2008/12/1 熱視線6「SECRET ROOM」@恵比寿リキッドルーム

ツアー3本目の恵比寿。ツアー「さぁん!」本目、です。
思った以上にロッカーが少なくて、かなり焦りましたが何とか確保。ビール片手に会場内に入るとちょうど場内アナウンスが…ん?これ、やっちん!?(笑)そろそろキモキャラ卒業しようよ…と若干テンションが下がりかけたもののクスッと笑ってしまったりなんかして。
そうこうしているうちにライブスタート!いやー、リキッド見やすいですねー。この日一緒に行った友人は結構小柄なんですが、それでも良く見えたとご満悦でした。そして彼女もかれこれ4年くらい椿屋のライブを見ているので、新旧を旧多めで取り混ぜた今回の選曲にも非常に満足しておりました。

で、あとは当日書き残したメモから拾い書き、と補足。
・「群青」「硝子玉」「導火線」がただの懐かしい曲にならずに、新たな魅力を持って生まれ変わっていた。
→これはですねー、完全に回顧モードに入ってました。椿屋を聴き始めた頃に思っていたことがあって。それは「いつかこのバンドが有名になった時に『昔はこんな曲もやってたんですよー』って言って群青とかやったら格好いいだろうなぁ」ということ。今の椿屋が有名かどうかと言えば微妙なところはあるけれども、だけどやっぱり「椿屋四重奏」を出した頃とは状況も変わっているし、生み出す曲も変わってきている。その変化した椿屋がやる「群青」や「硝子玉」「導火線」は当時とは全く別モノと言ってもいいほどにその表情を変えてきていて、だけどやっぱり根底にある妖しさだとか湿っぽさだとかは健在で。白シャツ短髪の中田くんが歌っても、茶髪スーツの中田くんが歌っても、その後ろに従えているメンバーが2人から3人になっても、何にも変わっていないし何もかもが変わった。そんなことをもの凄く実感したんです、この日。だから、もう無理なんじゃないのと思うことも無くは無いけど、でもいつかは!と思ってるから書くけど、武道館に鳴り響く「群青」が聴きたいんですよ!もう、絶対に格好いいから!その時に椿屋四重奏というバンドがどんな姿をしているかわからないけど、曲の持つ強さとか空気感ってものは絶対だから。そこのギャップが大きくなればなるほど、当時の椿屋とは違う姿になっていけばいくほど、曲自体の持つ力が際立ってくるんじゃないかなぁ、とそんなことを思うのです。それを少しだけ垣間見たような気がしました。

吉井和哉に見えた瞬間がある。目つきが。
→多分これ、サイレンスの時だと思います。私の中で最高の「サイレンス」は2006年6月(ってことは「幻惑」発売直後ですね)の大阪での野外イベント。あの日の中田くんはアイメイクの力も借りてそれはもうもの凄い眼力を発揮していたのですが、あれから2年半経ってメイクなしでもそれくらいの威力が出てくるようになってるんですよね。「サイレンス」での動きもやたらめったら動き回るんじゃなくて眼だけで全てを表現するような…それで一瞬、吉井さんみたいに見えちゃったんですよねー。ファンの欲目だから聞き流してくださーい(開き直るなよ)うん、でも何か凄かったですよ。演じてるんじゃなくて何かが憑依したようなあの瞬間。

・やっちん元気なかった?
→そうなんですよ。だからあんな絶好のネタふり(違うって!)をたかしげに奪われちゃったんだよなぁ…。
中「ツアー何本目だっけ?」
や「…?」
中「福岡でしょ…広島で…1、2…」
た「さぁん!」
!!!!!!!!!!
あーれーはビックリした。まさかたかしげがアホになるなんて。完全に目離してましたよ。
場内アナウンスの話でも書きましたけど、本当にそろそろやっちんをキモキャラから解放してあげてほしい。普通にしてたら結構格好いいんだからさぁ…

・襟がビエネッタ
→やっちんの衣装の話です。シャツの胸元にゴージャスにフリルがついていて、中田くんが「こんなアイスあったよね…」と。で、お客さんが「ビエネッタ!」って答えたんだっけ?そうしたら「うち、貧乏で食べられなかったんだよね…」とちょっと悲しいお話になってしまったやっちんの衣装。そういえば九段会館の時はジャージみたいなカジュアルな服だったけど、明らかにシャツの方が似合うよね。新橋のサラリーマンとか言われるくらいだし(新橋のサラリーマンはあんなヒラヒラしたのは着ないと思う)

・「即完です。みんなどうしちゃったの?急に恋しくなった?」
→中田くんのMC。確かに私もびっくりした。えええ、即日完売!?って。本当にどうしちゃったんですか?(素直に喜びなよ)

・新曲がとにかくいい。「クリーチャーズオブラブ(?)」でハンドクラップを入れるのが楽しい。
→いいから早くアルバム出してくださいよ。

・照明に思いっきりこだわれる広い会場でやってほしい
→リキッドもかなり照明が綺麗だったけど、もっと!と欲深なファンは思うのであります。

・「クリーチャー〜」が良すぎて「サイレンス」のイントロに気づくのが若干遅れた
→実話です。あんだけ言っておいてこのザマです。全て格好よすぎる新曲が悪いんです(責任転嫁)

・その場で「うわー楽しーい」っていうんじゃなくて、後からジワジワと良さをかみしめる感じ。
→そんな感じのツアーでしたよね。じわーっと効く、エレキバンですかそれは。

・でも、あの髪形はないわー。あれじゃIKKOだ。
→名古屋で中田くん自ら「IKKOみたいでしょ」と言った時は「自覚してたのかよ…」と思わずツッコミを入れてしまいました。心の中で。恵比寿でもIKKOに見えた瞬間から正視できなくなってしまいました。今回はその分たかしげを見まくっていた気がします。正視できない人が真ん中にいるから(笑)
この日一緒に行った友人とつくづく話していたのは「格好よくすれば格好いい人なのにねぇ…何かが惜しいよねぇ…」ということ。すいませんねぇ、こんなファンで。だけど絶対そうなんだって!もの凄く絶妙なバランスの上で光り輝く人だと思うのですよ。難しいですね。ちなみに個人的には「不時着」の頃の丸っこいショートが好きです。PVの前髪パッツンじゃなくて雑誌とかに載ってた時の。まぁ私の趣味なんてどうでもいいですね。だけどあれはいいですね。


恵比寿の感想はこんなところです。後ろの方でゆっくり見ていたので割と冷静です。