2010/08/07 ROCK IN JAPAN FES.2010@国営ひたち海浜公園

行ってきましたー!今年は元同期の友人(男女各1人)と。

最初は同期ちゃんとGRASS STAGEで氣志團を。「もうちょっと前行こう、もうちょっと!」と誘われるままにスタンディングエリア最前ブロックの一番後ろまで。ほぼ完璧に踊りまくる彼女を横目にホケーッとしながらゲラゲラ笑いながら見てました。いやー凄いわ。わけわかんないけど、とりあえず楽しめる。「One Night Carnival」とか「結婚闘魂行進曲」なら流石に知ってるもの!ていうか「結婚〜」は元同期の結婚披露宴の余興の為に散々聴いたから、イントロが鳴った瞬間に同期ちゃんと顔を見合わせて爆笑してしまった。ほ、本物の踊りを見たよ!(感激)


既にぐったりな同期ちゃんとわかれてWING TENTへ。思った以上に移動時間がかかってしまって、着いた時には既にステージ上に4人が揃っていたし、何よりギュウギュウで屋根のある場所に入れない!結局日差しがガンガン照りつける場所で見る羽目に。暑かった…
そして気付けば去年のロッキン以来のフラッドだったわけで、何だかいちいち感動してしまって目尻に汗だか涙だかわからない何かが溜まる始末。何せ「おはようございます!a flood of circleです!」だけでウルッと来てるんだもんなー。何だかんだでライブに行けなくて1年ぶりになっちゃったけど、実はこんなにもフラッドに飢えてたんだなぁと自分でもビックリ。しかも追い打ちをかけるように佐々木君が「一年前はバタバタしてて…生きてて良かったなと思います」なんて言うもんだから、危うく涙腺が崩壊するところでしたが何とか耐えました。
あとはそうだなぁ…「吉川晃司を蹴ってこっち来たんでしょ?勇気あるねー」と佐々木君が言った時には思わず笑ってしまった。いえ、同期ちゃんがその頃「モニカー!」って熱狂してるはずだったんで、つい。

「泥水のメロディー」も「ブラックバード」も聴けたし、曽根さんの生アワワ(何だよそれ)も人の隙間からだったけど見れたし、新曲はメチャクチャ格好いいし、「Human Licence」「Quiz Show」はやっぱりライブで映える曲だったし、何かもう…最高でした。最高だった、としか言いようがない。圧倒された。凄まじかった。いくら言葉を並べてもあの時のあの場所に満ちていた異様なまでの熱は伝えられない。
そして、「プシケ」でのメンバー紹介はこの先何度聞いてもきっと感動する。あんなに愛に満ちたメンバー紹介と感謝の言葉を他に私は知らない。佐々木君の「大事な」の一言に込められた思いがより一層強くなっていると思えたのは考え過ぎだろうか。

とにかく、素晴らしかった。呆然としながらWING TENTを後にしました。


この後、ハングリーフィールドで昼ご飯を調達してシートに戻ってモゴモゴしながら9mm…のはずだったのが、ちょうどお昼時だったせいもあってどの店も大行列。とてもこれでは間に合わない!と飲み物だけ買ってシートへ帰還。あとの2人が食料調達から帰ってこないうちにライブスタート。ああああ、このSE、この歓声!ごめん、我慢できない、行ってくる!と心の中で叫んでスタンディングエリアへ。とは言ってもスタンディングエリアのだいぶ後ろの方へ。いや、だってあれは前行ったら死んじゃうもの。次が椿屋なのにここで死ねない!
とは言え、違う意味で死にそうになったのは全部卓郎が悪いんです。白シャツとか着て出てくるから悪いんです。しかもその袖のめくり方が思いっきりリーマン風だからいけないんです。砂埃が立つたびに見えなくなるステージから目を移したモニターに映る卓郎がいちいち無駄に色っぽいからいけないんです。あーもう!(完全に言いがかり)

砂埃が凄かったせいで殆どステージが見えなくて、モニター見てるか踊りまくってるかだったんですが、やっぱり9mm楽しいなー!ライブハウス(ZEPPクラスでもちょっと怖いかも、既に)でのライブはちょっと怖気づいてしまうところがあるけれど、ああいう開放的な場所でゆったりと見ていられるなら本当に楽しい。バカみたいなテンションで、わけわかんなくなるくらい踊って騒いで、だけど卓郎の相変わらずなMCとか滝くんとのやり取りとかでクスッと笑って。初めて見たときが野外のイベントだったからかもしれないけど、野外で見る9mmが一番好きだなぁ。純粋に「楽しーい!」って終われるのは野外。

