8/15(深夜)TBSラジオ「MIX UP」文字起こし

久々に、そして気まぐれに文字起こし。パーソナリティが貴ちゃんなので頑張ってみました。
椿屋愛されてるなぁ。

パーソナリティ:中村貴子、ゲスト:中田裕二(あ、どっちも「中」だ…じゃあ名前の頭文字で)
貴:今夜のゲストは椿屋四重奏のボーカル&ギター中田裕二さんです。どうもこんばんはー
裕:こんばんは
貴:よろしくお願い致します
裕:よろしくお願いします
貴:この番組、まず前回来ていただいたのはですね、1月31日コレクターズの加藤ひさしさんとボーカル対談をしていただいた
裕:ええ。対談っていうかずっと聞いてましたけど
貴:(笑)って言うか加藤さんがずっと喋ってた、みたいな。なんでそういうボーカル対談をしたかと言いますとですね、その後2月8日に恵比寿LUQUIDROOMで開催したこの番組のライブイベント「MIXUPプラス TUWEEN the RADIO vol.2」に出ていただいたということで
裕:そうですね。ありがとうございました
貴:お世話になりました
裕:いえ、こちらこそ。楽しかったです
貴:半年前ですけど
裕:もうそんなに経つんですね
貴:どんな感じですか?早いな、って感じですか?
裕:あっという間ですね
貴:でも凄いギッシリ詰まって仕事してたでしょ?あの後って
裕:あの後からすっごい忙しかったですね。ライブ染めだったのかな
貴:そう言ってたかもしれないですね。先日私は個人的には7月5日、日曜日に渋谷C.C.Lemonホールで行われました椿屋四重奏のワンマンライブに行かせていただきまして
裕:あー、ありがとうございました
貴:楽しかったですよ、ホントに
裕:ホントですか?
貴:ええ、楽しかったです
裕:嘘言わなくてもいいですよ
貴:ええ、何で?(笑)嘘言わないです
裕:あ、ホントですか?
貴:嘘言うんだったら、まずゲストに椿屋呼んでません
裕:(笑)あ、そこでわかりますね
貴:私、そこは正直ですから。もうその時点で
裕:「呼ばれなかったー」って
貴:まず、だいたいイベントにも呼んでませんから
裕:あー、そうですよね。すいません、ありがとうございます
貴:あの、大好きなバンドで来ていただいたということで。この2月から7月まで本当にライブづくめ、レコーディングづくめの毎日だったと思うので
裕:そうですね
貴:その辺のお話をお伺いしたいと思うんですけど、まずソロプロジェクト「SONG COMPOSITE」、これはどういうものかというのを教えていただけますか?
裕:「COMPOSITE」って複合体、みたいな意味があるんですけど。僕自身が色んな歌で形作られたというか、色んな歌の集合体で出来たのかな、みたいなイメージがありまして。でまぁ、あのーずっとやりたかったんですけど、ソロの弾き語りみたいなものは。それで自分を育ててくれた数々の歌謡曲というか名曲たちを感謝の意味を込めて歌う、っていう。で、その良さをまた若い人とかにわかってもらいたいという気持ちもありましたし。あとはまぁ、自分のボーカリストとしての力試し。そういう色んな意味がありましてね、やったんですよね。
貴:ということは椿屋四重奏名義ではなくってソロで回ったということなんですよね
裕:そうですね、ええ
貴:でもそれは今回持ってきていただいた8月19日リリースのアルバム「CARNIVAL」の初回限定盤にライブ映像とツアードキュメント映像も入っているので、楽しんでいただきたいと思うんですけども。実際回ってみてどうでしたか?その、色んなことを考えて回り出したわけですけども
裕:そうですね、考えたわりには結構ノープランで。最初。とりあえずセットだけを決めて
貴:でもそのセット決めるのって、すごく色んな音楽の影響を受けてるでしょ?ジャンルも問わず。中田さんって。曲選ぶのも大変なことなかった?
裕:大変でしたね。とりあえず歌いたい曲を50〜60曲ぐらい決めて
貴:50〜60曲もあったの?
裕:でまぁ、うちのギターのやっちんが結構パソコン得意なんで譜面とか作ってくれるんですよね。歌詞とか
貴:へぇー
裕:いっぱい準備してもらって、キーボードのYANCYさんって、サポートをいつもやってもらってる方とリハをやってですね。どの曲をやろうか、どんなアレンジでやろうかっていうのを打ち合わせして。大変でしたね、曲選びがね
貴:東京の方のセットリストは見せていただいたんですけれども、安全地帯とかオリジナルラブとかCHAGE&ASKAとか、今までよく影響を受けてきたというお話をされてきたアーティストでもありますけれども。あと沢田研二さん。前にライブ行った時も「勝手にしやがれ」かな?やっていたのを見させていただいたような気がするんですけど
裕:あー、やってましたね椿屋で
貴:ねぇ?今回も「時の過ぎゆくままに」とか、あと違う所では「カサブランカダンディ」とかもやってたりしたでしょ?
裕:やりました
貴:ねぇ?私、必死になってドキュメント映像の細かーいとこ見て(笑)ちらっと映るじゃないですか、セットリストが。あれを一生懸命止めて見たり。「あ、東京と違うんだ」って。私、東京見に行けなかったんですけど。じゃあ場所場所によって違う曲やったりとか
裕:そうですね。歌本みたいなのがあって、常に30〜40曲ぐらいあったんで、ランダムに選ぶ時間、ここは毎日日替わりでやろう、とかそういうとこは毎日替えてましたね。EXILE歌ったりとか。東京はEXILEやった
貴:そう!EXILEやったんだってね。ものっすごい意外なんだけど、それは
裕:そうそう「Ti Amo」
貴:「Ti Amo」やったんだよねぇ。ふーん…じゃあもう本当に新しい曲も自分が聞いてきた曲も椿屋も全部混ぜて、って感じ?
裕:そうですね、椿屋はちょっとだけしかやってないですね。殆ど人の曲とそれ用のオリジナルの曲をやった感じですかね

