ギムギムの森、更にその後

この1ヶ月、他にも色々とCDを買っていて、そのどれも素晴らしいのだけれど結局こればかり聴いてしまう。

ギムギムの森

ギムギムの森

朝、出勤の時に「群青バタフライ」から聴き始めるとちょうど「猫町」の途中くらいで会社の最寄駅に着いて、ちょっと戻して「愛想レーション」か「MOGURA DIVE」を聴きながら会社までスタスタ歩いて、帰りはその続きから聴く、というループを繰り返すこと約2週間。それ以外にも家でPCに向かいながら聴いていたりもするし、これまでに何回聴いてるんだろう。それでも全然飽きないし、同じ所でクスッと笑ったりハッとさせられたりしている。

「MOGURA DIVE」と「世界の詩」「RAINBOW」がヨダロック作詞というのが一番注目していたところなんですが、ヒデヲさんの書く詞と全く違っているのは当たり前だけど、この3曲の中でも全然違う。今まで思っていたヨダロックのイメージに一番近いのは多分「MOGURA DIVE」で(ハンマーNO!NO!とかね)、まぁ「世界の詩」みたいな恥ずかしいくらいの真っ直ぐさもあるよなぁ、とは思っていたのですが「RAINBOW」が!意外!初めてライブで聴いた時には何の迷いもなくヒデヲさん作詞だと思っていたので驚きましたよ。ええーこういう詞も書くんだーって。
ヨダロックが以前にやっていたバンドでの曲を何曲か聴いているし、依田猫田名義の曲で何曲か詞を(曲も)書いているので「だいたいこんな感じの詞を書くよなぁ」というイメージはあったのですが、それが見事に裏切られた。もちろんいい意味で。
「青春の墓標」での語りといい、ヨダロックの意外な一面が見えてきたなぁというのが一番の感想です。奥が深いわー、あの兄さん。

あとはですねー(段々真面目な口調で書くのに疲れてきました)やっぱり「愛想レーション」が好きです。さり気なく女言葉の歌詞じゃないですか?これって。男の人が歌う女言葉の歌にめっぽう弱いので(「シンデレラ」もそうですよねー)、勝手にそういうことにしてニヤニヤしています。
ま、そういう点では「毒林檎」もそうなんですけど、こっちはそれ以上に和な印象が強いんです。「群青バタフライ」と「毒林檎」はレトロな感じで、「愛想レーション」は現代の女の子って感じがするんですよねー。

もうとにかく全曲いいんですよ。とりあえず聴いてみればわかる!初期の椿屋が好きな人ならきっとどこかしら引っ掛かるところがあるんじゃないかなぁ、と思います。ただ、ヨダロックの声と中田くんの声は全然違うんで、そこで好みはわかれるかも。でも、本当にいいですよー。2009年のベストアルバムは「CARNIVAL」だ、と8月の時点で決めてしまっていたのがここに来て思いっきり揺らいでいます。同点1位ってことでいいかー。

そしてもし、「ギムギムの森」を聴いてFOXいいなーと思われた方がいたら、次に聴く1枚には「百花繚乱」をお勧めします。その次が「CHAOTIC MONSTER」で、その後に「PUBLIC EYE」でしょうか。いきなり「PUBLIC EYE」に行くと色が違い過ぎて驚いてしまうと思います(笑)あれはあれでいいんだけど、ちょっと異色なんですよねー。


来週のインストアが楽しみー。でも「終演後もメンバー皆でお見送り致します。笑。」(ヒデヲさんブログより)って何ですか!いえ、スペシャル特典交換会のことだとは思うんですけど、それすらもスタッフさんから受け取りたいくらいなんですけど!いやー、無理だわー。ヨダロック見た瞬間に語りを思い出して笑いそうだもん…(酷い)
頑張ります。笑わないように。