (角川文庫 (コ2-1))

お前またどうせカバーにつられたんだろ、と言われても否定しません。否定できません。
でも、今年に入ったあたりから地味に続いている「そういえば読んでなかった名作を今さら読んでみようシリーズ」の一環であることも確かです。10代の頃から今にかけて「登場人物の名前が覚えられない」という理由で海外文学をほとんど読んでいませんでしたので。読んだといえば「車輪の下」とか「星の王子様」くらいかなー。

で、今さら読んでみたわけですが。通勤電車の中で読むのには向かないですねー(苦笑)これから現実の中の現実、キングオブ現実の中に入っていく時に読むにはあまりにも儚くて危うい。ぐぐーっと入り込んで読めばもっと楽しめたんでしょうけど、現実に負けました。私はどうやらすっかり大人になってしまったようです。