貴:何の発見がありました?やってみて
裕:もう色んな発見だらけで、毎日。まず勝手が違い過ぎて、椿屋のライブと。緊張するし。で、あと間があるんですよね。楽器少ないからシーンとする時間がたくさんあるんですけど、そこをどうやって埋めるかとかね。MCで埋めたり、変な小芝居やったりしてたんですけど。まぁだからそういうすごい新しい発見というか、こういうこともやんなきゃいけないんだ、こういうこともやんなきゃいけないんだっていう
貴:自然にメンバーに頼ってたり、メンバーと役割分担をしてた部分がすごく見えてきたっていうのは?
裕:見えましたね。いかに楽してたか、っていうか。楽してるつもりはなかったんですけど、ソロの人って凄いなっていうか。
貴:だって、ギターの一弦の一音がブワー響いて、もうそれだけだもんね。それ、バンドとかなり違う部分でもあるよね
裕:そうなんですよ。ミスもね、そのまま晒されますからね
貴:あと、ボーカリストとしてやる前に考えてたこと?このツアーをやる前に。それからやってみて感じたこと、色々あったと思うんですけど
裕:ありましたねー。本当に自分の歌ともの凄い近い距離で向き合うってことがあんまりなかったので。ここ何年間も。だから自分の歌いグセだとか色んな自分の声に対しても発見があったし。ここがダメだな、とかね
貴:ふーん
裕:人の曲を歌うと逆に良さがわかったりする。あー、俺の得意な高さってこの辺かぁ、とか
貴:こういうメロディラインとか、こういう風に音飛んだりするといい声出るんだ、とかあるんだね。自分で作ってるから、いつもは。人の曲を歌う新鮮さ、みたいなのは?
裕:ありましたね。だからねー、これから作曲方法もやっぱり変わってきそうな感じしますし
貴:じゃあ、それを椿屋四重奏にライブもだし、楽曲、作詞作曲者としてもシンガーとしても持って来られるお土産がいっぱいあった、っていう
裕:もーう、すんごいお土産の数ですよ
貴:重いなー、みたいな
裕:東京帰ってこれねぇ!みたいになりましたけど
貴:今回ドキュメンタリー映像も入ってるので。もう本当に重たい荷物持ちながらね(笑)回ってるのを
裕:(笑)それ、リアルに重たい荷物持ってる映像がありますけど
貴:アハハハハ。それもあったし、なかなか体調的にも厳しいこともありながら回ってたんだね。私、全然知らなかったので
裕:ありましたよー
貴:あー、なかなか厳しかったんだなーっていうのも
裕:すっごい大変でしたよ。喘息がね、すっごい出ちゃって
貴:ねぇ。なのにステージではあんなに声出るのね
裕:もう、気合いだけですよ。意地と
貴:だってすごい詰まったじゃない、あのスケジュールって
裕:そうですね。レコーディングもしながらですからね
貴:え、今回のアルバムのレコーディングをしてたの?あの合間に?
裕:合間にやってた
貴:あの状況の中で?
裕:フフフフ
貴:その精神力はどっから出てくるの?
裕:いやー…でも、やるしかないっていうか。逃げられないんで、絶対
貴:そういう時の方が自分でも訳わかんないような力が出てくるとか
裕:そうですね。限界を超えられましたね。俺、限界まだまだ先にあるなっていうのが見えたのも良かったですし