そんな(どんな?)無駄に色っぽい卓郎のMCは今回も冴えわたってました。多分3〜4回、もっとかな、やたらと「失礼」を連発してたんだけど、それが妙に似合ってしまう不思議。「昔々ある国に…失礼、水飲みます」とかね。結局このMCは「昔々ある国にエキセントリックな娘がいて、その娘は山本という名前で唄を歌っていて」みたいな話になって「どうにもとまらない」に繋がっていったわけですが、エキセントリックなのは君だろう!とゲラゲラ笑いながら突っ込みたくなってしまった。何なんだろうなぁ。

だけどその一方で「Beautiful Target」の時はまたグッと表情が変わって、そりゃまあ無駄に色っぽい(何回言う気だ)んですよ。無駄っていうか過剰?別にそういう要素が必要な曲じゃないのに、ふとした表情とかに色香がついてしまうってのは天性のものなんですかねぇ…意識してやってなさそうなところがまたいいんですけど。そして9mmにそういう要素があるからここまで好きになったんですけど。とりあえずモニターにあの手が大写しになった時に死ぬかと思いました。どんだけ手が好きなんだよ、という自分に対するツッコミと共にその場に崩れ落ちてもいい!と思ったとか思わないとか。いや、でもあの手はいかんですよ。あー恐ろしい恐ろしい(お前がな)


ひゃっほーい!とシートに戻ったらさすがに2人も戻って来てて「ご飯食べそこなったよーあははははー」といつもとは若干違うテンションで話しながら(普段は冷静沈着な人間です)しばし休憩。ご飯は若干空いているであろう森のキッチンで食べることにしてLAKE STAGEへ。とりあえず同期くんも椿屋を見る気になってくれたので3人で移動。初めてあの…バス?あれに乗りました。楽だー。森のキッチンまで辿りついてみたらこっちもそこそこ混雑。でもまぁ何とか間に合うでしょ、ととあるお店に並んだらそこが想像を絶する手際の悪さで列が全然進まない!どんどんなくなって行く時間に焦って、注文するメニューを脳内で次々変更。ご飯ものを頼むつもりだったのに結局はおつまみ的な物にして、それでも時間がなーい!ってことでやっぱ上の階段で見てるよ、という同期くんに食べかけを託して(すいません…)同期ちゃんと2人でステージ前へ!上から覗いた時にあまりに人が少なくてがっくり来た(だってさー、他の人の時もっと入ってたよ…)けれど、そのおかげであのタイミングで飛び込んであの場所(ほぼ中央10列目くらい?)まで行けたんだから良しと…はできないな、やっぱり。ちょっとあれは寂しかったな。ライブが始まってしまえば気にならないことだけど…うーん。

ステージ前に飛び込んで行った時に耳に入ってきたのが「いばらのみち」のイントロって!この曲から始まったら面白いなーなんて思ってたからいきなりニヤニヤが止まらない!
衣装はりょうちん以外は熱視線@名古屋・東京と一緒だったかな。りょうちんは暑さ対策なのか髪をしばってたんだけど、何か顔がほっそりして見えたなー。昔髪が短めだった頃より痩せたんだろうか。そして場所的に一番視界に入って来るのが手島さんだったのでそりゃもうこれでもかってくらい見てたんですけど、やっぱり手島さん巧いなぁ。ギターのことなんて全くわからないから、弾いてる時の動きとか表情とか本来の演奏技術とは関係ないところばかり見てるのは否定できないけど、なーんか余裕を感じるんですよね。単純に「弾く」ってことはもうできちゃってて「弾きこなす」「自分流のアレンジを加える」という段階に既に入ってしまっているような。金光編集長が「たかしげに雰囲気が似てる」と仰っていたけど、本当にそうだよなぁ。パッと見も少し似てると思うんだけど、一番はあのポーカーフェイスだな。中田くんとりょうちんが割に表情豊かな人だから(…ってポーカーフェイスなボーカリストって嫌だな)余計に二人が似た感じに見える。…ま、今回たかしげは表情はともかく顔色が「暑い!めちゃくちゃ暑い!」と強く強く訴えていましたが。もうね、ビックリするくらい真っ赤でした。あれは日焼けじゃないだろう…体内に熱がこもるタイプなのかしら。

ステージ下には時々サーッと涼しい風が吹いて来てそれなりに快適だったんだけど、ステージ上ってどうなんだろうな。中田くんと手島さんは髪の毛が風になびいてたけど(そんな時でも右耳にかけてる髪が落ちてこないのは何故なんだ!?ということが気になる程度には手島さんにやられてます)、りょうちんはふーっと気が遠くなった、なんて書いてたし。

ライブのだいたいの流れはクイックレポートに書かれている通りなのでそちらを見ていただくのがいいと思う(ここに来て突然の放棄!)ので、その他諸々を。
まぁ、その他諸々って言っても手島さんのことなんですけど。音霊で初めて見た時の「この大人しそうな人が立ってエレキを弾く…想像できなーい!」てな印象はもう完全に取り払われてしまった。ガンガン前に出てくるタイプではないけれど、中田くんと向かい合ってギターを弾く姿とか、スッと腰を落とす瞬間とか、やっぱり格好いいなぁとついつい見惚れてしまう。いつもだったらどんなに見づらくても何でも中田くんばっかり見てるのに、やたらと手島さんを見てたもんなぁ…あー、いかんいかん(…ってこともないか)

