2007/09/09 “See The Sun”ツアー前夜祭＠名古屋

言いたいことは一つだけ。木村さん、歌い続けていてくれてありがとう。本当にありがとう。

２年前のZEPPET STORE解散ライブ以後、何度もhurdy gurdyとしてのライブは行われていたのですが、都合が合わなかったりチケットが取れなかったりで、今回が初めての生hurdy gurdyでした。と言う事は木村さんの声を生で聞くのも２年ぶり。あー、もう待ってました！

会場のHUCK FINN FACTORY。普段はバーとして営業している場所のようで、小さなステージとほんのわずかなテーブル席、あとはカウンターだけという非常にこじんまりとした空間でした。
私はカウンターから見ていたのですが、ちょっと見えづらかったかな…それでも、途中で木村さんが「後ろ、見える〜？」と声を掛けてくれたり、ちょっと頭の位置をずらすと結構しっかり見える位置だったりでまぁ、あの場所で良かったのかも。

朝６時起きで名古屋にやって来て、インストアライブ２本をこなしてきた木村さんはやけにハイテンションで、ちょっと空回ってました…いやいや、ファンがおとなし過ぎたんですよね(苦笑)でも、あれはあれですごーくいい空気だったなぁ、とも思うのですが。あのライブに黄色い歓声は似合わんよ。

セットリストは覚えていないのですが、RADIOHEADやビートルズ、QUEENのカバーはどれも木村色に染め替えられていて聞きほれてしまいました。ラジオで聞いたのかライブで聞いたのか、記憶が定かでないのですが、いつか聞いたRADIOHEADの「HIGH AND DRY」は鳥肌ものでした。今回は「CREEP」だったのですが、またいつか「HIGH AND DRY」も聞きたいなぁ。
あとは思ってた以上にZEPPET STOREの曲を沢山歌ってくれて、それがちょっと意外でした。木村さんにとってはhurdy gurdyの曲もZEPPET STOREの曲も、海外アーティストの曲もどれも同列にやれてしまうんだなぁ…と。別の某ソロシンガー(元は某バンドのボーカリスト)のことをちょっと思い浮かべてしまいました。何なんだろうなぁ、この差は。
２年前の解散ライブで聞いた「BLUE」と「THANK YOU」を立て続けに歌われた日にゃあ、涙腺も緩むってもんですよ。まさか「THANK YOU」が聞けるとはなぁ。本当にびっくりしました。
そしてメインのhurdy gurdyとしての曲。ろくにアルバムを聞かずに行ってしまったので、曲名がいまいちわからないのですが、アコースティックいいなぁ！(何だその感想)

でも、それが正直な感想だったりもするのです。アコースティックいいなぁ、って。
あの時あの会場の中にあった音はギター一本と木村さんの声だけ。それがとても心地よくて、静かな熱い思いが胸の中にじわーっと広がっていく感じがしました。あー、木村さんってこんなにいい声だったんだなぁ…なんて今までに何回となく思ってきたことを改めて思いました。木村さんが歌うことをやめないでくれて本当に良かった。ギターとあの声がある限り、木村さんは歌い続けるのだろうなぁ、と思えたし、その歌が聞けるのならばできるだけ足を運びたいなぁ、と心から思いました。本当に良かった。ありがとう。本当にありがとう。

思いの丈をだらだらと書くばかりでまとまりませんが、これが昨日のライブを見て感じた素直な気持ちです。