貴:今回のアルバムはもちろん椿屋四重奏のアルバムなんですけれども、その初回限定盤にソロのライブ映像と音源がついてて…面白いね
裕:何でだよ、って感じですけど
貴:最後に本人が突っ込んでたけどね。何でこれがつくんだろう?って
裕:だって俺もはてなマークだったんですよ、結構。普通、何かバンドのねライブ映像とかPVとかを、ねぇ?
貴:もしドキュメントでも、レコーディング風景とか
裕:そうそうそう
貴:ライブのドキュメントとかつくのはわかりますけど
裕:でね、ブーブー文句言ったんですけどね。いや、だから特典だから、って。特典だから普通にそういう無難なのをつけるよりかはSONG COMPOSITEってあんまり見れない人がすごい多かったんですよね。チケット結構売れちゃって
貴:即完だったもんねー、どこも
裕:そうなんですね。で、全然そんな思ってなかったんで、うわーっって感じだったんですけど。嬉しいなーって。で、まぁそういう人たちのために「僕こういう事やりましたよ」っていうのをそのまま封印しておくのは勿体ないんで、せっかくだからつけちゃいましょうかー、みたいな感じで。俺はでも、ちょっと申し訳なく未だに思ってますよ。もっとメンバー見たいですよね、本当は。俺ばっかりごめんね、みたいな
貴:(笑)いえいえ、両方見たいですよ。またそれはそれで、きっとライブの映像とかも出してもらえると嬉しいし。あと、おまけでプレゼント、って話されてたじゃないですか。やっぱりそれはすごく思うし、仰ってたように見に行けなかった人多いし。あの、この番組で私言ってたんですけど、今年上半期の一番悔しかったこと、心残りはSONG COMPOSITEの日に仕事が入ったことだったんですよ
裕:うわー
貴:もう、ラインマーカー引いて空けてたわけですよ。私個人的にはね。むっちゃ楽しみにしてて
裕:そうなんですか、あー
貴:で、行けなかったっていうのがあったから、特典になるっていった時にもう放送を通して「やった!」って言いましたから
裕:ホントですか。言ってしまいました?あー良かった
貴:このイライラ感が治まるかも、って中田さんがその中で仰ってたように、そう思ったファンの方はきっと全国に多いんじゃないかな、と
裕:ですかね。だったら救われますけど(笑)
貴:楽しい映像がついているので
裕:そうですね。見ごたえはあると思いますよ
貴:あると思います。アルバムを買うのだったら、皆さん是非ですね初回限定盤を買っていただきたいと思います
裕:お願いします

貴:さて、今回は何度も言っておりますけれども8月19日リリースの新しいアルバム「CARNIVAL」を持ってきていだたきました。まずはですね、1曲聴いていただきたいと思います。ラジオネーム・トミーさんなんですけれども
裕:ほぅほぅ
貴:椿屋四重奏のアルバム「CARNIVAL」がやっと8月19日に出るのですが、その中の1曲をかけてください。最近のライブで初めて聞いて胸が震えた曲です。椿屋の新境地とも言えるので、たくさんの人に聞いてほしいです、とこの曲にリクエストをいただきました。それでは中田さんの方から紹介してください
裕:はい。聞いてください。「CARNIVAL」リードトラックにもなってます「シンデレラ」

