8/1 ROCK IN JAPAN EES.2009(椿屋編)


勝田駅からの道のりが思いのほかサクサクと進んだおかげで8時20分くらいには会場到着。…早っ!とりあえずパンフレットを購入してLAKE STAGEを覗いてみると、既に何人かのお嬢さんが集結。中央最前列はほぼ埋まってる感じでした。荷物を置きに行ったり朝ごはん(マグロ)を食べたりしてからもう一度LAKE STAGEを覗いたら…りょうちん!ちょうどサウンドチェック(よりもっと前の段階かな?)に出てきたところだったのでしばし立ち止まる。その後よい天で椿屋カクテル「RED BEST」を買って10時半過ぎにステージ前へ。4人+スタッフさんでサウンドチェックを始めた頃合いだったようです。柵沿いに一通り人がいるくらいの状態になっていたので最前ブロックやっちん側の真ん中(やや前寄り)あたりでカクテルを飲みつつ待機。…いや、カクテルと言っても殆どトマトジュースでした(少なくとも味は)。去年の「椿屋の赤いRED EYE」はトマトジュース+ビールのカクテルだったし、それはつまり椿屋の赤はトマトジュースの赤ということか…とかどうでもいいことを考えつつステージ上を眺める…あぁ、いいなぁこの感じ!フェスだ!祭りだ!カーニバルだ!(酔ってません)


クイックレポに選手宣誓云々…というくだりがあるのですが、これはやっちんのマイクチェックの時に始まったことです(笑)しかもその後中田くんが「2億4千万の瞳」熱唱してますからね。


♪でっあいはーおっくせんまんのーむなさわーぎー
いーのちのときめきエキゾチーックエキゾチーーック…(客席にマイクを向けて)♪

…ジャパーン?


いや、唐突にふられても無理だから!って言うかウケてるの前から2〜3列だけだからぁぁぁぁぁ!(でもこの状況でだったらそれも楽しい!)


何だか妙にゆるーい空気になったところへ山崎総☆編集長(これ、正式な肩書なんですか? 笑)が登場して前説。「ブッキングしておいて思ったけど朝が似合わない」とか「だけど青空を呼んでくれた」とか言われてましたねー。そう言えば先日代々木へ吉井さんを見に行った時に総☆編集長をお見かけしたんですが、スラッとしてて格好いいですねぇ…。うちのおかんも顔を知らないものの「ああー何かちょっと普通のおじさんとは違う感じの人いたねー」なんて言ってたので、まぁ…そんな感じです(苦笑)


そして、ついにライブスタート!衣装はクイックレポで見ていただくとして、あのーこれすっごく良くないですか?LAKE STAGEのカラー(?)が青なんですけど、それと合ってて格好良かったですよー。中田くんが巻いてたストールがやたら長くて邪魔そうだったけど(笑)
1曲目は「プロローグ」。さ、爽やかだ…!!!青いステージと(ところどころ)青い衣装、そして「プロローグ」!朝似合うよ!似合ってはないかもしれないけど、これは紛れもなく朝の風景だよ!(落ち着け)
次が「フィナーレ」だったんですが、この曲いいよ!凄い好き!テンポが速くて軽快な感じかと思いきや、ズルズルと堕ちて行く感じもするし、でもそこから這い上がって何かを掴もうとするような必死さもあって…好きです(結局それか)


熱視線初日@名古屋が自分としては楽しみ切れずに終わってしまったので今回のライブにも若干の不安はあったのですが、でもどこかで「いやいや、イベントでの椿屋は違うよー」と根拠なく信じているところもあるわけで、じゃあ結局どうだったの?となると…



良かったです。やっぱり椿屋は格好いいバンドです。


こっちを向け、音を聴け、と必死にあがいてもがいているようなその姿はやっぱり文句なく格好いい。
「フィナーレ」や「サイレンス」で見せてくれた色気と毒気、それこそが私が椿屋を好きな理由だし、音楽に求めるものなんです。どっちの曲の時だったか記憶が曖昧なんだけど、中田くんがモニタースピーカーの上にしゃがみこんであの(ってどれだよ)「どこか一点を見つめているようでどこも見ていないような目」をした瞬間に背筋がゾワッとした。気迫に押される感じがした。ああ、この感じだよ。これが好きなんだ。
そして「恋わずらい」なんて完全に夜の曲だと思うのだけど、そしてやっぱりどうしようもなく朝の青空とは違和感があったのだけど、でもそれがロックだよね!中田くんもMCでそんなようなことを言っていて、こういうこと言っちゃう人だから好きなんだよなぁと再確認しました。浮いてナンボじゃ。でもいつか夜の闇の中で思いっきりムーディーに響く「恋わずらい」も聴いてみたいなぁ…その時は是非「共犯」もやってください。
「アンブレラ」も印象的だったなー。降り続く雨から身を守ろうと傘を広げてじっと俯いていたけれど、いつの間にか空は晴れ渡っていて、だからもう傘を捨てて歩きだせる!みたいな希望の歌に聴こえた。椿屋って実は意外と朝も似合うんじゃないか…?

「螺旋階段」は楽しいね。みんなでハンドクラップするところとかとにかく楽しい。だけどやっぱり今回はフェスなので、ガッツリ反応して手を叩いている人は少なかったかな…(苦笑)
うわーっと盛り上がってたのは前方のほんの一部で(後ろは見てないけど、多分そんな熱血な感じにはなってないと思う)、途中で抜けていく人も結構いたし、しかもそれで出来た空間に次のライブ目当ての人が入り込んできて、盛り上がってたかどうかということで言えば盛り上がってなかったけど、でも私は凄く楽しかったし、いいライブだったと思う。凄くいいライブだった。
自分と周りとの温度差に我慢できなくなったのが最後の「空中分解」で。中田くんが「くうちゅうぶんかい!」(これ、知らない方には聞き取れないみたいですね。特に前半が)と叫んで、人がぐわっと前に詰めた瞬間に思わず前に行っちゃいました(笑)少しでも早くGRASS STAGEに向かわなきゃ、とか思ってたくせに。

…はー、終わった終わった。楽しかったー。と後ろに抜けようとすると、次のライブ目当てでいたと思しき人たちが目を丸くしてましたとさ。多分「最後の曲だけ何なのこの人たち…」みたいに思われてたんだろうなぁ(苦笑)
あのさ、他のライブ見てた時も思ったんですけど。途中で抜けるのはまぁ仕方ないですよ。他に見たい物があれば私だってそうするし。でもさ、前のライブをやってる途中、それも曲の途中で前にどんどん割り込んでくるのって何なんですか?終わるまで待っててよ!と思ったわけです。


あとね、これはお客さんのことじゃなくて椿屋自体のことなんですが。曲と曲の間がプツッと途切れてしまうのが本当に惜しかった。わーっと盛り上がった気持がそこですっと戻っちゃうんですよ。この挙げた手をどうすればいいの!?みたいな。それで、つらつら考えてたら「歓声が少なかったんだ…」という非常に悲しい結論に達してしまったんですが、どうすればいいですか(苦笑)
アウトロ→歓声・拍手→歓声続く→イントロ(もしくはMC)と繋がればいいものが、アウトロ→歓声・拍手(まばら)→…→イントロになってしまってたのではないかと。あのー、これどうすれば…(泣)
ま、それはその時々で違ってきますしね。昨日はそこだけがちょっと残念だったなー、というぼやきでした。


次は9mm編です。