2010/10/16 TOUR'10 BRIGHTEST DARKNESS@日比谷野外大音楽堂

5年前は濡れたステージで足を滑らせた中田くんがスッテンコロリン、今回は最後の最後にりょうちんが…!野音怖いよ、何かいるよ(笑)


素晴らしい秋空の下に響くリハーサルの音を聞きながら公園の内外をウロウロ。道路を挟んだ場所にまで音が聞こえてきたのにはビックリしました。ホントに静かな場所なんですねぇ。
そんなこんなで時間は経ち、同行の友人も無事に到着。光る(はずの)リストバンドを受け取っていざ会場の中へ。
今回は下手側Bブロックの真ん中くらいだったのですが、熱視線@渋谷やロッキンよりはずっと見やすかったです。傾斜があるとないとでは全然違いますね。二人でビールを呑みながら開演の時を待つことしばし。リストバンドは光る気配なし。蓄光タイプですからね、夕方に渡されたってどうしようもないわけで。ま、記念品ってことで。
そんなこんなしているうちにステージが青い光と歓声に包まれて野音が一気に異空間に。
…やっぱりね、下手側なので登場のタイミングは見えづらかったなぁ。気が付いたら中田くん以外が勢揃いしていたような、そんな感じ。そして噂のさとうさんも当たり前のようにステージ上に。どことなく何となくやっちんに似ている方だなぁというのが第一印象。長身でスラッとした体型とか、短髪メガネが似合うところとか。顔立ちまではハッキリと見えなかったんですがね。しかも話す時の声がちょっとたかしげに似てませんか?…似てませんか、ああそうですか(苦笑)友人にも「ハキハキしたたかしげっぽくない?」と言ってみたものの全く賛同は得られませんでした。あはは。
そう、さとうさん。多分霧雨日記や中田くんの話の中でお名前だけは聞いたことがあって、だからまるっきりのはじめましてではないような、だけど「ああ、こういう方だったのか」という驚きもありで、とにかく不思議な思いでいっぱいでした。さとうさんご自身も不思議な方ですよね…「踊り子」で誰よりも踊っていたのは間違いなくさとうさんだと思うよ(笑)
だけど終始楽しげで、椿屋四重奏の曲を愛してくれる人がここにもいる!と嬉しくて仕方がなかった。


いきなりサポート参加の方の話からですみません。でもまだ続くよ!(笑)
座席が下手側だったにも関わらず、いや下手側だったからこそ?理由はともあれ記憶の殆どが手島さんで占められているってどういうことなんですか!何かもう視線が手島さんに固定されちゃってて、その視界の端で中田くんの姿を捉えているような状態だったんですけど!(そして踊るさとうさんにもどうしても意識が向いてしまう)
いや、だってあれは罪作りな格好良さですよ。一番印象的だったのは「LOVER」でスモークと緑色の照明が一度に手島さんを包んだあの瞬間かなぁ…。細長いシルエットがあまりに儚くてスモークと一緒に消えてしまいそうで、思わず頭の中に「君が儚いんだ〜」というメロディが流れたとか流れないとか。
ギターソロで前に出て行った時、下手側で良かったなぁと思いました。だってあのギターソロを正面から見たら隣に友達がいようがお構い無しに「格好いい!格好良すぎる!(バタバタ)」とか呟いて取り乱してしまうもの!
いや、ホントに格好良すぎるよ…あばばばばば


…すいませーん、ちょっと頭冷やします(でもまたすぐ沸騰します)


5年ぶりの野音、しかも偶然にも前回の席から数列後ろにずれただけという場所から見た椿屋四重奏は、5年前とは何もかもが変わっていて、だけどやっぱり私はその曲が、声が大好きで、うっとりにやにやしながらただひたすらステージに見入ってしまう。とにかく嬉しそうで、それ故にもしかしたら少し浮き足だっていたかもしれない5年前と比べたら本当に落ち着いていて、安心して見ていられたなぁ。心配だとか不安だとかが全くなかった。そんなこと考えもしなかった。それが一番の変化かもしれないな。私と椿屋四重奏との関係性というか距離の取り方が本来あるべき状態にやっと収まったような、そんな気がする。それこそ去年までは何につけても余計な心配ばかりしていて、ライブを見れば払拭でかるかも、と足を運んでも更なるモヤモヤを連れて変えるだけになる、その繰り返しだった。そんな繰り返しを何年も続けてきたなんて私もつくづく物好きだよなぁと思うけれど、だけどどうしても惹き付けられてしまう何かがずっとずっとあったから、グダグダ言いながらも目を離せなかった。だけど、その感覚が今、急に変わってきている。ただ楽しめばいい、ただ見ていればいい、そんな当たり前の感覚にようやく辿り着けた。熱視線@名古屋で見た中田くんの笑顔が自然にそうさせてくれたんだと、そんな風に思ってる。 長かった、ここに来るまで。やっとあるべき場所に収まった。 だからというわけでもないんだろうけど、これからはそんなに必死になって追いかけなくてもいいかなぁ、とも思った。見られる時に見られる場所で見ていければ、それで十分かなぁって。…わかんないけどね。ここ数ヵ月ライブに行くこと自体を控えて(どこが?と思われるでしょうが、比較の問題です)るから、感覚が鈍っているだけかもしれない。状況が変われば気持ちも変わってくるかもしれない。だけど今は、野音でのあのライブを見た今はそんな気持ちになってます。