あとね、たしか「ミス・アンダースタンド」の時だったと思うんだけど、急に手島さんの音が途切れてしまったことがあって。さすがにあれっ?って感じで機材を振り返ったりはしてたけれど終始演奏は乱れないで何事もないように弾き続ける姿がまたいいんだなぁ…っていい加減キモいですよね。いや、でもちょっとどうしようってくらい好きになってきてしまいましたよ。

本当にいいセットリストだったし、機材トラブルとかはあったにせよいいライブだった。ライブの序盤で中田くんがしきりに階段の方を気にしていたのは「もっと下に来いよ!」ってことだったのか人の出入りが気になっただけだったのか。何にせよもの凄く強い目をしていた。強いものを心の内に持っている人の目だった。ラグーナでのイベントはもっとアウェイ感が強いかもしれないけど(他の出演者とは何だか毛色が違いませんか?)、今の椿屋だったらその状況をプラスに転じられるんじゃないかな、と思う。同期くんはまたしても中田裕二のMCにドン引きしてたけど(苦笑)…もういいよ、君はCDだけ聴いててください。もうライブには誘いません。すみませんでしたー。

「MC寒いよ!『暑いねー。そっちのが暑いでしょ…ヘッ!』とかさぁ」「でも群青と舌足らずやったんだよ!そんなことはどうでもいい!」「小春日和を超える曲がやっぱりないわー」「ほら、あれは?ミス・アンダースタンドとかさー」「うーん…」「いやー、でもさすがにツアーでやった曲以外はなかったねー」「まだ練習中なんだろねー」「…(同期くん、黙る)」と男女でかみ合わない会話をしつつみなと屋へ寄って各々飲んだり食べたり。私はここでやっとご飯。


一旦シートに戻って着替えたり休憩したりして今度はPARK STAGEへ移動。WING TENTやLAKE STAGEと比べたら近いー。ステージに向かって緩い傾斜になっている作りでした。ヤス側の結構前の方で行ってしばし待機。
少し日陰になっていて楽だったけど、「明日は来るのか」で結局暑くなって終わるっていうある意味いつも通りのパターン。いつもと違ったとしたら、ワタルさんのMCに対するお客さんの反応かなー。やっぱりああいう場だからDOESのライブは初めてって人も多いだろうし、ワタルさんがわかりやすすぎるほどわかりやすく戸惑ってた。戸惑いすぎて「…DOESです」って何回も言ってたよなぁ。こっちからしたら「いや、知ってます!知っててここ来てます!」って話なんだけど、そういう人ばっかりじゃないのがフェスという場であり。それをこの日一番感じたのはDOESのライブだったかもしれない。でもそれが悔しいなぁって感じにならなくて、何か面白かったのが自分でも不思議。

とにかくね、ケーサクさんがめっちゃくちゃに笑ってて。それが嬉しかったし楽しかった。もしかしたらDOESというバンドからいなくなってしまっていたかもしれない人がこうして満面の笑みでそこにいてくれることが本当に嬉しかった。良かったなぁ、本当に。


その後はブラブラと森のキッチンまで行ったりandymoriをちょっとだけ見たりしてGRASS STAGEに戻ってみたらマサムネさんが「そして僕は途方に暮れる」を唄っている!そのままシートに戻ってスピッツでのんびり。あとの2人はどこへ行ったやら…と思いながらハングリーフィールドに行ったものの特にお腹も空いていないので梅ソーダを持ってシートへ…って暗くて見えない!何とか戻ってユニコーンを聴きながら一人でダラダラ。途中で他の二人も戻ってきて引き続きダラダラ。「大迷惑」に盛り上がった以外は終始ダラダラ。でもそれが楽しい(笑)

最後の花火まできっちり見て片づけ。アラサー3人、疲労困憊でした。DJブースに立ち寄る気力もなくバスへまっしぐら。バスへ乗れば10分ほどで爆睡。目を覚ませば上野駅。「じゃあねー」と別れてから地下鉄の駅が遠い遠い!地下通路が23時までって!しかもその時23時ちょっと過ぎたくらいだったし!むきー!と怒る元気もないのでトボトボダラダラと地上を歩く。あのー、来年は皆様がどうあろうと新宿発着のバスで行かせていただきます。上野遠いです…(とここの存在を知らない2人へ連絡)


疲れた、ホントに。だけどそれ以上に楽しかった。来年もあそこで一日遊べるくらいに元気な30歳(31歳目前)でいたいです。