♪シンデレラ

貴:お送りしたのは新しいアルバム「CARNIVAL」に入っています、そしてリクエストもいただきました「シンデレラ」お届けしました。今回も全部作詞作曲プロデュース、中田さんご本人ということなんですけれども。まずタイトルの「CARNIVAL」、これは最初から浮かんでたんですか?途中で?
裕:えっとー「CARNIVAL」的な映像のイメージはあったんですけど。サーカスがあって、とか猛獣使いがいて、とか。そういう何か…ピエロがいて、とか何となくそういう絵でイメージはあったんですけど「CARNIVAL」っていうタイトルはほとんどレコーディングの終りの方でつけましたね
貴:へぇー。で、もうこれに決まり!という
裕:はい
貴:曲順とかは悩んだりした方ですか?
裕:曲順はもう、もの凄いすんなりきましたね、今回は。何かね、ライブをやってるようなイメージで自分の頭の中で再生していったんですよね。そうしたらもうこの流れになりましたね
貴:でも確かに「別世界」で出て「夜の行方」で終わるっていうのはもの凄い綺麗にストーリー性があるような感じしますけど
裕:そうですね。でもこの2曲がなかったら、ただのバラバラアルバムですよ

貴:そのね…このサウンドをわけて聞くのと、上手く言えないんだけど、声と歌詞の部分に浸る時と、その鳴ってるアレンジだったりサウンドを聞くのと含めて聞くのでは、すごい椿屋って変わるのね
裕:あぁー
貴:雰囲気的にね。すごい楽しむことができて、色んなタイプの曲が入ってますね
裕:(笑)ちょっとバラバラですけどね、ホントに
貴:でもこれを中田さんの声で歌って、椿屋四重奏が演奏すると椿屋の音になるところが、まとまるところが凄いよね。だって、普通にやったらバラバラになるよ。ホントに
裕:キャラクター変えないといけないんですよ、毎曲毎曲
貴:うんうん。主人公も違うし
裕:主人公違うんですよね
貴:あんまりジャンルでくくるっていう言い方は好きじゃないんですけど、もしくくったとしてもすごく難しくなるし
裕:そうですね。何て言っていいのか、自分でもわかんないですけどね
貴:1曲だけで好きになって、他聞いたらビックリするっていうのもあるかもしれないし
裕:「フィナーレ」みたいな曲聞いた後に「僕にとっての君」っていうすんげぇアコースティックな曲あるんですよ
貴:このギャップ何?っていう。でもこのギャップも悩まなかったってことですね
裕:いやー、悩まなかった。逆にそこを打ち出して行こうっていうアルバムでしたね、今回
貴:でも、候補はたくさんあったんですね。作る時に
裕:ありました。これ以外にも何十曲もありましたんで、だから結構泣く泣く入れられなかった曲達もいるし。それはまた次のアルバムでも使って、またその次のアルバムでも使えるくらいの曲数がまだストックありますけど

貴:先ほどそのソロでライブを回ったということだったんですけれども、「CARNIVAL」を作ってみてその影響があらわれてるなーっていうのはどういうことで?今回のアルバムの中には
裕:あー、そうですね…あのー色んな面で影響あるんですけど、何て言うかな感情表現ですね、歌う時の。それがCOMPOSITEはホントに超シンプルな編成でやってたんで、そこが上手く抑揚とかね、そういうのが上手く緩急つけられないとなかなか表現しきれないんですよ。歌がもう名曲すぎて。それありきの歌で。だからねー、そういう部分はやっぱり意識しましたね。歌う時とかね
貴:じゃあ作詞作曲プロデュースだけじゃなくて、ボーカリストとしての部分がより強く
裕:そうですね
貴:いつももうもちろん強く意識してたとは思うんですけども、より細かくというか、意識した部分はあるかもしれない?
裕:そうですね、ありますね