…と、これをまとめているのは和尚も走る師走なわけで。直後に携帯で書きためておいたこの文章すら既に懐かしいわけで。グダグダと書いてあったメモに追記なんてできないわけで。なのでめちゃくちゃな文章ですが、ざっくり手直ししてほぼそのまま晒します。すんません。


導火線→中田くんハンドマイク。いきなり「黒い背中を〜」と歌詞間違う。「黒い背中って何だよ!誰だよ!」…知らんがな(笑)上質なポップスになったなぁという印象。

5年ぶりの野音。5年前も来た人いる?チラホラと挙がる手(一割いない?)うわぁーっ、いた!生き残ってた!(嬉しそうでこちらも嬉しい)年取ったとか言いたくないけど、僕らも年取った分皆さんもくすんで…(ブーイング)ヘッ!(笑)そんなくすんだ季節にぴったりの曲を→ブランケット

ここが舞台になってる曲があります。日比谷公園…隣だけど。夜の生活を営みましょう!→ナイトライフ

(3曲終わった時?)ポタリングっていってちょっと高い自転車で、丸の内OLを…どうせその話オチがないんでしょ?とか思ってんだろ!ええ(苦笑)だってたかしげと手島さん、休めの体勢取ってたよ。

マテリアル→すごくすごく丁寧に歌っていた。曲紹介で「う○こたれお」「この目を見て!…嘘です」

手島さんが天然すぎる件。興奮して…興奮し過ぎて…着替えていいですか?中田くん「えっ!?(笑)着替えないけど…汗かいたの?」…いや、汗はかいてないんですけど(この後の発言は聞こえなかったよ、ホントに)そのあと、俯いてフーッと息をついていたところを見逃してはいないぜ!(笑)

そんな椿屋四重奏ですが→どんなだよ!天然×2、うっかり×1、ドS×1、大人×2ですか?

ロストチルドレンは多分中田くんのアクションもみどころなんだろうけど、手島さんが!何あの人!おとなしそうな第一印象がいい意味でブチ壊しだよ!ホントにジャズギタリストだったんですか?ってアルバム聞いてるんだけど。しっかし「マテリアル」のカップリングがこの曲だというのは面白いなぁ。痛快。(余談ですが、初めて椿屋のライブを見た時の感想を「痛快で爽快なライブでした」と書いてうしみつに送ったら中田くんに読んでもらえたのはいい思い出。その回を録音したMDは宝物)

小春日和→間奏で微笑みながら(予想)中田くんの方に向かってきた手島さんに「あっち(正面)行け」と身ぶりで指図した中田くんが…そりゃもう憎らしかったさ!だってせっかく手島さんがこっちに向いてくれたのに!ああもう!

集まってくれてありがとう→中田くんから5人に向けた言葉でもあったのかな?ふとそんな風に思った。 ずっと覚えていてください(だっけ?)中田くんがそんなこと言うなんて珍しいなぁ。

歓声に応えながら後ろ歩きをしていたりょうちんがどってーんとしりもち!呆然と見ているだけの四人と頭抱えてしゃがみこんでる中田くんと。…らしいなぁ(笑)

勝手な思い込みからライブでの前向きで力強いジャーニーを受け入れられずにいたけど、やっとしっくりきた。同じような違和感がred bluesに。もっと気だるい歌かと思っていたんだけど、あんなにも強い歌なんだなぁ。「気安く触んなよ俺がたどり着いた答に傷ひとつつけんなよ」千鳥足を装っているのか、ふらつく足取りでステージ上を動き回る中田くんには、うん確かに何かが乗り移ってる。歌い終わってから「ただいまー」とかいってたもんね。中田くんに何かが乗り移ってるというか、中田くんが入り込んじゃってるのかな?セリフを言うのはアレかもしれないけど(参考・誰が龍)表情とか仕種で魅せることに関しては下手な役者より上手いんじゃないか、とファンの贔屓目にはそう見えてしまうほどの数分間でした。

小春日和のワイパー久々にやった。さとうさんにうまーく乗せられてしまいました(笑)あの長ーい腕でしなやかにハンドクラップ…ああ素敵。

アンコールではYANCYさんと二人で「流星群」を。ポツンと一つだけ星が見えた。かえすがえすも惜しいのはあの椅子!もうちょっと何かなかったのかしら。座面の高いスツールだったらもっと素敵だったろうに。音源と比べてしまうからか、少し物足りなく感じてしまったなぁ。単純に音数が少ないからってだけなんだけど。

思惑と罠→走り抜ける光〜のとこで何で左右キョロキョロしないのよ裕ちゃん!熱視線@渋谷の映像であそこがいいのに!可愛いのに!


…まとめる気がないですね、すんません(2回目)
5年ぶりの野音、本当に本当にいいライブだった。すごく満たされた気分になった。もう、あれこれゴチャゴチャ考えないで「あー楽しーい!」って浸ってりゃいいんじゃないかなって、そう思えた。実際そうするかは別として、思えたことが自分としては重要。

11年目が、楽しみ。