貴:私の自分の好きな曲をかける「Love New!」というコーナーがこの番組にありまして、その時に「CRAZY ABOUT YOU」まぁどの曲も好きなんですけど、その日の気分で「CRAZY ABOUT YOU」を選ばせていただいたんですがね、中田さんご本人が曲の解説を送っていただきまして。
裕:あ、そうですね
貴:番組始まって2年半、初めてです!
裕:(笑)
貴:「Love New!」のコーナーに作者が直々に「この曲はこういう思いで作って…」っていうのを書いて送って頂いて。嬉しかったです、もう本当に
裕:(笑)そうですか
貴:でも、私ももちろん歌詞も読みこんでこれを選んだんですけれども、全然性悪の女だと思ってなかったんですよ
裕:あ、そうなんですか?
貴:あのコメントに性悪の女、性悪の女って書いてあったじゃないですか。あれ、もの凄くすんなり自分の中には入ってきてて。あぁ女性を理解してくれる男性がいるって幸せな歌だなー、って。後からアルバムの資料読んで「振り回されるかわいい男性」って書いてあって、全然かわいい男性に思わなくって。もう想像って怖いもんですけれど
裕:そうですね
貴:女側から見るから、すごく優しくて、こんな風に理解してくれる人が近くにいてくれて、それが異性だったとしたら素晴らしいなぁーって思って。事務所の社長さんが泣いたって仰ってましたけども
裕:はい
貴:私もグッと来て
裕:あ、そうなんですか?へぇー
貴:泣きそうになったんですよね
裕:あ、ホントですか
貴:泣きそうになった意味は社長さんと違うかもしれないけどね(笑)
裕:そうかもしれないですね(笑)
貴:社長さんはどういう意味で泣きそうになったんでしょうね?
裕:いや、何かね「こういう曲書いてくれたんだ!」みたいな意味で泣いてましたけど。別に涙出るような曲じゃないんですけどね(笑)
貴:(笑)本人にしかわからないところがあるんでしょうね
裕:わかんないです、はい
貴:「何でこの曲で泣くねん!」みたいな
裕:俺、すげぇチャラい曲書こうと思って書いたんですけど
貴:そう。頂いたやつもとにかくチャラさが、ここ重要って書いてあったんで、えっチャラかったんだー、みたいな
裕:そんなに深く伝わるとは思ってませんでした
貴:でも音楽ってそうですね。その本人が色んな体験で妄想を広げられる。椿屋の曲はそこがいいんじゃないですかね
裕:でも、本人の思いの強い曲はあんまりいいって言ってくれなかったり。それがまたイラつくんです
貴:(笑)そのズレが、でしょ?
裕:(笑)はい
貴:これ永遠に続くんだよねー
裕:永遠に続くんでしょうね、これね
貴:スタッフとも合わないでしょ?本人がこれ、って言うのとスタッフが言うのと
裕:うーん…
貴:メンバーとはどうですか?
裕:メンバーはやっぱり。メンバーが違ってたらもう解散してますけど、早いうちに
貴:じゃあ聞いておこう。一番本人的にこのアルバムの中でこれが一番好きだぞっていう、個人的にできた時にやったぜと思ったのはどれだったりするんですか?
裕:「シンデレラ」もそうだし、でも俺やっぱり「アンブレラ」がやっぱり好きですね
貴:それはうちのスタッフみんな全員好きです
裕:あ、良かった。意思の疎通が図れました
貴:そこはもちろん、いいよねーいいよねーいいよねーっていうのは。良かった、そこは
裕:俺も良かった。今ホッとしてますけど

貴:さて番組ではですね、現在「MIX UP SUMMER」と題してリスナーの皆さんに夏の思い出とか夏にまつわる曲のリクエストを募集してるんですけれども、今回はこのアルバムの中から夏にピッタリな曲っていうことで選んでいただきました。それでは中田裕二さん紹介してください
裕:はい、聞いてください。「太陽の焼け跡」

♪太陽の焼け跡

貴:お送りしたのは新しいアルバム「CARNIVAL」に入っています「太陽の焼け跡」聞いていただきました。これが夏にピッタリ、と
裕:多分アルバムの中で最も暑苦しい曲っていうことで
貴:暑苦しい(笑)濃いっていう意味では全部濃いですよね
裕:まぁそうですよねー、ええ
貴:まぁ「太陽」という言葉も入ってますしね
裕:熱を感じる曲なんじゃないかと
貴:で、また違う季節に聞いたら全然違う感じで聞ける曲な感じもしますけれども
裕:そうですね。あんまり冬には聞きたくない(笑)
貴:今の季節にピッタリなのかなー
裕:そうですね、はい

貴:MIX UP SUMMERということで何か夏にまつわる思い出?ちっちゃい頃の話でもいいですし、夏フェスの思い出でも何でもいいんですけれども、浮かぶものはありますか?
裕:夏は僕はね本当に嫌いでですね
貴:うんうん、嫌いそうだよね
裕:いい思い出とかあんまり…まぁないことはないけど、あんまりないんですけど
貴:あんまり太陽の下で暑いのがすごく好きそうな風に見えないよね
裕:でも見た目ちょっと黒いから、好きそうとは思われがちなんですけど本当はすごくダメで。でもね、今年の夏フェス、ROCK IN JAPAN出させてもらったんですけど、結構楽しかったです
貴:お天気にも恵まれたそうで
裕:そうなんです。天気は良くって、かつ涼しくてですね。風がすごいひんやりしてて
貴:それ最高じゃない、夏フェスとしては
裕:快適でした。で、俺たちトップバッターだったから、終わって早々もうお酒呑んで
貴:あーいいなー
裕:もうダラーッとしてですね
貴:あの、やる時にはミュージシャンなんだけど、夏フェスの素晴らしいところは終わったら一音楽ファンに戻れるっていうところだもんね
裕:そうですね。ただあんまり音楽聞いてなかったかも(笑)呑んで食って。いっぱい食べ放題なんですよ。めちゃくちゃ食えるんですね
貴:やっぱ遠くに音流れてても気持ちいいでしょ?
裕:あ、いいですね
貴:食べ物を買いに行った時とかに流れてるあの感じとかも
裕:いいですね
貴:夏フェスならではのね
裕:満喫しちゃいましたけども

貴:さて、今後なんですけれども9月12日大阪BIG CATから椿屋四重奏のツアー「CARNIVAL」が始まるんですけれども、12月20日赤坂ブリッツ、このTBSのすぐ側にありますけども赤坂ブリッツまで続くということで。今回のツアーはじゃあアルバムの曲中心?
裕:そうですね。もう本当にこのアルバムはツアー含めて、セットでこのアルバムなんですよね
貴:ふーん…ん?(笑)
裕:(笑)あのー…ツアーで完結する、という
貴:うんうんうん
裕:このアルバムの世界観が
貴:CDだけじゃなくって
裕:そうですね
貴:生で演奏してツアーをやって。そうか、でもタイトルもそうだもんね
裕:そうなんですよ。やっぱり実際のカーニバルを起こしていかなきゃいけないんで
貴:あー、そっかそっか。じゃあもう本当にお祭りが終わるのはツアーが終わった時?
裕:そうですね
貴:それが「CARNIVAL」の終り、ということで。ということで今夜は椿屋四重奏中田裕二さんに来ていただきましたけれども、今日は本当にどうもありがとうございました
裕:ありがとうございました
貴:リスナーの皆さんに一言
裕:はい。えー現時点ではですね最高傑作の「CARNIVAL」出来ましたんでね、こちら聞いてもらってライブ、実際のカーニバルに来ていただけると嬉しいなと思っております。これからも宜しくお願いいたします
貴:よろしくお願いします。それでは曲の方紹介してください
裕:はい、じゃあ聞いてください。「CARNIVAL」から「LOVE CREATURES」

♪LOVE CREATURES

貴:ギターとピアノだけで回ったソロのライブ「SONG COMPOSITE」体力的な部分も含めて限界の限界の限界を超えた、ということだったんですけれども、何かそれによってすごくボーカリストとして色んなもの得られたんじゃないのかなー、と思って。どういう形で今後椿屋四重奏に、そしてボーカリスト中田裕二さんにそれが返って形になっていくのかっていうのがものすごーく楽しみになりました。他にもですね、南佳孝さんの「モンローウォーク」とか竹内まりやさんの「駅」とか…「シルエットロマンス」とか皆さんがすごくよく知ってる曲とかもカバーされてて、見に行きたかったぁと改めて思うんですけれども。私との共通の好きなアーティストのTHE YELLOW MONKEYの曲はやらなかったのね、って何気に曲の間に聞いてたんですけども、いやイエモンの曲をピアノとギターでやるのはかなりアレンジ的に難しいものがある、っていう風に仰ってたんですけれども、いつかTHE YELLOW MONKEYの曲を中田裕二さんの声で聞きたいなー、なんて個人的には思いました。また「SONG COMPOSITE」シリーズもやっていただきたいですね。